念願のパッケージフリーマルシェ開催!
パッケージフリーマルシェ?
とは、私が数年間前からやりたいやりたいとつぶやいていた、量り売りでプラスチック包装ゴミを減らすというイベント。
自分家用に仕込んだ、味噌やその他の調味料を地域の皆様にお裾分けするイメージのマルシェ。
来場者には自宅から空き容器を持参してもらいます。
どうしてこれをしたかったのか
地域のゴミを減らしたかった。
特に調味料のプラパッケージを減らしたかった。
実際出品したもの
来場者数が未知数(全くこないかもしれないし、めっちゃくるかもしれないし)だったので、最悪自分達で買い取れる量のみを仕込むことにしましたが、仕込んでみるとそれぞれの品物で、キリのよい仕込み数(材料の容量的になど)があることに気づき、最終的にスパイスなどは予定の倍量(3キロ)仕込むことになりましたが、見事に完売。
味噌(合わせ・むぎ)
味噌は仕込んでから熟成に3ヶ月時間を要するので、ささっと作ることはできないけれど、マルシェでも大人気でした。
スーパーに売っているお味噌と比べると、決してお安いものではないけれどそのおいしさは格別です。
かえし
醤油・酒・味醂・お砂糖を一煮立ちさせて作る調味料。
家庭でも簡単に作れます♪
今回は、グリーンコープさんのリターナブル瓶を使用した調味料を使うことで、仕込みからパッケージフリーを実現できました。
ジンジャーシロップ
炭酸で割ればジンジャーエール。
ウォッカと炭酸でモスコミュール。
紅茶と合わせてホットジンジャーティー。
たくさんのスパイス(唐辛子も)が入ってて、奥行きのある味わいです。
スパイスが大好きなラボラトリーメンバー自信作。
大量に購入することでゴミ減らせた
仕込み用の生姜を買いに行った際、売り場に並べられた生姜を全部買い占めてしまうこといになりそうだったため、店員さんに「2キロ欲しいのですが」と問い合わせしたところ、バックヤードにあったまだ、小分けせず、立派な生姜。2キロの箱をしかも少しお安く譲ってもらえた。
ゴミも減らせたし節約できたしナイス。
ジンジャークッキー
前述のジンジャーシロップを作ったあとに出たスライス生姜を細かく刻んで作ったクッキー。何度も試作を繰り返し一番おいしいものを作りました♪
スパイスミックス
これは試作段階から本当に美味しくて、ラボラトリーメンバーもたくさん欲しいものだったので、仕込みも結構大量に。
たくさんのスパイスを使ってますが、中にはアクセント程度のものもあり、たくさん買ってしまうと余ってしまうため、バランスを見てこの仕込み量になりました。(3キロ)
グラノーラ
これは、私が自宅用に友人に教えてもらったレシピでよく作っていた物で、スパイスで使ったナッツなどを効率よく消費するために、今回出品しました。もちろん美味しかったので♪
甘味をメープルシロップでつけたので、お値段は決してお安いものではないですが、とってもおいしい。お砂糖や蜂蜜でも作ってみたけれどやっぱりメープルがおいしい。
でも、大容量のメープルシロップって頑丈なプラスチックボトルに入っているものばかりで・・・
ガラス瓶のものは少量なのでたくさん買わないといけないし。となるとガラス瓶のゴミが増えるし・・・メープルシロップの品質維持のために容器はプラスチックがいいのかな。調べてみます。
地域住民のバザーだからできたこと
今回のこのイベント。
地域住民のバザーとして開催したので、いろんな許可などのハードルが低く実施しやすかったところも多かった。
また、地域住民のバザーとしてではあっても
このようなイベントを定期開催すると、営業目的とみなされて保健所の許可が得にくくなるケースもあるとのこと。
地域のゴミを減らす。という最終ミッションのためには、定期開催がこのイベントの核でもあるため、ここはちょっと考えないといけないところです。
仕込みからパッケージフリー目指したかったが
例えばグラノーラで見ると、
私は個包装されたオートミールをたくさん買ってきて、
自宅でその包装を破き、
オイルとシロップとナッツとあえて
自宅のオーブンで小分けにして何度も焼きました。
これを工場で生産すると
オートミールは多分個包装されてないはず
オイルやシロップもおそらくタンクかなんかに大量に入ってるはず。
オーブンも一気に大量に焼けるでっかいものなはず。
それを個包装して、各家庭に届ける。
消費者である私たちが家庭で個包装を破き、ゴミとして捨てる。
私たちがマルシェでたどった道順のまさに反対なだけじゃん涙
いや。それをいってしまうと身も蓋もない。
グラノーラで仕込みからゴミを出さないためには
オートミールやナッツ、シロップやオイルを生産者のところへ出向き、ノンパッケージで譲ってもらうところから始めなければならない。
おお。
結構ハードル高い。
お気づきかもしれないですが・・・
ここまで読んでいただき、気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが
生産から消費までを考えたときに、一番ゴミが出ない方法はおそらく
大手の業者さんが作ったものを購入する。
もしくは
原材料を自分で育てる、または生産者のところまで出向き包装される前の状態のものを譲ってもらう。
ではないでしょうか。(そもそも「消費しない」はなしにして)
その大手の業者さんが廃棄を出さないことを意識した生産工程をとってくれたりすると、とてもいいですね。
定期開催したい
このイベントを1回限りのものとせず、小さくともちょこちょこと永く続くイベントにしたい。
主催者が私たちていねいにくらすラボラトリーではなくてもいい。
地域のいろんなコミュニティーの方々が、お裾分けの範囲を少し広げた感覚でこんな感じの地域量り売りイベントみたいなのしてもらえると嬉しいな。
究極、お店が地域に欲しいけれど、お店となると家賃や光熱費、人件費や売上やら。色々と急に重たくなるのでそこは置いといて。
いつかはお店みたいな「場所」を持ちたい。
そんな気持ちはあるけれど、まだまだビジョンや覚悟が整っていません。
楽しく、美味しい先にゴミが減る仕組み。作りたいです。