電子書籍のコンテンツについて~講談社編~

販売方針

電子書籍は読書の手段のひとつとして考えられており、電子書籍であるからといって、すでに同日発売されている作品の販売を印刷書籍より遅らせたりするということは基本的にしない。

配信頻度

電子書籍市場でもっとも活発な出版社の一つ。原則的にどこの電子書籍店にも同じ日に提供する(※)。印刷書籍との同日販売にも積極的である。
※例外もいくつかある。eBookJapanでの野田ともうしますなど

価格

印刷書籍よりほんの少し割安程度であることが殆ど。最近多数刊行が始まっているマンガ雑誌は付録の有無を問わず基本定価での発売

収録内容

カバー裏などのマンガ原稿以外の部分はほぼ間違いなくつかない。これは、電子書店側にお願いしてもなかなか実現しない部分と言って良い。ただ、時々期間限定版と銘打ち特別なコンテンツを付加することがある。

キャンペーン

夏電書、冬電書といったキャンペーンをよく行う。これも基本どこの電子書店でも分け隔てなく。

画質

コンテンツのタイプは最低でも2種類ある。
□少年マンガ系
進撃の巨人など少年マガジン系がカテゴライズされる。完全にデジタルデータから起こした印象が強く、良く言えば鮮明で画質が良く見え、悪く言えば紙の風合いがない印象を受ける
□少女マンガ系
ちはやふるなど少女漫画、女性誌などがカテゴライズされる。スキャンした印象が強く、良く言えば紙の風合いが残っていて、悪く言えばごちゃごちゃして画質が悪いような印象を受ける

データサイズ

最近は基本的にeBookJapanとそれ以外で分かれているといっても過言ではない。最近はeBookJapanの方が量が多めになる。雑誌とコミックでデータサイズが異なり雑誌の方がクオリティが高く雑誌で見た方が単行本よりいいという、印刷書籍と逆転現象を引き起こしてい…たが最近刊行されているものは雑誌と同水準のデータサイズとなっている。雑誌別冊少年マガジンにおけるデータサイズはeBookJapanでおよそ660MB/960Page、その他は約3分の1となっている。これが一番極端な事例。
データの内容については出版社主導のため同じ。

買うなら

最近はeBookJapanのデータ量が多く、その分画像の鮮明さも上なのでおすすめ但し、サイズがあまりに大きいことがあるのでWi-Fiによる通信を推奨。ほかがよい場合には、特に大きな差は見受けられない。講談社の作品を中心に買う人は自分にあった画質の買える店を基準に選ぶのが良いだろう。

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