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記事広告の作り方。
先日、勢い余ってこんなツイートをしてしまい……
自分のやりたいことを考えるに、やはり1ミリの濁りもない本物の欲求であることが第一条件である。記事広告で広がる世界はあるのだが、記事広告をやらない世界を見たくなったので、しばらく記事広告やめます。水面下でアイデアをひねるタイプのコンサルティングはやります。さらば #PR 案件たち!
— 塩谷 舞(milieu編集長) (@ciotan) March 5, 2019
ということで。記事広告、やめます!
(前にも「減らします」宣言はしていたのですが、減らしつつもやっぱり1〜2ヶ月に1本は書いていたので……。)
記事広告というきっかけ、好きなんですけどね。南三陸とご縁が出来たのも記事広告がきっかけだったし、ブロックチェーンに詳しくなったりもしましたし……。
しかし、「記事広告で収入を得ています」というと、「あなたの発言はクライアントありきだ」「フラットではない」と受け取られてしまうことが多い。
ライターに限らず、アーティストなんてまさにその極みでもありますが……。
ニューヨークではアーティストとコマーシャルの世界は分断されている。アーティストはこのお金にまみれた世の中でお金に動かされない存在ということで存在価値がある。でもコマーシャル案件やってると「あーこいつは金でなんでも動く存在なんだ」ってことでアーティストの評価が下がるんだとか
— 齋藤あきこ (@akiko_saito) March 8, 2019
この辺、ヨーロッパの方が厳しい気がするけどどうなんでしょう。ポートフォリオに広告の仕事を記載してたら、"広告仕事している人にはうちでは展示させられない"と言われて作り直したことあります。ニューヨークでもザッカリーみたいに何でも書いてる人もいますが。
— Daito Manabe (@daitomanabe) March 9, 2019
↑ライゾマティクスの真鍋大度さんのツイートより。
私はより発言のフラットさ、本音であることを極めていきたいぞ……と思うので、記事広告をやめようと思いました。
実際のところ、私は本当にフラットに仕事が出来る会社としか仕事しない……というルールで受けていたものの、「記事広告だけど、本音です!」と書いても、PRと書いている時点で、本当に純粋でフラットな発言だとは捉えられません。
まぁ、人は誰しもポジショントークをしているので……とくにポジティブな記事を書くときは、記事広告じゃなくても、なにか恩があったり、ご縁があったり、そういう「関係性」があって何かを書くことはもちろん多いですけどね…。
だから、本当に純粋でフラットな発言なんてありえないのですが、まぁ、少なくとも「クライアントとメディア」という関係は終わりにしようかなと思います。普通の記事は書くので、プレスリリースは通常通りお待ちしております。
ということで「脱・記事広告」するのですが、今は記事広告を書くために鍛えた筋力がムキムキなので、そこが衰えないうちに、「記事広告の作り方」を残しておこうかと思います。
「秘伝の書」みたいな感じなので、以下は鍵付きです。もちろん、私の我流なので、全てのWebメディアに当てはまることはないかと思います。そちらはご理解いただいた上でお進みください。
記事広告、マジで作るの大変ですよね。マジ体力いるし、バズらなかったら最悪だし、満身創痍な闘い………そんな闘いに挑む方々の力になれば幸いです!
新刊『小さな声の向こうに』を文藝春秋から4月9日に上梓します。noteには載せていない書き下ろしも沢山ありますので、ご興味があれば読んでいただけると、とても嬉しいです。