ニャオハとリコの出会い アニポケ [第一話and第二話 始まりのペンダント]
ポケモンsvのゲームでは
校長先生が3匹のポケモンから
好きな子を相棒に選ばせてくれた。
選ばれたポケモンたちは瞬間で相棒となり主人公と意気投合した。
校長先生と共に過ごした時間もあるはずなのに
ポケモン達はすんなり主人公を受け入れてしまえるものなのか
否、この話に疑問を持たないわけではない。
ただスルーしているだけだ。
野生のポケモンも伝説だろうと厄災だろうと
ボールで捕まえただけで懐いてしまう。
仮にそんな強制力があるなら
気になるあの子をボールにいれて
好きな子ゲットだぜってやるのに。
けど現実はゲームのようにそう甘くない。
こんばんはシオです。
今日はポケモンの最新作アニメを視聴したので
第一話の感想を書いていこうと思います。
サトシが卒業し
相棒もピカチュウじゃなくなって
気持ちちょっと寂しいかなと思ったのだけど、
そんなのは26年間当たり前だった固定観念から来ていただけのもので
新シリーズのポケモンを全く新しいアニメ捉えると、むしろニャオハが最高の相棒の予感がします
それではいきましょう。
リコとニャオハの出会い
この物語の主人公のリコは
お世辞にもコミュニケーション能力が高い方とは言えず周りにうまく溶け込めずにいた。
周りからは何を考えてるかわからない子と言われ、自分でも自分がよくわかっていない。
そんな自分を変えようと努力するも
後先を考えすぎてしまうという性格が邪魔をして
思うように動けない。
一方、主人公の相棒のニャオハは
心配症のリコとは違い、気まぐれで自由奔放な性格。
他人の心配を他所に寝たいところで寝る、
行きたいところに勝手にいく。
まさに絵に描いたような猫そのもの。
その行動はニャオハからしたら普通のことで
彼の性格であり個性でもある。
リコの言うことを聞かないけれど
意図して困らせようなどとは思ってないし
意地悪してるつもりでもない。
ただ自由なだけ。
初バトルでも指示を聞かず無茶な戦いばかりする。
これも言い換えれば当たり前の話だ。
相棒に無茶な戦い方をしてほしくないと思うリコの気持ちもわかる。
しかしニャオハからしたらポケモンの本能として、思うままに戦うことは普通のことである。
そんなニャオハに対しリコは
何を考えてるのかわからない。とつぶやくのだが
同時にその言葉が自身に向けられたブーメランであることにも気づいた。
「もしかして私とニャオハって似たもの同士なのかな?」
ここでいう似たものというのは
性格が似ているもの同士って意味ではなく
お互いが自分の気持ちを上手に伝えれていないというコミュニケーションの下手さが似ているという話。
正直、ここに気づけたリコはえらい。
それからニャオハに自分の気持ちを伝える努力をし歩み寄り、理解しようという気持ちを持って接する。
ニャオハはなんとなくその気持ちに応えることもあるが、やっぱり気分が優先される。
そんな学園生活を送っていたある日
突然リコが持っている
おばあちゃんからもらったペンダントを狙う組織が現れた。
怪しさ満点の組織。
そして自分を守ってくれる謎の集団。
リコは何がなんだかわからないまま
起こる出来事にただ流されて行くことしかできない。
助けてくれる人たちも信用していいのかわからない。
とりあえずわかることは
こんな自分のせいで
誰かが傷つくのは嫌だということだけだった。
私のせいでたくさんの人やものに傷ついてほしくない
リコは諦めて捕虜になることを認めた。
これが一番最善で一番いい解決策.…。
リコはきっとそう思い込んだ。
思考を停止して。
みんなが助けてくれる
理由がなんなのかも考えず。
ただだれかが傷つくのは嫌だという理由で______。
その時についにニャオハが動きだした。
誰よりも自分の意志、行動を優先するニャオハだからこそ
この時のリコを見るに耐えなかったんだと思う。
自分の気持ちを押し殺すリコをみてニャオハは本気で怒った。
ニャオハはリコに伝えたいことをぶつけた。
リコはどうしてこんなにニャオハが怒ってるのかわからなかった。
ただ、あのニャオハが私に何かを伝えようと必死になってくれてる。
「.…私の気持ちに嘘をついてるって..…ニャオハは気づいてたんだ…」
..この展開が
まあベタではあるけど好きなんだよね。
思い返せばサトシとピカチュウの出会いも
最初そんな感じだった。
懐かないピカチュウ。
サトシの一方的な想いもピカチュウの心には届かずピカチュウがサトシの指示を無視して戦いで無茶をして突っ込んで。
ぼろぼろになったピカチュウをサトシがぼろぼろになりながら守ってあげた。
ピカチュウはそれに感銘を受け
ようやく思いが届いた。
終盤でニャオハはリコのペンダントを狙う組織に連れ去られてしまって
次の話はニャオハを奪還するストーリーらしいのだが、この苦難を乗り越えた先に二人は強い絆で結ばれるんだと思うと展開が熱い。
これから長いシリーズになるのであれば
仲良くなった理由にはしっかりとフォーカスを当てる必要があって。
そこのところ上手く表現されてるなって思った。
サトシは旅を始める瞬間から
夢を追いかけて冒険していた。
それは若干アーティストの成功の仕方に似てて。
26年かけて大スターになったサトシ。
それを支えたピカチュウ。
これはいい作品だった。
新作の主人公リコは
迷う自分を変えたいという現代の思春期の男女なら誰しもが思い悩むような困難と戦う。
そんな入りがこの冒険の動機だから
割と最初から感情移入しやすいというか
どうしても応援したいって気持ちが勝ってしまう。
ただ夢を目指すアニメではなく
葛藤と向き合う女の子にフォーカスを当て
その子が問題を解決することで同じような悩みを抱えてる多くの人たちが救われるのなら
時代に合う作品を作ったポケモンカンパニーに
ただ拍手と感謝を伝えたい。
今ならYouTubeで見逃し配信やってたので
興味ある人は
見てみてください。
[ポケットモンスター 始まりのペンダント前編]
[ポケットモンスター 始まりのペンダント後編]
終わり
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ポケモンsvのゲームの
未解禁情報も解禁されていきそうで。
同時進行でそこも楽しみではある
DLCに登場する
テラパゴスというポケモンにそっくりなヒョロ亀。
この正体は一体なんなのか
ゲームより先にアニメで先に解明されることを
期待している。