くるくるショップ
地元の方がゴミとしてだされたもので、リユースできるものを集めたショップ。その名もくるくるショップ。
今回の旅で、実際どのように機能しているのかを見てみたかったショップ。
自分の住む街にもこんなお店があったらいいな。
空き瓶で作った照明がかっこよかった。
砕いた食器のかっこいい床。
和風の食器が多かった。
左側の収納箱?タンス?これももしかしたら持ち帰っていいものかも。
だめかも。
店内奥に見える様々な建具を利用した壁面がおしゃれ。
この建具。
街の広報紙で呼びかけ集めたものだそうで、集まった数ざっと800。
なぜそんなに不要な建具が?
お家のリフォームや建具の取り替えなどで、不要になった建具。
みなさん大切に納屋に保管していたとのこと。
納屋があるのか。
もう使うことはないであろう古い建具をずっと保管していたなんて。
ものを大切にするその気持ちに拍手。
古い家の一部。
これまでの長い歴史。
思い出の集積。
私もなかなか捨てられないかもしれない。
そんな思い出いっぱいのもう使わない建具が
こうして新しい命を吹き込まれてまた活躍できるって素晴らしい。
我が家のゴミは誰かさんのお宝
割り箸などもありました笑
普段なくても困らないけれど、子供が工作に使いたい。と言い出した時には家に1本はあると便利な割り箸。
お店に入りきれなかったものは、外の棚に。
左下は、旅館等でよく見るキャンドルタイプの小鍋。
1人1台。いかがですか?
旅館か料亭で使われていたものでしょうか。
かなりの数ありました。
感想・まとめ
今回、上勝町で実際のくるくるショップをみて感じたことを率直に記します。
まず、上勝町をゼロウェイストベースで事前リサーチ。
出てくるサイト等がとてもおしゃれに仕上がっており、それをみて、街全体がおしゃれで活気に溢れた雰囲気なのだろうと、勝手に想像しておりましたが、実際はやはり地方の人口1500人ほどの集落。
街を少しドライブしてみても、ご高齢の方が作業されている姿をよく見かけ、若い方の姿はみなかった。(金曜日15時ごろ)
くるくるショップも、ぱっと見すごくおしゃれで心が踊りましたが、陳列されたものは紛れもなく不用品。
子供用のおもちゃなども、一体なん年前のだと思うものもちらほら。
そうなんです。私が勝手に変に期待を膨らませ、臨んだだけなんです。
リアル。
現実。
綺麗事じゃない。
必要に迫られた選択。
そんなものを感じました。
でも、このくるくるショップに並ぶリユース品。
年間500kg〜1トン(うる覚え)のものが持ち出されるそうです。
それだけの「ゴミ」を減らすことに成功しているということ。
人様のいらないもの。あ。それ欲しい!ってなることありますもんね。
この数字を聞いて、すごく心が明るくなりました。
上勝町がゼロウェイスト宣言を行い、そしてリサイクル率80%までに至るこれまでの経緯も聞かせていただきましたが、やはり大変だったようです。
だって、ゴミ処理は各家庭での野焼きが主だった町が、ゴミを45品目に分別する町になったんですから。
そりゃ、住人のみなさんからの反発もあったそう。
私たち見学者からすると、住人の皆さんがパパッとゴミを分別しながら捨てていかれる姿も興味津々でみてしまいますが、住人の皆さんからすると至極日常。
私はただの通りすがりの旅行者。
全容は見えてない。
自分がみたいものだけをみているかもしれない。
地球環境のために。
以前に、目の前の自分たちの生活環境のため。
というのが一番大きな分別の動機でしょう。
大まかに分別したゴミでも、毎週家のおもてに夜だしておけば、
朝になるとすっきり回収してもらえる我が家。
私は環境に興味があるから、分別も苦じゃないけれど、あまり興味のない人にとっては面倒臭いに違いない。
さて
どうすれば、みんなが楽しく地球環境に配慮した生活が送れるでしょうか。
楽しく。がポイントだな。
楽しくないと続かない。
スウェーデンのこのお店がとても素敵
くるくるショップを私の住む街でやってみる
ひとまず、やってみる!
やってみよう!
まずは場所探し。
おしゃれになる前の、上勝町のくるくるショップが素敵だったので
それについてはまたちょこちょこと。