宇宙が好きな人たちが宇宙を突き詰めていく、『宇宙開発フォーラム実行委員会』
こんにちは、韓国ドラマにハマっているきんもくせいです。好きなことに夢中の人っていいですよね!最近、はやぶさ2の帰還のニュースでJAXAの方の目が輝いていてとても素敵でした。今回は、学生でも宇宙について突き詰めていっている宇宙開発フォーラム実行委員会(SDF)に取材させていただきました。
ー宇宙開発フォーラムとは何ですか?
毎年9月に行っているフォーラムです。学生目線で宇宙開発に関する問題提起を行っています。今年は「宇宙開発にもっと民間が関わっていくためにどうすればいいのか」ということがテーマでした。「宇宙開発と地方創生」、「宇宙開発と商社の投資」、「国際宇宙ステーションの民営化」についてパネルディスカッションとワークショップを行いました。この1回の企画で様々な分野を扱い、参加者に幅広く興味を持ってもらうようにしています。大学生から宇宙開発に関わる50代の方まで200人ほどの参加者がいます。
ー大きなフォーラムですね!企業や省庁の協賛も多いですが、どのように協力を得ているのですか?
SDFは宇宙系の団体の中では歴史が長いです。これまでの実績が協賛企業を信頼をえてご協力いただいているのだと思います。
ーなるほど!経験が構築されていますね!毎年どのような流れで準備をしていますか?
3,4月からフォーラムの準備を始めます。5,6月からはフォーラムのテーマを決めます。7,8月に具体的な内容を詰めていきます。今年は毎週土曜日の15時からミーティングをしています。
ーそれ以外は普段どのような活動をしていますか?
それ以外の時期はプロジェクト活動と研究会活動をしています。今は「dot.」「 use」「宇宙法研究会」が進行中です。「dot.」では、 衛星データを使う勉強会を行い、webサイトでの公開を目指して教材を作っています。「use」では、中高生に向けて宇宙開発に興味を持ってもらう為のワークショップを行っています。オンラインでワークショップを開催したり、メンバーの母校に行ったりしています。「宇宙法研究会」では、宇宙法模擬裁判というイベントに参加しています。宇宙法模擬裁判は宇宙で起きた架空の事件を元に原告被告に分かれて議論する大会です。他には法律を勉強している団体が参加していますが、SDFは理系も多いので他団体とは別の視点を取り入れられます。研究会は、普段から学生が宇宙開発に関する知識を身につけるために行っている活動です。興味分野が似ているメンバー3から5人でグループになり研究をしています。縦につながることができるので、研究ノウハウも伝えられます。安全保障など政治分野からはやぶさ2の仕組みなど科学分野まで、内容はグループによって様々です。
ー普段から熱心に活動なさっているのですね!最後に、どんな新入生の方に入ってきて欲しいですか?
宇宙に興味がある人は誰でも歓迎です!少しでも興味があれば遠慮せずに来て欲しいです!どのような大学、学部でも、自分の興味と宇宙開発を結び付けられる場所になっています!
専門分野の違う大学生が集い、様々な視点から宇宙について調べ考える団体でした。宇宙について突き詰めながら、視野が広がるとても素敵な場だと思いました!