「あしたのロータリーをつくろう」 ゴミ問題と向き合う『ロータリーの会』
こんにちは、ライターのひめちゃんです! 今日は早稲田大学のボランティアサークル、ロータリーの会を紹介したいと思います。どのような活動をしているか、気になる方も多いのではないでしょうか? 今回はロータリーの会について徹底的に調査していきます!
ーロータリーの会とはどのようなサークルですか?
ロータリーの会は、「あしたのロータリーをつくろう」を活動理念に、高田馬場駅前ロータリー散乱ゴミ問題と対峙している、2020年設立のボランティアサークルです。ロータリー広場の散乱ゴミ問題を解決し、街のシンボルにすることを目指しています。
ー活動内容について詳しく教えてください。
平日週5日、高田馬場駅前ロータリーを清掃しています。分別時にゴミを分類ごとに集計し、その推移をデータとして記録しています。これにより、毎日のゴミの変化量を具体的な数値として可視化しています。ゴミの量はロータリーの利用者数に比例するため、雨の日はゴミは少ないですし、夏は多く、冬は少ない傾向にあります。清掃ボランティア以外にも、さまざまな活動に力を入れています。
これまでに、近隣の小学校でゴミ問題に関する特別授業を行ったり、企業から協賛をいただいて高圧洗浄機でロータリー磨きを行ったりしました。飲食店とコラボして活動を行うこともあります。活動の中で最も大変なことは、自治体との関わりです。設立されたばかりの歴史の浅いサークルであるという理由で、自治体から信用を得られないこともありますね。
ーサークルの魅力や今後の目標について教えてください。
ロータリーの会は、今まで見逃されてきた高田馬場駅前ロータリーのゴミ問題に対して、初めて面と向かって活動しているサークルです。ゴミ問題を解決するには多様なアプローチをとる必要があります。問題解決の実現に向けて、学校や自治体、企業と関わる貴重な経験ができる点が魅力です。また、真面目な活動だけでなく、会内部の交流促進を図るためのイベントも定期的に行っています。将来的な目標は、ロータリーにゴミ箱を設置することです。ゴミ箱を設置するには、自治体から署名を集めて区に提出する必要があります。サークルとしての信頼を得るために継続的に活動して準備を進め、5年後を目標に設置を実現したいと思います。
よく間違えられるのですが、私たちはロータリーでの交流文化を否定している訳ではありません。ロータリーは知らない人と仲良くなれる素敵な場所ですが、だからといってゴミを散らかしてはいけません。交流文化を残しつつ、ロータリーを美しく、さらに素晴らしい場所にしたいと考えています。
ー最後にサークルに入りたいと考えている新入生に一言お願いします。
ロータリーの会では、ボランティアに興味のある学生や、早稲田が好きな新入生を募集しています。早稲田生にとって身近な問題である、駅前ロータリーのゴミ問題。私たちと一緒に、解決に向けて活動しませんか?
今回はロータリーの会を取材しました。ロータリーのゴミ問題と対峙するみなさんの情熱を感じたインタビューでした。取材に応じてくださった幹事長の末永さん、ありがとうございました!