電子書籍のコンテンツについて~集英社編~

販売方針

印刷書籍の販売が最優先。電子版は1巻無料など大々的に試し読み企画が多い。店舗間での差はほとんどつけない。まだ試験的な対応が多く特に週刊少年ジャンプの売り方には困っているユーザも多い。

配信頻度

印刷書籍の配信と同タイミング(JCだったら月初など)だが「基本数か月遅れ」で配信される。それ以外の時には週に1度のペースで過去の作品を刊行することが多い。
2014年6月、価格改定の折、これまで必ず「次の巻が出るまで」だったり「数か月遅れ」が基本だった刊行間隔だったが、一部の作品に限り同日発売になることがある。ただ、これは戦略的な意味が強く週刊少年ジャンプのデジタル版配信と同様に確定ではないケースが多い。話題性が高くすぐに売り切れていわゆる難民がでそうな巻や作品は発売日の差が少なくなりやすい。
電子書店間でいわゆる「先行配信」のような対応を行うようなことは基本しない。

価格

印刷書籍よりも安価に設定されている。

収録内容

電子版限定の特別編成やカバーの収録などは基本行わないが、カラー版を積極的にリリースしている。色付けのクオリティは高い方なのでどちらを買うかで迷っているならばカラー版の方が良い。

キャンペーン

講談社同様定期的にセールを多くの書店と同時展開で行う。同社作品のキングダムで一定の成功を収めて以降長期連載作品の数巻分無料試し読みキャンペーンを積極的に行う。

画質

コミック版のデータサイズは大体Kindleで200KB/page。画質のランクも製本内容もどこの書店で買っても読書体験はあまり変わらない。雑誌に関しては直近に発売された週刊少年ジャンプ27号が、
eBookJapanで180MB/450Page
Kindleで92MB/450Page
講談社同様、eBookJapanとKindleその他で品質は区別される(電子化の版元の関係で)

買うなら

コミックにおいては大きな差がないので扱いが便利な書店を選ぶのがいいだろう。

番外編

・YJCの「干物妹!うまるちゃん」第3巻にはカバー下のコンテンツ「着せ替え、うまるちゃん」が巻末に収録されている。集英社としては珍しいアクション。まぁもともと集英社のコンテンツにカバー下があるものが少ないのですけれど…

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