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朗読会

とあるところで
稲垣足穂の朗読会があると
誘ってもらい行った。

ここで以前書いたけど
よくないかなと 
消した件を別の思いがうまれたので
再度投稿です☆

数十年前にバンドのイベントで 
足穂の朗読をしようとなり
私は歌担当だったのでやった。

結局バンドはうまくいかず
解散したし
リーダーの意向上
再結成もしない。

曲をボランティアしたくないと
いうことで。。  

みんな大人になっていて
クセも強くなかったら
懐しくて集まって
時間見つけてライブを
したでしょう。

ないので
いい思い出と
私の中で整理された。

朗読は楽しかった大事な思い出。

そのバンド時代
お世話になった人が
それを結構気に入ってくれていて

朗読やってーと近年
集まりの時に言ってくださったり
していた。

最近になり
若い女性が足穂マニアで
普段も朗読をやっているらしく

お世話になっていた人は

彼女に朗読を
やってもらう会を開いた。
 
私はお声をかけてもらい 
行きました。

著作権の権利もないけど
朗読やったのは
大事な思い出で当時は
私達だけだった。

なので
最初は思い出を壊されちゃうと
思ったけど

その女性がするのを
見てもいいかもな 
見てみたいと心は
変わっていった。

以前会った時にとても
ツンツンしていて
年配のかたのことも
痛烈に批判するような
言動もしていたし

とてもとんがった人だなあと
印象が悪かった。

でも
朗読会では
おもてなしをきっちり
してくれて
 
飲み物などの
対応もしてくれていた。

全然印象が変わった。

すごくとんがってるから
とてつもない表現で
朗読するのだろうな。

お世話になったかたは
飛び入りで
その彼女とコラボを
してはどう?と言ってきた。

気を使ってるなあ。
そういうのいいからー。

丁重にお断りした。

数十年前の話で
足穂愛もそれほどない。

練習もしていない。
突然やっても対応できるほど
私はぶっとんでいない。

かなりの責任を負ったら
ものすごい練習して
やるかもだけど。。
私はそういう人間。

朗読がはじまった。
話し方が少しオタクっぽい感じの人。
個性的。

途中まちがったりしていたけど
それも生ライブのよさ。
緊張してるんだろうな。。
彼女との距離が近くなった感じだった。

聞いているうちに
記憶がかえってきた。

この足穂の言葉のチョイスとか
表現が好きだったなあ。

楽しんで
リーダーともりあがっていた事も
ほはえましく思い出された。

足穂覚えてないと思っていたけど
わーっと思い出した。

この人
思い出させてくれたね。

もっととんがっていて
ぶっとんだ読み方するかと
思ったけど
結構一般的だった。

後で
子供さんにも聞いてもらいたいと
言っていたので
優しくクセなく 
読んでいるのかなと感じた。 

でも
子供はあきちゃうから
インパクトはいるかもと
あとから思ったりしたけど。

私は
なんかなつかしいような気持ちと
後世の人にがんばってもらいたいと
感じていた。

お世話になった人が
第一部後は
ダメ出ししたと言っていた。

それ今もやるんかー💦
私達バンドにもダメ出ししてたよね、、

あれ男の子たち嫌がってたよー。
こわいおっさんきたでーって。

結構演奏できる面々だったので
説教嫌だったのだろうなと 
それも思い出した。

時間がたって
それぞれの気持ちがわかる場合って
あるんだねー。

ダメだしされその子は
顔を少し赤らめて
私緊張をすごくするし
人見知りもするので。。

でも何でも言ってくださいと
言っていた。

痛烈にそれこそ
ダメ出しする人もいた。

貴重な意見かもだけど

私はだんだんかわいそうに
なっていた。

みんなのまえでやる
あの緊張の空気。

少し下の世代は
ダメ出しされたら
赤面するし
心が折れちゃうんだよ。

私はおせっかいだったかな、
ヒヤヒヤしていた。

楽しんでいるのだから 
そこまで言わなくてもと。

間違っていたのも指摘されていた。

やるからには
ちゃんとせいという考え方と 

生の緊張感のリアル
失敗もあり!それも
面白いしまんまだから
それがかっこいいと
言う考え方。。私はこちらの感じ方。

昔バンドのリーダーが後者の
考え方だった。

演奏まちがっても
もう一回やります!って
それが
かっこいいんよ!ってね。

当時は
そんなんゆるすぎて
なあなあで私は嫌だわと
思っていたのも思い出した。

今の私は考え方が 
いつの間にか
変わっていたのだった。

それにも驚いた。  

朗読の彼女は
どこか少年ぽい
雰囲気で服装もそうで


私は昔
彼女までではなかったけど
ショートカットだったり
ショートボブで

性格も男の子みたいだった。
昔の自分を少し思い出した。


劇団それもアングラな
ところに入ったら 
この人世界広がるかもなあとも
感じた。

とにかく
読むうまさじゃなく
インパクトだったり

おどかすくらいの
クセ強めで

たたづまいや
話し方が個性的だから
全面的にそれを出していってほしいと
だけ意見を求められたから言った。

別にダメ出しなんて
いらないと思う。

自分で気づくことが
大事だから。

若い人のいつも
優しい空気感
私は好きなんです。

年下嫌いで
苦手だった私が
そんなこと。

そこも驚いた。

その人には
自己満にはならないように
つっきってほしい
自由に世界を広げて  
いってほしいと思いました。

私が発言した時
お世話になった人は 
苦い顔をしていたけど

なんでじゃ。
私は女あるあるの

私がさきにやってんからねーは
ないですよ。

そんなの
足穂の世界に失礼だ。

一千一秒物語。
稲垣足穂の
初めての作品。

私達は
それにほれて盛り上がっていた。

これだーって 
朗読を聞きながら
すごいスピードで
その頃の自分に戻っていました。

思い出させてくれて
感謝な時間でした。

一千一秒物語
もう一回読もうと思いました。 
 


















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