POGを指名しよう!サークリーの指名馬候補(牡馬編)【POG2021-2022】
おはよよよ~ん!😆サークリーです!✨
6月からのPOG2021-2022シーズンについて、前回の記事ではたくさんの方に読んでいただきありがとうございます!思ってた以上に好評でとてもうれしいです!
今回から2回にわたって、私がnetkeibaのPOGダービーで2021-2022シーズンにPOG指名しようと検討している馬を、牡馬・牝馬それぞれ私が指名を検討している順にご紹介します!今回は牡馬編です!
最終的には牡馬5~7頭、牝馬3~5頭の合計10頭を選びますが、まだ検討中なので多めに紹介します!みなさんの検討の参考にして下さい!
また、POGってそもそも何?という方や、2020-2021シーズンではどの馬を指名してたの?という方は、まず下記の記事をご覧ください。POG2020-2021シーズンの私の指名馬と、指名馬たちの活躍について詳しく書いていますので、馬の情報だけでなく、POGの楽しさについても伝わると思います!
はじめる前に簡単に方針をお伝えすると、まず基本的には前回の記事通り(読んでね!)なのですが、それに加えて牡馬は最終的に東京芝2400mの日本ダービーを狙うので、ここへの適性が一番重要です!具体的には、たとえばディープインパクト×ストームキャットのニックスとか、東京の長い直線でスピードを発揮できるタイプですね!また、ここまでに馬を仕上げないといけないので早熟性も重要です!
また、2歳G1や皐月賞・NHKマイルCに関しても考えないといけないのですが、これは2つに分けて考えます。つまり中山芝2000m(ホープフルS・皐月賞)とマイル戦(朝日杯FS・NHKマイルC)です。まあどちらにせよまずはディープインパクト産駒なのですが、少なくともスプリンターではなくこれらのG1を将来的に狙うことを考えて、母・父の血統や兄弟馬の実績を見て選びましょう!
それと注意点なのですが、基本的にいいところばかり書いてあるPOG本と違って、すべての馬に対して不安な点も包み隠さず書いているので、人によっては心配になるかもしれませんが、どの馬もよいところもよくないところも両方あって当然なので、指名馬を正しく判断する為の情報として受け入れていただけるとありがたいです。
それではPOG指名候補馬の紹介をはじめます!よろしくお願いします!
1. ディーンズリスター
(ラヴズオンリーミーの2019牡)
画像出典・参考:netkeiba「ディーンズリスター」
年月日:2019年2月14日 性別:牡馬
馬名の意味:成績優秀者 (アメリカの格闘家?)
調教師: 矢作芳人 (栗東)
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
募集情報:1口:375万円/40口 (1億5,000万円)
父:ディープインパクト 母:ラヴズオンリーミー
近親馬: リアルスティール、ラヴズオンリーユー
全兄はUAE・G1ドバイターフを制したリアルスティール、全姉はG1オークス・香港G1クイーンエリザベス2世CとG1を2勝したラヴズオンリーユーと日本馬屈指の血統を持つディープインパクト産駒最有力。もはや説明不要!
血統的には父ディープインパクト×母父ストームキャットで東京芝2400m適性は抜群!厩舎も成績優秀な矢作厩舎!馬体重もすでに約500kgで馬格もいい!サンデーレーシングも自信満々で募集価格合計1億5000万と強気の設定で募集していました。
心配な点は右脚部に不安があること。1月に関節の熱感で1ヶ月程騎乗調教を休んでいるようです。また、メンタル面や内臓面でまだ弱いところがあり、調教のペースはゆっくりなので、デビューは秋以降になりそうです。しかし、矢作厩舎とノーザンファームの外厩ならばきっと解消してくれることでしょう!
2歳G1には間に合わないかもしれませんが、クラシック本番、特にダービーでは最有力の馬の1頭になると思います!
2. アルファヒディ
(ドバイマジェスティの2019牡)
画像出典・参考:netkeiba「アルファヒディ」
生年月日:2019年4月2日 性別:牡馬
馬名の意味:ドバイで最も古い建造物アルファヒディ砦より
調教師: 池江泰寿 (栗東)
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
募集情報:1口:250万円/40口 (1億円)
父:ハーツクライ 母:ドバイマジェスティ
近親馬:アルアイン、ダノンマジェスティ、シャフリヤール
半兄は皐月賞・大阪杯とG1を2勝したアルアイン。半兄ダノンマジェスティもOP馬、半兄シャフリヤールは今年のダービー馬という優秀な血統。ていうかアルアインとシャフリヤールの弟というだけで私的には指名確定!
厩舎もアルアインと同じ池江泰寿厩舎で絶対安心!募集価格も合計1億円と強気設定!優秀なお兄さん達に続いてG1制覇だ!
心配な点と言えば、上記の半兄はすべてディープインパクト産駒なのに対し、この馬はハーツクライ産駒なので、仕上がりが遅くなりそうだということです。特に皐月賞に関してはこの仕上がりの遅さの影響がもろに出ていて、皐月賞で馬券になったはハーツクライ産駒はサリオス(2着)のみです。この原因としては、仕上がりが遅いゆえにG1の速い流れを経験しないで皐月賞に出てしまうので皐月賞ではG1のペースに追従できないという仮説があるのですが(サリオスは6月初週デビューで仕上がりが早く、朝日杯のハイペースも勝っているので例外)、この馬はじっくり育てられていて秋ごろの本州移動を目指しているので、おそらく標準的ハーツクライ産駒のダービーで巻き返しのパターン(スワーヴリチャードなどと同じ)になるのではないかと思います。
なんだか不安な点の記述が多くなってしまいましたが、血統的には間違いないですし、厩舎もぜひともクラシック路線に乗せたいと言っているので、ダービー狙いの馬としてならおすすめです!まあ私は最初に書いた通り無条件で指名しますけどね!この兄弟が好きだから。
3. アメジストブラック
(アメジストリングの2019牡)
画像出典・参考:netkeiba「アメジストブラック」
生年月日:2019年3月8日 性別:牡馬
馬名の意味:母名の一部+黒。本馬の毛色から
調教師: 中内田充 (栗東)
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
募集情報:1口:100万円/40口 (4,000万円)
父:エピファネイア 母:アメジストリング
近親馬:ウラヌスチャーム、アクアマリンブレス
エピファネイア産駒からはこの馬をピックアップしました!この馬は前回の記事に書いた「エピファネイア産駒はサンデーのクロスを狙え!」に基づいて選んだ馬です!デアリングタクトやエフフォーリアと同じサンデーサイレンスの4×3クロスを持っています!
また、母アメジストリングは札幌芝2600mを勝つなど距離適性が比較的長めで、半姉のウラヌスチャームもOP新潟牝馬S(新潟芝2200m)とLメトロポリタンS(東京芝2400m)を勝っており、ダービーの距離にも対応できそうです!
馬体重も500kg近くあり馬格がよく、厩舎も仕上がりが早い中内田厩舎なので、比較的早くデビューできそうです!
不安な点としては、兄弟馬にクラシックでの活躍馬がいないことと、現時点では順調とはいえ特別よい評判があがっているわけでないことですが、エフフォーリアも最初はパッとしなかったけど秋以降に急成長したようですし、血統的には成長に期待できるんじゃないかなと思います!
私は「エピファネイア産駒はサンデークロスを狙え!」という自分の理論を信じて指名しようと思っています!
4. コマンドライン
(コンドコマンドの2019牡)
画像出典・参考:netkeiba「コマンドライン」
生年月日: 2019年2月20日 性別:牡馬
馬名の意味:キーボードだけで操作する画面上の入力行 (IT用語)
調教師: 国枝栄 (美浦)
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
募集情報:1口:350万円/40口 (1億4,000万円)
父:ディープインパクト 母:コンドコマンド
近親馬:アルジャンナ、トレデマンド
備考:母コンドコマンドは米G1スピナウェイSなど海外5勝
おそらく今年のPOGで人気No.1になるであろうノーザンファーム早来のエースです!週間ギャロップ臨時増刊POG本の表紙を飾った馬で、デビュー前からすでにディープインパクトの後継種牡馬候補筆頭として活躍が期待されています(このあたりの深い事情は前回の記事を読んでね!)。ノーザンファーム吉田勝己代表もインタビューで真っ先にこの馬の名前を挙げています。
数々の名馬を手掛けた早来の木村厩舎長も「これまで携わってきた馬の中でもトップレベルの存在」と大絶賛!馬体重約540kgで馬格もよければ調教も抜群で他の馬とはギアも存在感も別格だと言われています。さらに乗り手に従順で気性も落ち着いており、カイバ食いもよくていまのところ文句のつけようがないとのことです。全兄アルジャンナ以上に活躍することは確実でしょう!
厩舎も国枝厩舎と超一流!アーモンドアイを仕上げた実績を見込まれてお鉢がまわってきたのでしょうか?
すでにゲート試験合格も合格済で、6/5(土)東京芝1600mにルメール騎手でデビュー予定です!順調にいけば、来年のダービーでルメールが乗るのはこの馬になりそうですね!
あえてケチをつけるとすれば、コマンドラインという名前はITを少しでもかじっている人からするとめっちゃダサいとうことくらいでしょうか?でも意味を気にしなければ語感はいいし、有名になってしまえばイメージを上書きできると思います!
あとは、国枝厩舎の活躍馬が牝馬に寄っているという点が気になりますが、牝馬と牡馬って仕上げ方はそんなに違うんでしょうかね?よく知りませんが......。まあでも一流厩舎には変わりないのであまり気にならないことだと思います。
迷ったらまずこの馬!コマンドラインの活躍にご期待ください!
5. コリエンテス
(イスパニダの2019牡)
画像出典・参考:netkeiba「コリエンテス」
生年月日:2019年3月23日 性別:牡馬
馬名の意味:アルゼンチンの都市名。母馬の生産国より連想
調教師: 堀宣行 (美浦)
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム
募集情報:1口:20万円/500口 (1億円)
父:ディープインパクト 母:イスパニダ
近親馬:なし (初仔)
備考:母イスパニダは海外2勝 (亜G1アルゼンチン1000ギニー)
コマンドラインと双璧をなすノーザンファームのディープインパクト産駒後継種牡馬候補がこの馬!あちらがノーザンファーム早来のエースなら、こちらはノーザンファーム空港のエースです!佐々木厩舎長のおすすめの馬で、POG本でも軒並み評価が高く、すでに有識者のPOG指名も多いです。競馬王のPOGドラフト会議では1位指名が5人中3人と圧倒的な支持を集めています。
厩舎は堀厩舎とやはり一流!馬体重も475kgとちょうどよい馬格です。血統的にはコマンドラインよりもストームキャットの血が濃いので(ひ孫)、より東京適性が強い可能性があります。このまま問題なければ夏の新潟か秋の東京でのデビューとなる見込みです。
心配な点としては、牧場では順調に調教が進められていたのですが、熱発で入厩が少し延期になったり、厩舎へ移動してからは落ち着きがなくなったりカイバを残したりと不安なコメントが増えてきたことが挙げられます。ディープインパクト産駒らしく繊細な馬なのでしょうか。早く厩舎の環境に慣れて調子を取り戻してほしいですね。
あとは母イスパニダの初仔なので繁殖の実績がなく未知数であるということも挙げられますが、それはこの馬が先立って活躍すればよいことです!
厩舎移動後に心配な点が出てきているとはいえ、素質も高く関係者評価も抜群に高いので、コマンドラインと同じく迷ったらこの馬を選べば期待値が高いと思います!クラシックでも活躍して立派な後継種牡馬になってね!
6. サンセットクラウド
(ロードクロサイトの2019牡)
画像出典・参考:netkeiba「サンセットクラウド」
生年月日:2019年3月7日 性別:牡馬
馬名の意味:夕焼け雲
調教師: 矢作芳人 (栗東)
馬主:前田晋二
生産者:ノースヒルズ
父:ディープインパクト 母:ロードクロサイト
近親馬:コントレイル
三冠馬コントレイルの全弟サンセットクラウドは、チーム・コントレイルが送り出す期待の2世代目です!最終工事を終えた敷地面積100haのノースヒルズ清畠で順調に調教が進められています。
すでに馬体重は480kgを超えており兄より馬格があり見栄えもよいです(まあコントレイルはこの時期はまだ急成長前だから何とも言えませんが)。調教も順調に行われており、兄と同じ9月デビューをめざしています。偉大な兄を超える活躍ができるよう関係者に期待されて大切に仕上げられているようです!
厩舎も兄と同じ矢作厩舎で信頼性は抜群!同じ遺伝子の兄を育てたノウハウもありますし、大船に乗った気分で任せられます!
気になる点と言えば、兄は青鹿毛に対して弟は芦毛ということでしょうか。ディープインパクト産駒の芦毛の活躍馬ってあまり思いつかない気がします。たいていG1級で活躍してるのって鹿毛・青鹿毛・黒鹿毛と鹿毛系の毛色ですよね。これはオカルトではなく、遺伝子的に必要な因子がちゃんと継承されているのかな?という不安が少しあります。他の産駒ならともかく、ディープインパクトは鹿毛だし、サンデーサイレンスも青鹿毛なので。まあ、関係があるのか証明しろといわれても難しいので、気にしすぎと言えばそうなのですが......
あとはオカルトではありますが、三冠馬の弟は走らないというジンクスでしょうか。でもこれは正真正銘のオカルトなので、がんばって活躍して覆してほしいですね!
7. グランディア
(ディアデラノビアの2019牡)
画像出典・参考:netkeiba「グランディア」
生年月日:2019年3月13日 性別:牡馬
馬名の意味:素晴らしい日 (西)
調教師: 中内田充 (栗東)
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム
募集情報:1口:14万円/400口 (5,600万円)
父:ハービンジャー 母:ディアデラノビア
近親馬:ドレッドノータス、ディアデラマドレ
備考:母ディアデラノビアはG3フローラSなど重賞3勝
全兄のドレッドノータスはG2京都大賞典など重賞2勝、半姉ディアデラマドレはG2府中牝馬Sなど重賞3勝と、兄弟に重賞活躍馬が多い血統です!
厩舎は中内田厩舎で仕上がりも早い!今年の中内田厩舎の中でも1番調教が進んでいる馬の1頭ですでに4月にゲート試験合格済。早ければ6月にデビューできるかもしれません。全兄ドレッドノータスは2歳でも京都2歳Sを制しており、早期の活躍が期待できます。お兄さんは10月デビューでこれですから、弟は2歳G1や皐月賞でも好走できるかもしれませんね!
また、ハービンジャー産駒なので血統的に重馬場適性を期待できます。馬場が渋った時に穴をあけることができるかもしれません!
あと何よりも、名前がかっこいいというのが選定の最大のポイントです!「グランディア」英雄っぽい壮大な響きがとてもいいですね!いまのところ2歳馬で一番かっこいい名前だと思っています!
(ちなみに私は過去にも名前がかっこいいというだけで応援しはじめた馬がいます。ステルヴィオとか、オブセッションとか、ファンタジストとか)
不安な点と言えば、全兄は皐月賞には出れたけど15着で、その後OPに上がれたのは4歳秋だったので、3歳以降の成長が足踏みしないかということでしょうか。また、気性が荒いという話もあり、それがレースでプラスに出てくれればよいのですが、操縦性に苦労すると大変かもしれません。それと兄弟の距離適性が2000mまでで、かつ東京での実績がないので、ダービー本番はちょっときついような気がします。
あと気性とは少し違うのですが、馬っけがすごいという噂を聞きます。ハービンジャー産駒の後継種牡馬になりたいのかな?だったらしっかり活躍しないとね!がんばれ!
8. トゥードジボン
(コッパの2019牡)
画像出典:セレクトセール2020オンラインカタログ (1歳時)
参考:netkeiba「トゥードジボン」
生年月日:2019年3月30日 性別:牡馬
馬名の意味:全て上手くいく(ポルトガル語)
調教師:四位洋文 (栗東)
馬主:青山洋一
生産者:社台ファーム
セリ取引価格:3,960万円 (2020年 セレクトセール)
父:イスラボニータ 母:コッパ
近親馬:なし (初仔)
備考:母コッパはG3ライドSなど北米3勝
新種牡馬のイスラボニータ産駒ってスピードありそうで成長も早そうだし、皐月賞の舞台で活躍できるんじゃないかな?と思って見つけたのがこの馬。
スピード全振りの血統でいかにも皐月賞馬っぽい。週間ギャロップのPOG臨時増刊で社台ファーム代表吉田照哉さんが絶賛していました!完成度が高くイスラボニータに似た走りをするそうです!調教も順調で、4月14日に入厩し5月5日にゲート試験合格しているので早ければ6月デビューも?
しかしこの馬、netkeibaの特集ではおすすめに出てこないし、POG本以外にあまり情報が出てこないので私的には謎の馬。そもそもお母さんのコッパって誰?しかも初仔だしまったくの未知数。でも書いてるうちにだんだん気になってきた......早期デビューっぽいし指名してみようかな?
いかがでしたか?よさそうな馬はいましたか?
5月末には私のPOG10頭を最終決定してnoteで紹介します!もし同じ馬を指名する方がいれば、6月から一緒に応援しましょう!
それでは、次回の牝馬編でまたお会いしましょう!またね!😆
【追記】牝馬編はこちら!⬇️