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POGってどんな馬を指名すればいいの?今期の注目ポイント【POG2021-2022】

おはよよよ~ん!😆サークリーです!✨

みなさんは6月からのPOG2021-2022シーズンの指名馬は考えていますか?クラシック制覇をめざせそうないい馬は見つかりましたか?

今日は、私が考えている今期POG指名したい馬の選定基準のポイントを書いてみます。少数のポイントだけピックアップして書くつもりなので、お時間ありましたらお付き合いください。

また、POGってそもそも何?という方や、2020-2021シーズンではどの馬を指名してたの?という方は、まず下記の記事をご覧ください。私の指名馬と、指名馬たちの活躍について詳しく書いていますので、馬の情報だけでなく、POGの楽しさについても伝わると思います!

それでは本編をはじめます!よろしくお願いします!

1. 今年のディープはひと味違う!

まずどの馬を選べばいいかというと、迷ったらとにかくディープインパクト産駒を選ぶべきです!

いやいや、ディープインパクトは長年リーディングサイアーで、産駒は勝ち上がり率も高いし、重賞勝ち数も多いし、キレのある末脚は東京や阪神で強いし、ダービーの時期にピークを持っていける仕上がりの早さが特徴なのだから、そんなの当たり前でしょ?って思うと思いますが、今年は例年と状況が違い、ディープ産駒の重要性が増しているのです!

ディープインパクトは残念なことに、2019年7月30日に亡くなってしまいました。そのため、ディープインパクト産駒は残り2世代しかいないのです。しかも2020年生まれの最終世代は6頭しかいないので、実質今年の2歳馬がラストクロップのようなものです。

しかし、有力な後継種牡馬は現状キズナのみ。その状況の中で現れたのが2020年の三冠馬コントレイルです。コントレイルは後継種牡馬の最有力として4歳で引退し種牡馬入りする予定です。

しかし、ここで問題なのは、キズナもコントレイルもノースヒルズの生産馬だということです。社台グループのノーザンファームではないのです。これは社台グループにとって一大事、社台グループのプライドに関わる問題です。なんとしてもノーザンファームから後継種牡馬を生み出さなくてはなりません!

そのため、今年のノーザンファームの2歳牡馬は後継種牡馬となる強いディープ産駒の牡馬を誕生させるために通常の3~5倍の乗り込みが行われ、ノーザンファームの威信をかけた育成が行われています。牝馬についても基礎体力を強化しているそうです。

その中でも現時点で特に有力と言われているのが、ノーザンファーム早来のコマンドライン(母コンドコマンドの2019牡)と、ノーザンファーム空港のコリエンテス(母イスパニダの2019牡)です。この2頭は牧場での評判が特によく、現時点での完成度も高いです。コマンドラインは6/5(土)東京芝1600mにて鞍上はルメール騎手でデビュー予定、コリエンテスは7月の新潟か秋の東京でのデビューが予定されています。いずれも将来はディープインパクトの後継種牡馬の座を狙って育成されています。

他のノーザンファームのディープインパクト産駒も当然後継種牡馬を狙っており、いつも以上の活躍をするのではないかと思います!

2. 兄弟馬は高確率の優良血統ガチャ!

一方で、ノースヒルズも黙ってはいません!今年はコントレイルの全弟のサンセットクラウド(母ロードクロサイトの2019牡)が、チーム・コントレイルの2期生として、最終工事を終えたノースヒルズ清畠の100haを超える雄大な放牧地で育てられています。

兄弟馬、特に父母ともに同じ全兄弟の何がいいかというと、同じ因子と継承確率の血統ガチャをもう一度引けるということです。兄弟だからと言って必ずしも同じように活躍するわけではないから血統なんてオカルトと思っている方もいると思いますが、それは確率の問題であり、血統は重要です。

血統の基本はメンデルの法則です。例えば父が◆◇、母が▲△というスピード因子(遺伝子)を持っていて、黒が顕性(優性)、白が潜性(劣性)だとします。

この時子供は◆▲、◆△、◇▲、◇△の4パターンで、例えば父の◆の因子は4通りの内の2通りが持っているから50%の確率で遺伝します。

さらに、因子が顕性か潜性かで能力が発現する確率が違います。◆は顕性なので持っていれば発現するからそのまま50%ですが、◇は潜性同士の場合のみしか発現しないので◇△のみの1通りで25%で発現します。

これが孫だと因子を持っている確率がは25%に下がり、ひ孫なら12.5%に下がっていきます。奇跡の血量と呼ばれる3×4や4×3のクロス(3代目と4代目に同一の祖先を持つ)でも18.75%でしか因子を継承できません。

とにかく何がいいたいかというと、ディープインパクトのキレのある末脚の因子を高確率で引き継がせたいなら子供に直接引き継がせるのが一番確率が高いのです。また、全兄弟ならば確実ではないとはいえ、引き継げる確率は同じです。現時点での育成ではサンセットクラウドは順調に育っており、同じころの兄より馬格があるそうです。このままいけば兄と同じで9月頃のデビューとなり、兄に相当する活躍が見込まれます。

基本ですが、他の馬も活躍馬の全兄弟は狙っていくべきですね!

3. ロードカナロア産駒の見直しを!

他の種牡馬で重要なのがロードカナロア産駒です。初年度はアーモンドアイとステルヴィオがいきなりG1を取ったし、次の年もサートゥルナーリアがいたけど、その後はパッとしないなと思うかもしれませんが、今年の2歳からは違います。

今年の2歳のロードカナロア産駒は、アーモンドアイが活躍した以降に種付けされた産駒です。種牡馬価値が跳ね上がって種付け料金が800万円から1500万円に値上げされた年の産駒なのです!

いまの3歳馬のノーザンファームの有力な繁殖牝馬はモーリスやドゥラメンテにまわされています。しかし、今年の2歳はロードカナロアに有力な繁殖牝馬がまわされており、ノーザンファームも他の牧場も繁殖牝馬の質が上がっています!

【母がG1馬】
ジェンティルドンナの牝 (ノーザンファーム)
ブエナビスタの牝 (ノーザンファーム)
ハープスターの牡 (ノーザンファーム)
マリアライトの牝 (ノーザンファーム)
メジャーエンブレムの牝 (ノーザンファーム)
ミッキークイーンの牡 (ノーザンファーム)
モシーンの牝 (ノーザンファーム)
ダイワスカーレットの牝 (社台ファーム)
ショウナンパンドラの牝 
(社台白老ファーム)
etc.

【兄弟がG1】
ワールドプレミア半妹 (ノーザンファーム)
スワーヴリチャード半妹 (ノーザンファーム)
ステルヴィオ全妹 (ノーザンファーム)
ミッキーロケット半弟 (ノーザンファーム)
ダノンスマッシュ全妹 (ケイアイファーム)
キタサンブラック半弟 (ヤナガワ牧場)
etc.

ロードカナロア産駒で注目すべきなのは母馬の繁殖実績や現役実績です。キングカメハメハ系の種牡馬は母系の血の特性を色濃く反映させるという特徴があります。例えばアーモンドアイやサートゥルナーリアはスプリンターのロードカナロアの子にもかかわらず2400mのG1、G2でも実績がありますが、母馬を見ると、アーモンドアイの母フサイチパンドラはオークス(東京芝2400m)2着でエリザベス女王杯(京都芝2200m)1着、サートゥルナーリアの母シーザリオはオークス1着と、2200~2400mのG1での実績があります。距離特性は母譲りなのです!

ロードカナロア産駒は母馬についてしっかり調べて選びましょう!

4. エピファネイア産駒はサンデーのクロスを狙え!

他の種牡馬では、エピファネイア産駒もデアリングタクト、エフフォーリアと2年連続でクラシック優勝馬を輩出しているので注目です。

これら2頭に共通していることはサンデーサイレンスの4×3クロスであることです。どちらもサンデーサイレンスの奇跡の血量をもって生まれてきた馬なのです。ホープフルSで2着だったけど怪我で戦線離脱したオーソクレースも同じくサンデーサイレンスの4×3クロスです。

いまノーザンファームが多数抱えているディープインパクト産駒などのサンデー系有力牝馬を繁殖に用いることで簡単にサンデーサイレンスの血統因子を高確率で継承させることができるので、活躍馬はさらに増えるのではないかと思います!

5. 新種牡馬も選んでみよう!

今年からの新種牡馬も選んでみると、未知数の魅力にワクワクできると思います!

例えば、キタサンブラック産駒はキタサンブラックのように丈夫で立派な馬格が期待できるかもしれません!POGはそもそも期間内にたくさんレースに出て活躍しないとポイントが入らないので、丈夫で故障しにくいということもとても重要です!

他にクラシックに向いていそうなのはイスラボニータ産駒でしょうか。皐月賞を制した瞬時に発揮できるトップスピードは魅力的ですし、成長も早そうです!

外国馬だとドレフォン産駒も、米国ダートスプリントG1を制したスピードは日本の馬場と相性がよさそうなので期待できそうです!東京の直線でのスピード強化に有効なストームキャットの血も入っていますし、現在あふれているサンデー系有力牝馬の繁殖相手としてうまくいけば活躍できるかもしれません!

6. 厩舎や馬主にも注目しよう!

厩舎によってもいろいろと活躍馬の傾向があるので、実績がよい厩舎から選ぶことをお勧めします!

まず注目は中内田厩舎です。ここはとにかく仕上がりが早く、特に2歳戦は2017年朝日杯FSのダノンプレミアム、2018年阪神JFのダノンファンタジー、2020年朝日杯FSのグレナディアガーズとここ4年で3頭も2歳G1馬を輩出しています。古馬になるとなかなか勝ちきれない馬が多くなりますが、3歳春までならヴェロックスも活躍できてましたし、POG期間中は信頼できます。また、有力馬は幼馴染の川田騎手が乗るので、騎手の不安もありません(去年は重賞をなかなか勝ちきれませんでしたが、今年の重賞では調子がいいです)。

他にも、三冠牝馬のアーモンドアイやアパパネを輩出した実績のある牝馬に強い国枝厩舎、開成高校卒の頭脳でコントレイルやリスグラシューなど近年の活躍馬を多数輩出する矢作厩舎、ダービー制覇を第一に育成を行う友道厩舎、他にも様々な厩舎があり書ききれませんが、有力厩舎から選ぶことで活躍できる可能性が高まります。逆に実績の少ない厩舎は避けたほうがよいかもしれません。

また、馬主についても、当然ながらノーザンファーム系のクラブ(シルクレーシング、サンデーレーシング、キャロットファーム)は活躍馬が多いので、まずはここから選びましょう。馬の情報もクラブ情報や一口馬主の方の書き込みなど、個人馬主に比べてネット上でたくさん見ることができます。指名馬検討の役にも立ちますし、POG期間中も情報に困ることはありません。

個人馬主だと、リアルダビスタ状態の金子真人さんの馬にかけてみるという手もあります。他にもサトノホースカンパニーの馬も活躍馬が多いです。ただしサトノについては、今年の2歳馬はコロナ禍で本業の業績へのマイナス影響があるので、資金削減のためにセレクトセールでの購入資金を減らしており、1億円以上の馬を購入していません。里見治社長もオークションに直接参加しておらず、例年より血統ベースで金額を抑えた馬を購入しているようです。

7. 早期デビューの馬を含めよう!

早期デビューの馬を選ぶということも大切です。6月のシーズン開始直後にデビューする馬を2~3頭は入れておいたほうがよいです。理由は2つあります。

まず1つ目の理由は、早くデビューしないとPOGを楽しめないからです。単純に楽しくないとモチベーションが下がります。やはりPOGはレースに出ているところを見るのが一番楽しいです。POGをはじめたら最初の馬のデビューを早く見たいですよね?なので早期デビューの馬を含めて選びましょう!

もうひとつは、ノーザンファームの早期デビューの馬は活躍する馬が多いからです。6月早々にデビューできるということは、すなわち仕上がりが早いので、その後も他の馬より早く成長し、2歳G1やクラッシックの時点の完成度も高くなります。

デビューする競馬場も、6月なら東京や阪神の新馬戦でデビューでき、クラシック本番のコースを試すことができます。

また、6月早めにデビューさせて勝ち上がらせることで、その後夏に放牧に出して、外厩でさらに育て上げたうえで秋に好きなレースに出ることができるので、ローテーションに余裕ができ、自由にレースを選択することができます。

このようなノーザンファーム早期デビューの馬として、例えば近年の6月第1週デビューの馬としては、ステルヴィオ、グランアレグリア、ダノンファンタジー、サリオス、リアアメリア、サトノレイナスなどがいます。

8. 最終的には自分が好きな馬を!

いろいろ書きましたが、最終的には自分が好きな馬を選んだ方がよいですね!好きな馬の兄弟や産駒などを選ぶと、たとえ結果が出なかったとしてもPOGを楽しむことができます!

人気や評判など他人の意見で選ぶと、走らなかったときに人のせいにして文句を言いたくなり、精神衛生上よくないです。

一方で、自分の好きな馬に縁の深い馬など、自分が好きだからという理由で選んだ馬なら愛着が湧きやすく、単純な勝ち負けを超えて馬の成長を心から応援することができます。

例えば私は去年、アルアインの兄弟(母ドバイマジェスティ)とサリオスの兄弟(母サロミナ)は迷わず選びましたし、今年も選ぶつもりです!

皆さんも愛着のある馬を選んで応援しましょう!


いかがでしたでしょうか?みなさんの役に立った話はありましたか?簡単に書こうとしましたが、けっこう長くなってしまいましたね💦

次回は具体的に私が指名を検討している馬について書こうと思っていますのでお楽しみに!

読んでいただきありがとうございました!今期もよいPOGライフを!✨

【追記】この記事の続きは下記をご覧ください!⬇️


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