
あなたのそばで明日が笑う ~感想~
おはようございます、しらたむです。
昨晩偶然NHKをつけたら放送されていたドラマ「あなたのそばで明日が笑う」、東日本大震災10年の特集ドラマということでした。綾瀬はるかさんが大好きな私はついつい見入ってしまいました。
(もし再放送等で見たいと思っておられる方はほぼあらすじが分かってしまいますのでこれ以降は読まれないほうが良いかと思います)
舞台は宮城県石巻市。
綾瀬はるかさん演じる真城蒼(あお)さんは、津波で夫の高臣くんを亡くしていました。二人の間には六太(むった)くんという中学1年生の男の子がいます。
(途中から見たので、一部間違っていることがあったらごめんなさい。)
高臣くんは石巻市で書店を経営していたようです。
そしてあおさんは高臣くんが好きだった本たちを集めて、そろそろ本屋さんを開くことにしました。
ただ、高臣くんの遺体は見つかっておらずあおさんは高臣くんが亡くなったとはまだ思いたくない状態です。夢で高臣くんにあったことをいつもノートに記していて。
本屋さんを建てるにあたってあおさんが出会った建築士さんがいます。池松壮亮さん演じる瑛希(えいき)さんです。石巻のことをまだ詳しく知らない瑛希さんを案内して町を自転車でまわるうちに高臣くんとのこと、なれそめ、津波から避難したときのこと、いろいろとおしゃべりするあおさん。
その後いろいろあって、本屋さんが出来上がりました。
本屋さんが出来上がったら瑛希さんは熊本の震災復興の町屋復活プロジェクト?のようなもので熊本に行かなくちゃ行けないことになっていました。
あおさんは高臣くんのことが全然忘れられないのです。
高臣くんはプロポーズの時に婚約指輪を砂浜に落としてしまって、そのときのことを今でも思い出して砂浜を掘り返しているようなあおさんです。
で、瑛希さん、この話を知っていて本屋さん開店の日の夕方あおさんを海岸に呼び出します。
そこにはスコップで必死で婚約指輪を探している瑛希さん。
あおさんもそこに加わって二人で必死で探しました。でも、勿論見つからない。
そこで瑛希さんが「そばにいてもいいですか」と言うんです。
「熊本の仕事断りました。高臣さんのこと、これからも僕に話してくれませんか。あおさんに話してもらって、僕も高臣さんのことをもっと知りたいです。」 みたいなことを言います。
あおさんは、「嬉しいけど、その仕事はやってほしい」
「そばにいることだけが寄り添うってことじゃないと思うよ」「これからも寄り添ってくれますか」というようなことを言うんです。
これがね…、すごく良かったですね。この感じ。
ジブリ映画みたいだと思いました。
この最後のあおさんのセリフは、高臣くんもそばにはいないけど寄り添ってくれているように感じるというところとかけてあると思うんです。
まるで夢みたいな話じゃないですか。こんなに見た後あったかい気持ちになれるドラマ、本当に見て良かったです。
石巻市は、やはり復興が進んでいない様子でそれはさみしく思いました。
コロナ禍が終わったら、東北にまた遊びに行きたいなと思います。
それでは、またの~。