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181109 蔓餃苑に行けないのは悔しいですが、レシピ本をもとに家で作った餃子も十分旨いから満足です。

皆さん、「蔓餃苑」というお店をご存知でしょうか。グルメ有名人のブログとかでよく出てくるのですが、荻窪にある「会員制高級紳士餃子」を名乗る餃子専門店。

会員制ということなので飛び込みでは行けないのですが、「マンボミュージシャンでグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロース」であるオーナーのパラダイス山元氏が一日一組限定で餃子を振る舞う特別なお店でございます。

で、この蔓餃苑で供される餃子というのが、どれも普通の餃子の概念をぶっ壊してます。

(雲丹イクラ餃子)

(合鴨餃子)

(雲丹チキン餃子)

これ全部餃子なんですよ。(すべて https://lineblog.me/fallindebu から拝借)

で、どうしてもこれ食べてみたいじゃないですか。でも、そう簡単には食べに行けないじゃないですか。では一体どうすればいいのか。

そう、作ればいいんですよ。自分で。
そして、この蔓餃苑の餃子レパートリーの粗方のレシピは実は本になって公開されています。

こういう本がありまして。何冊かあるパラダイス山元さんの餃子本のうちの1つです。

本書のなかではベーシックな餃子から、海老勃ち餃子やイチゴもつあん餃子など蔓餃苑の代名詞とも言える変わりダネまで、全50種類の餃子レシピが収録されています。

まあレシピは分かってもかなり難易度が高いものもあるんですがね。そのなかで、確実に上手く自分でも作れるのは、やっぱりベーシックな餃子。

以前に変わりダネ系もいくつか試しに作ったことがありますが、今回は久しぶりにベーシックな餃子をこの本のレシピで作ったのでご紹介。

まずは、野菜です。使うのは、キャベツ、セロリ、葱、ニラ。本の中では椎茸も使うのですが、あいにく椎茸を切らしていたので今回は椎茸なし。

とにかくどれも細かく切ります。どうせ混ぜるから切り方は気にするなというのがパラダイス山元氏の教え。ということで適当に細かくします。

で、次は肉。この餃子の一番の特徴は、ひき肉を使わないこと。豚肩ロースと豚バラを自分でチョップして使います。これがなかなかジューシーに仕上がって旨いのです。

それぞれ包丁でパンパン叩いて細かくします。
で、あとは野菜と肉をミックスするのみですが、まずは肉に下味をつけましょう。

ごま油や砂糖などでかなり濃いめに味付けします。でも、たっぷりの野菜と混ぜてしまうので、食べる頃には丁度いい具合に味が落ち着きます。

野菜と馴染むようにとにかく混ぜる。今回は葱がたくさん余ってたので、ちょいと葱を多めにしたらだいぶ野菜比率が上がりましたが、まあ大丈夫です。

このあとは、もう包む包む。本来は皮もお手製の方がいいのでしょうが、さすがに時間がないので省略。でも、幾多の皮を試して、これだ!というものを使います。

(https://delicious2017.wordpress.com から拝借)

この皮は非常に包みやすく、かつモチモチ食感が市販品ながらちゃんと残ってる素晴らしいやつ。重宝してます。

さて、包み終わったら、さっそく焼きましょう。

まずは何もせずに冷たいフライパンの上に餃子をびっちり隙間なく並べます。並べ終わったらごま油を全体にまわしかけます。

中火くらいで火にかけ、餃子の底面に軽く焼き色がついたら、熱湯をシャーッと入れます。熱湯ですよ、水じゃダメです。水だとフライパン内の温度が下がっちゃいますので。

で、時折フライパンを揺らして焼き色を満遍なくつけたら、仕上げにもう一回ごま油をまわしかけて軽く揚げ焼き状態にして完成。

炊きたてのご飯を脇に添えたら、もう完璧な餃子定食。

ごま油でよく揚げ焼きにしたカリッとした底面と、モチモチの上部の皮。さらに、チョップした肉の存在感をしっかり感じるジューシーな具材。

これ家で食べるなら文句ありません。

とは言っても蔓餃苑、いつか行きたい!誰か連れてって!


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