創業11年目!会社の第二創業期としてのPHILOSOPHYアップグレードへの挑戦!〜プロジェクト責任者編〜
株式会社サーキュレーションでは、CIRCULATION PHILOSOPHYとして、当社が究極的に目指している姿を「VISION」、当社の輪郭をあらわす中心的な活動を「MISSION」、当社メンバーが体現すべき行動指針を「CIRCUIZM」、当社組織の 雰囲気や風土を「CULTURE」と定義しています。
このCIRCULATION PHILOSOPHYを創業から11年目を迎える2024年8月に以下のようにアップグレードしました。
CIRCUIZMは2019年以来5年ぶりのアップグレード、MISSIONは創業以来初のアップグレードとなりました。
CIRCUIZM(VALUE/行動指針)が決まり、CULTUREを決めている最中というホットなタイミングで、背景やプロジェクトの様子などをプロジェクトオーナーの代表取締役 社長 福田 悠、プロジェクトマネジャーの執行役員 HR 兼 広報担当 植田 未優にインタビューを実施しました。
創業1日目も10年後も軸となるもの
ーーサーキュレーションにとってのPHILOSOPHYの立ち位置や想いを教えてください!
福田:
サーキュレーションを創業する時からVISIONを含めPHILOSOPHYは会社の軸となっているものです。立ち位置的には会社の筋を通す一本の矢みたいなイメージでしょうか。それは創業1日目も、今日も、きっと10年後も変わらない存在であり、組織運営の「拠りどころ」だと思っています。
しかし、これまでもCIRCUIZMやCULTUREのみを変更してきたことはありましたが、MISSIONを変えたことはなかったという意味では、ここまで大規模な改修は初めての試みとなります。
ーーMISSIONをアップグレードしようと思ったのはどうしてでしょうか?
福田:
創業から10年が経ち、次の10年を迎えるために、より未来に向くためにPHILOSOPHYをアップグレードしようと思ったことが一番大きいです。
2023年4月に経営体制が変わってから、2、3ヶ月後にはアップグレードしようと構想はしていたので結構早いタイミングから考えていました。
新MISSION「新しい働く価値観を、よりはやく、人と経営になじませる」の作成ストーリー
ーーMISSIONアップグレードの背景を教えてください!
福田:
今回のプロジェクトには外部の有識者の方にも一部入っていただいきました。プロジェクト初期のタイミングで、旧MISSIONについて客観的にみてどうかという話も聞いたりしながら、第三者から見たときのサーキュレーションのMISSIONと、我々が実現したい中からの内発的な動機のミッションを合わせてこの言葉になりました。
もともと3つあった旧MISSIONを一つにするのかどうかや言葉の主語や述語の置き方までかなり議論を重ねました。MISSIONは創業以来、大切にしていたものなので、どのように変更するかについては複数回に渡り、経営チーム(当社内の部長以上)でワークショップをしながら議論を重ねました。
サーキュレーションにとってMISSIONは「当社の輪郭をあらわす中心的な活動」と定義しており、特にオーナーシップを持ち未来を創っていく責任のある経営チームで決定していこうと決めていましたね。その理由は、創業から10年が経ち、当時の創業メンバーも少なくなってきて、創業期以降にジョインし昇格した役員・部長が増えていました。これからのサーキュレーションの次世代を担っていく役員や部長と共に意思を持って決定したいと思っていました。
ーーMISSION「新しい働く価値観を、よりはやく、人と経営になじませる」のこだわりポイントを教えてください
福田:
「よりはやく」という言葉をこれまで無かったニュアンスとして追加しました。ゼロから何かを生み出していくというよりも、次の10年は今の仲間たちと当社にあるこれまでの資産を活かして、新しい働く価値観を広めていくフェーズとなります。それがこれまでの10年と違うところだと思うので、「より早く」という言葉を選択しました。
他にも、言葉の選択で最後までこだわった部分は、新しい「働く価値観」と「働き方」という部分です。副業やフリーランス業界の会社は、「働き方を変える」という表現を使われているところも多い印象ですが、当社は「価値観」というこだわりのある言葉にしています。それは、「働き方」と言うとどうしても個人の働き方を変えていく意味に近くなってしまいますが、「価値観」という言葉を使うことによって個人はもちろん、企業に対してのフリーランスを活用するという新しい価値観を創り、社会を変えていくという意味を含めています。創業当初から変わらず、サーキュレーションらしさとして大切に使っていきたい言葉です。
植田:
そうですね。そこも最後の最後まで悠さんと征人さん(※)と話し合った記憶があります。社会になじませるのか、人になじませるのか、経営になじませるのか。何度も議論を重ねました。あえて、人と経営等表現にせずとも、結局私たちは社会を変えたいのだから、社会でもいいのではという話にもなりましたが、今後会社成長に伴って様々な挑戦をしたとしとも、やはり私たちは経営に対しての課題解決をしていくことが一番大事にしていきたいことであることを強調したく、人と経営になじませるというMISSIONで決定しました。
※代表取締役副社長 山口 征人
メンバーとともにCIRCUIZMをアップグレード
ーーCIRCUIZM、CULTUREのアップグレードでは社内のメンバーを巻き込んだプロジェクトを立ち上げたとお伺いしました。
植田:
はい。PHILOSOPHYをアップグレードするにあたって、VISION、MISSION、CIRCUIZM(当社の行動指針)、CULTUREのどの部分を変更するのか、誰を巻き込むかということから議論を重ねました。
私自身、トップダウンで落とされていくCIRCUIZMやCULTUREではなく、メンバーがどうしたいかを元にを創りたいという想いを強く持っていました。今回のアップグレードには、サーキュレーションの次世代を担うメンバーにも入ってもらいたいと考え、CUP(※)やCCC(※)というプロジェクトを創るに至りました。
※CUP:CIRCUIZM UPGRADE PROJECTの頭文字をとったプロジェクト名。CIRCUIZMをアップグレードするにあたり年齢や役職問わず全従業員からメンバーを募集した。
※CCC:CIRCULATION CULTURE CHANGEPROJECTの頭文字をとったプロジェクト名。エピソードは後述。参加メンバーはマネジャー以上。
CIRCUIZM UPGRADE PROJECTについては、1月に有志メンバーの募集をスタートし、5月に社内向けに発表するというスケジュールで進めていくことが決まっていたので、なかなかハードだったなと思います。会社をよくしていきたいと思ってくれているメンバーたちと、限られた時間であっても会社の未来についてポジティブに想いを伝えあえる時間を創れたことは、会社にとっても非常に意味のある時間だったと思います。
福田:
CUPのようにメンバーを巻き込んだプロジェクトをやりたいなと思っていました。というのも、会社のために前を向いているメンバーを発掘し、プロジェクトを共にしたいという想いがありました。
私自身が代表になってからの約1年間、社外の対応が多かったのでメンバーと直接会社の未来を共に考えることができる機会を楽しみにしていました。
また、アップグレードしたCIRCUIZMを浸透をさせていくプロセスの主体者となるメンバーをしっかり育てていく必要性を感じていたので、経営陣だけで決めたものを落としていくというより、参加してたメンバーたちが率先して浸透させていくところに期待もしています。
ーーお二人ともメンバーからの意見を大事にしたいという想いが強かったのですね。
植田:
きっかけとなった一つの出来事としては、昨年の秋から冬にかけて新卒のメンバーを中心に食事に行く機会を設けていたんです。正直、新卒ってもっと不安やネガティブな意見も飛び交うものかと思っていましたが、ポジティブに会社を見ているメンバーも多くて、それであればメンバーと前向きな挑戦をどんどんしていきたい!と思いました。
ーーCUPの詳細を教えてください!
植田:
まずは旧CIRCUIZMを深く理解することからスタートしました。
2024年2月22日、23日に開催した全社の半期キックオフにてCUPメンバーに各チームのファシリテートをしてもらい、全社員で旧CIRCUIZMのランキングを作りました。その情報を元に「どうしてそのCIRCUIZMの点数が高い or 低いんだろうね」というワークショップをCUPメンバーを3つのグループに分けて行い、低いものはどういう状態になったら高くなるんだろうということを考えました。
・全社キックオフでのファシリテーション
・旧CIRCUIZMの整理、新CIRCUIZMの要素の探求
・経営会議にて決定
・浸透施策の検討
・運用スタート
次に、旧CIRCUIZMとは完全に切り離した新しいCIRCUIZMの候補を出し合うワークショップを行い、3つのグループに分かれてなぜそのCIRCUIZMが必要なのかという議論を行いました。
最後に、旧CIRCUIZMと新CIRCUIZMの候補をまとめて出して、新旧に関わらず6つのカテゴリーにまとめるとどうなるだろうという議論をしました。
その上で観点があったとしたら、CUPのテーマとしても置いていた「サーキュレーションが3年で5倍の成長をするために必要なCIRCUIZMってなんだろう」を意識してもらっていました。
CUPとして各3チームのアウトプットは6個まで絞ることができ、かつ全ての工程に経営陣も参加し対話を重ねてきていたので、CUPでの議論の全ての情報をもとにしつつも、ゼロリセットで自分の意見を持ってくる経営陣での会議を行いました。
経営陣で議論する前に、それぞれCUPでの話し合いや自分の意見をもとに新CIRCUIZMにふさわしいであろう言葉を6つ出して、そこから2つのチームに分かれて議論して、再度持って帰って次の経営会議での議論を踏まえて6個出して議論してをしたのち、最終的には、代表2人と、人事責任者の私で5月上旬に議論して決定しました。
ーーCUPを通じて感じたことを教えてください!
福田:
プロジェクトの実働部分の多くを植田さんに担ってもらっていたこともあり、私自身は大変、難しかった部分というよりかは楽しかった部分の方が大きいです。というのもメンバーと未来を語れる時間というのはなかなかないものだと思っています。
現在もCUPのメンバーと今後の浸透プロセスを話している中で、それぞれが新しいCIRCUIZMをどう捉えているかの現場での解釈の幅を知ることができるのは面白く、楽しいですね。
植田さん:
まず、CUPメンバー募集の際、当初私が想定していた人数より多くのメンバーが応募してくれたことは会社の未来を前向きに考えてくれているメンバーがこんなに多いんだなと嬉しく思った反面、そこからプロジェクトが成り立つくらいの人数に絞るのは正直難しかったです。
プロジェクト中に難しかったところでいうと、その場の創り方に苦労しました。正解や答えはないと伝えていてもどうしてもズレていくもので、例えば、「変化を生み出すでよかったんだろうか」「みんなに通じるのか」というようにコミュニケーションがネガティブに移ってしまいがちな部分を、どこで戻すかという場の作り方はむずかしかったです。
ーーCIRCUIZM「Be Professional」に込めた想いを教えてください!
植田:
旧CIRCUIZMである「For Professional,Be Professional-プロのためにプロになる-」というMISSIONはオフィスの名前にもなるようなサーキュレーションにとっての概念的立ち位置の言葉でした。最初は「Pro=プロ人材」という意味で固定していましたが、途中から「お客様」や「経営のプロ」という全てのプロフェッショナルという意味に変化していきました。が、一方で、どうしても「For Professional」がプロ人材というニュアンスで汲み取られてしまうという側面もあり、誰にでも伝わるメッセージにした方がいいよねとなりました。
そこから「自分たちがプロになる」という人や経営にとって新しい働く価値観をつくるプロという意味を残したのが「Be Professional」というもので、こだわりは「プロ」という言葉は当社の一つの大切な独自の言葉ですので、CIRCUIZMに入らないのであれば、どこかに残したいという気持ちは強くて、コアバリューとして「Be Professional」を入れました。
ーー6つのCIRCUIZMはどのような方針で決定したのでしょうか。
福田:
最終的に言葉を選定していく時に私の中で気を付けていたことが2つあります。
今回のCIRCUIZMや世の中でいうVALUEが経営者の価値観に縛られたらいけないなと思っていて、私個人が創りたい組織イメージやこうしたいという想いより、CIRCUIZMはより上位概念であるという位置付けにする必要があると思いました。新CIRCUIZMに決定された言葉とは違う言葉で2つパターンを作っていて、当初そちらの方がいいと思っていましたが、最後の最後に「私がそれを入れたい」という思いで入れてしまっていいのかと思い、改めてCIRCUIZMとは誰のためものであるのかを考えました。CIRCUIZMとは会社のためにあるもので経営者のためにあるわけではないので、思考の順番を間違えないようにしようと思い、それを基準に決定しました。
もう一つは、最終的な言葉が与える印象という意味での細かな文言や伝わるニュアンスは最後の最後まで大切にしていました。
議論した観点は以下です。
・感動する仕事を創るーMoving Heartー
CUPメンバーだけではなく経営陣も全員が選んでいた言葉です。サーキュレーションにとって最上位概念のようなポジションで「感動する仕事」を創れる組織でありたい、そんな個人であって欲しいみたいな願いとして譲れないものでした。
これまでは同じ「感動する仕事を創る」でも英語表記を“Positive Working”としていたのを“Moving Heart”にアップグレードしました。Positive Workingは言葉の通りポジティブに働くことという意味なのですが、サーキュレーションが本当に広めたいことはポジティブに働くことではなく、働く価値観を創るために「相手の心を動かす仕事がしたいよね」という想いもこめました。
・変化を生み出すーGame Changerー
旧CIRCUIZMにあった「変化を楽しむ」を昇華させた言葉です。旧CIRCUIZMの「変化を楽しむ」は5年前にCIRCUIZMに加わった言葉で、そこから5年会社を運営してきた中で、色々な変化がありましたが、本当に変化を楽しめたメンバーってどれくらいいたんだろう?という疑問がありました。よく聞く声は、「適応するので一杯一杯だった」という言葉です。
「生み出す」は前に進んだイメージで、「楽しむ」よりも自律的で自主的、さらに「生み出す」という言葉を掲げることで生み出せなくても最低でも楽しめる組織でありたいという想いからです。世の中がこんなに変わっている中で会社が変わらないわけがないと考えています。
・理想を高く持つーRaise the Barー
もとになる構成要素は全部サブタイトルの英語の部分に込めました。ビジョンや未来の遠い世界のことをちゃんと描きたい、足元だけじゃなくて未来を自分で描いていてほしいという意味で、「Raise the Bar」という言葉を用いました。
・「チームサーキュレーション」ーTeam CIRCULATIONー
もっと限定的で強い言葉にすることも考えました。例えば「勇気を与え合える存在であろう」「高め合おう」「背中を預け合う」のような言葉で、より切磋琢磨していくみたいな言葉です。旧CIRCUIZMの「信頼と尊敬」の課題からも出てきていましたが馴れ合わない、強い印象を与える言葉が最初並んでいました。しかし、他のIZMと横並びにした時に強すぎるとなり、言葉から伝わる意味や微妙なニュアンスを大切にしていたので、より解釈が広げられる、信頼と尊敬の解釈も入ったような言葉として最終的に「チームサーキュレーション」と「お互い高めあう」が残りました。
・とことんやり抜くーTokoton Grit!ー
「やり抜く」だけだと、言葉が人の行動を縛っている印象になってしまい、「やり抜けよ」みたいな感じに受け取られてしまう可能性もあるなと考えながら、最終的に「とことんやり抜く」であれば少し言葉が柔らかく、楽しみながらやり抜く印象があったので決定しました。言葉を最後に決めていく過程では、決定された言葉自体がメンバーに与える印象が組織を縛るものではなく、メンバー個々の可能性を解放したり最大化するような言葉になることを意識しました。
・「超絶オーナーシップ」ーSuper Ownershipー
「I'mサーキュレーション」のような当事者意識を持つ意味の言葉を入れたいという話から始まり、ただ「I'mサーキュレーション」ではチームサーキュレーションと被りすぎるため最終的に「超絶オーナーシップ」になりました。
「超絶オーナーシップ」に関しては、このタイミングでないと入ってこなかった言葉だと感じています。サーキュレーションが300人規模になり組織の人数が多くなることで、部門間での連携が機能しきれなかったり、情報が入ってこなかったり、そこを、他部門であってもオーナーシップを持ち情報を取りに行ったり連携をしたり一歩踏みだすことが必要で、フェーズが上がったからこそ入ってきた言葉だと思っています。
自ら手を挙げることのできる人と未来を創る
ーー現在CCCの真っ最中とお伺いしました。今後サーキュレーションにとってCULTUREはどんな立ち位置になるのでしょうか?
植田:
そもそもサーキュレーションとしてCULTUREを定義する必要があるのかも経営陣で議論しました。
わざわざCULTUREをCIRCUIZM(行動指針)と切り分けて定義している会社もあまりなく、結果論だよねという会社が多い中、サーキュレーションという会社は旧CULTUREである「ワクキラ」を定義してきて、それがある種の魅力になり、社員たちの中で自分たちの誇れる部分という共通言語でもあったと思います。これからもあえて目指す先を定義していくというのは、当社独自でやっていきたいことがCULTUREを残し続けると決めた背景です。
その上でプロジェクト化する中で、マネジャーという今後の会社を創っていく人たちとアップグレードしていくことは会社としてポジティブだと思いました。任意にした背景は、そこにやはりオーナーシップがほしく、必須にすることで強制感の出るようなコミュニケーションになることは避けたく、自発的なメンバーとプロジェクトをスタートしました。
役職や社歴に関わらず、やりたいと手を挙げることのできる人をピックアップして、機会を提供していくことは今後も変わらずしたいと思っています。自分から挑戦したいと言うことは勇気がいることだと思いますが、そういう人をちゃんと見てチャンスを与えられる会社でありたいというのは個人的に思っている部分です。
福田:
このインタビューの現在時点ではCULTUREは確定していないのですが、方向性は決まっています。
※インタビュー後、CULTUREは決定し2024.8.23のプレスリリースにて公開しました。
創業から旧CULTUREである「ワクキラ」という言葉はずっと横にいてくれた存在です。「ワクキラ」は、思い出深く、良い言葉であり、当社を10年間支えてくれた言葉です。しかしここも私自身がどうというよりかは今の会社のフェーズとして、どういう状態で何が必要かを中心にCULTUREも決めていきたいと思っています。言葉の表現の仕方を見ているとやっぱり言葉が持つ力って大きいなと感じていて、みんなが口にしたくなるような言葉であることも重要だと思っているのでそういうキャッチーな言葉を創れたらいいなと考えていますね。
PHILOSOPHYのアップグレードはサーキュレーションの価値の再定義
ーー今後どんな施策を考えていて、サーキュレーションにとってCIRCUIZMがどんなものになればいいと思っていますか?
植田:
ちょうど、このインタビューの前日にCUPMTGが最終回でした。
そこで改めてCUPのメンバーと8月以降での浸透施策のアイデアを話し合っていました。
CIRCUIZMのアップグレードに伴い、人事評価制度における求める成長項目(コンピテンシー(※))が変わるため、メンバーに求めるものが新しい内容へと、大きく変わっていきます。これまでよりとことんやり抜かなければならないし、オーナーシップを持たないと評価されない、などの強制力もありますが、一人ひとりが「Be Professional」、プロになっていくために必要な要素であり、会社の評価軸という概念を超えて、一人ひとりを成長させてくれる言葉と、メンバーたちが受け取ってくれると嬉しいですね。
※サーキュレーションではCIRCUIZMをもとに行動の基となる価値観や思考・性格などの要素を言語化し、評価制度に取り入れています。
福田:
PHILOSOPHYをアップグレードすることや、会社としての戦略を創っていくことはサーキュレーションの価値を再定義することだと思っています。これまでは、プロや経営課題領域にこだわっていたところがサーキュレーションの良さでもあったと思いますが、次の10年はその価値の幅をさらに広げていくことをPHILOSOPHYのアップグレードや戦略の方針の中で、今の仲間たちと解釈の再定義をしている感覚があります。
これは、サーキュレーションという会社やプロシェアリングの可能性をより高めて広げることでもあると思っています。そんな次の10年を過ごしていくことで、MISSIONである「新しい働く価値観を、よりはやく、人と経営になじませる」というより社会にインパクトのある会社になっていければいいと思っています。
その一つの大きな軸が、冒頭にも言った通りPHILOSOPHYになると思うので、今回のアップグレードによってメンバーの価値観であり、拠りどころになればいいなと思っています。
ーーサーキュレーションのメンバーに向けてコメントをお願いします!
福田:
先ほどの会社の事業を再定義して枠を広げるというのと同じように、一人ひとりの可能性を広げていく会社でありたいと思っています。一人ひとりのポテンシャルをサーキュレーションで最大化して自己成長に、ひいてはそれが会社の成長と社会に繋がっているということを、一人ひとりが自分ごと化し、そこに意義として捉えられるようにコミュニケーションをとっていきたいです。
植田:
HRからの目線では、一人ひとりがプロであってほしいし、それは個人が自分が誇れる仕事を持つというプロ意識だけではなく、社会からも認められるプロになっていってほしいと思っています。時代の流れが早くなり10年とは言わず5年単位で世の中から求められる人材は変わっていく中で、生成AIなどの台頭で減っていく仕事もあると感じています。
今回アップグレードしたCIRCUIZMの「変化を生み出す」や「超絶オーナーシップ」、「とことんやり抜く」スタンスを持ってないと生き残っていけません。当社を選んでくれているメンバーたちと、初めて話をした時の会話だったり表情を思い返すと、成長したい、社会に何か意義をもたらしたい、経営者の力になりたい、女性活躍推進をしたい、という様な想いを持って入社してきてくれているメンバーが多いんです。その想いに答えて、しっかり花を咲かせられる会社であり続けたい。そう思っています。
そのためには本人も自分が思っている以上の努力をしないといけない時もあるし、苦しい時もあると思います。そして、それを乗り越えてこそ初めて得られることもあると思っているので、会社として愛情と厳しさを持って伝え続けていけたらいいなと常に思っていますね。
ーーお二人のCIRCULATION PHILOSOPHYへの想い、サーキュレーションの未来への想いをたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!
インタビューを編集している間にサーキュレーションの新しいCULTUREが決定しました。
新しいCULTUREは「なんとかしちゃう!」です!
↓CUP・CCCの参加メンバーへのインタビューはこちら
↓もっとサーキュレーションのことを知りたい方はこちらもご覧ください!