崇韓に目覚めたボクが幼なじみを崇韓に目覚めさせるお話【2章】


さてkpopに興味を持たせることは無事できた。次はkpopアイドル自体に強い好感を持たせたい。
とはいえさほど難しくもないだろう。
何度も見てるはずなのに変わらず釘付けになっている由香を横目に見ながら考える。
DVDが終わったタイミングで声を掛ける。
「ねぇ由香。セジュンのインタビュー乗った雑誌あるけど見る?」
「え!?本当に!?見るみるー!」
セジュン。件のkpopアイドルのセンターにしてリーダーだ。
その端正な顔つきと引き締まった肉体、透き通るような声は数々の女子を虜にしている。本人のキャラとしては俺様系でそこがまた人気に繋がっているのだろう。
「えーと…これか。はい、貸してあげるよ」
「ありがとう!家に帰ってから読むね!」
その本にはセジュンのインタビューと半裸のグラビアが載っている。どこも直ぐに売り切れになったが僕は何とか手に入れる事ができた。
大事そうに鞄にしまう由香。その帰る足取りはウキウキとしており今にも鼻歌を歌いそうだ。

-side 由香-
「ただいまー」「おかえりー」
家に帰るやいなや自室へと入る。
理由はもちろん晶から借りた雑誌を見るためだ。
「はー……やっぱカッコいいなぁ」
インタビューでは自信満々に、ともすれば傲慢ささえ感じられるような内容だった。
その中でも特に目を引いたのは、
俺たちは日本のアイドルに曲でもパフォーマンスでも負けない
という部分だ。
確かに、とも思う。セジュンを知ってから余りjpopを聞かなくなった気がする。
そう考えながらページを捲ると、そこには半裸のセジュンがいた。
ちょっと驚いたがマジマジと見つめる。なるほど確かに自信を感じられる肉体だ。
ふと写真のセジュンと目が合った、ような気がした。どことなく見下されているような、でも決して不快ではなくそれどころか――
「んっ…」
思わず声が漏れる。我慢できずにショーツの上からクリトリスをいじる。程なくしてショーツが薄らと湿ってきた。ショーツの中に指を這わせようとして
「お姉ーちゃん!ご飯できたよー!」
妹が呼ぶ声がしてハッとする。今行くー!と返事して慌てて部屋をでた。
―side out―

「おはよう」
翌日、学校で由香に声をかける。
「おはよー……」
眠そうな声で返事が返ってくる。由香はチラッとこちらをみて直ぐに机に突っ伏した。
「……?」
その時違和感を感じたような気がしたが……気のせいだろうか?


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