はじめまして 金継ぎ つくろふ です
ゴミを減らす仕組みが作りたく、ゴミというビックワードを因数分解し、自分にできるスキルと掛け合わせた結果、福岡市東区千早駅より徒歩4分にある自宅で金継ぎ教室をはじめました。
つくろふって?
つくろふ=繕う
はんなりした感じにしたかったので古文口調で末尾を「ふ」にしました。
調べるとハ行四段階活用などというキーワードが出てきました。懐かしい。
これがなんだったのかはもう思い出せないけど、高校時代を思い出して懐かしい。
繕ふ=補修したり整えたりすること
金継ぎという日本古来の伝統技法を通して、修繕が日常にある暮らしの楽しさをみなさんと一緒に共有できたらいいなと思っております。
私が金継ぎ教室をはじめた理由
私が金継ぎを始めたのは2019年。
まだ今年で5年ほどです。
まさか自分が5年後に金継ぎ教室を始めることになるなんて微塵も予感していませんでした。
突如ゴミや環境問題に興味がわく
2020年ごろ突如、環境問題に興味が湧き、とくに「ゴミ」に夢中になりました。どうして自分がこんなにゴミに興味があるのかが、自分でもわからなくて非常に苦しい時期でした。
とにかく、気持ちが向くまま。
なぜそれなのかは考えず、ひたすら点を作り続ける日々。
パニック発作
ゴミゴミ言い出した頃とほぼ同時にパニック発作を起こしてしまい、1ヶ月ほど入院してしまいました。世の中がコロナという未知のウィルスに出会ってしまい、これから一体どうなるんだろうという不安感もあったのかもしれません。
金継ぎで発作がおさまる
ある日、金継ぎで意識を集中することで、発作が起きにくくなることに気づき、毎日金継ぎしまくっていました。
家にある、2畳ほどの書斎を金継ぎ部屋にし、家族や友人から割れたり欠けた器を預かり、練習させてもらう。
まさに文字通り【病的に】金継ぎに日々取り組み、短期間でたくさんの量の器の修復を行い、そして数えきれない失敗を繰り返しました。
ですので、初心者の皆様にはかなり寄り添える講師である自信は満々です。
この経験が金継ぎ歴まだ5年そこそこですが教室をやってみようと思うきっかけになりました。
そしてゴミに話は戻ります。
このゴミはどこからやってきてどこに行くのか。
どうやったら減らせるのか。
減らす仕組みはどうやったら作れるのか。
もういても立ってもいられなくて、飛行機に乗ってゴミの街へ向かったり
学校行きたくない息子たちを休ませ、埋立地見学させてもらったり
用事もないのにゴミ処理場に足繁く通ったり(今思うと怪しいですね)
そのかいあってか、ご縁があり、福岡市東区にある臨海3Rステーションさんで、2022年晩秋より簡易金継ぎ講座を担当させていただいております。
ゴミというこのなんとも大きく抽象的でどうとでもとらえることのできるビックワードを「減らしたい」のですが、ビックワードすぎて、どう減らすの?何を減らすの?とよく聞かれます。
自分の目指すところは自分の中ではクリアなんだけれど、それを外に説明するときにすごく大変。
なのでこの「ゴミ」というビックワードを自分なりに因数分解して、自分ができるスキルや興味のある分野と掛け合わせた結果、「金継ぎ」という場所に辿り着きました。
因数分解して「金継ぎ」にたどり着いたのだから、今度は「金継ぎ」を展開すると「ゴミ」に辿り着かなければなりません。
これは、私が自分の金継ぎ教室をこれからどういうふうに運営していくのかの重要な軸になると思います。
こんな教室にしていきたい
金継ぎを通して、ものを大切にするマインドをみなさんと共有することで
これからの地球環境や、私たちの人生の豊かさなどについて一緒に考えていけるコミュニティになれたらいいなと思っています。
思い、情報、スキル、資源
いろんなものが循環するきっかけになれるHUB(ハブ)になりたいです。
金継ぎつくろふ
河東桂子
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