第3話 Clime Child Chasers!!-3
◆◆◆Ex-Round1の続き◆◆◆
GM さて、第3夜です。前回はとうとう"虎儿"を発見したが、その暴走には彼をやっかむ同期生の謀だった可能性が浮上。真相や如何に――? ってな状況でしたが。
景文 ですね。
瀬那 いじめかっこわるい!
GM では、前回からの続き。色々と判明したところで"虎儿"はいよいよ体力の限界になり、「うー、月華ねーちゃん……助けておくれよぅ……」と、朦朧状態で月華にすがりついたまま意識を失ってしまいます。
血華 『とりあえず、そっちに調査員送るよ』
月華 「……待って。とにかく、まずはどこかに落ちつかないと……姉さん?」って亮子に通信投げよう。
亮子(GM) 『わかった、治療できる態勢を整えておくわね』
月華 ……PLとしては味方だとわかってるんですが、キャラクター的にはMBS側の人間である血華に預けるのに不安を覚えてしまうんですよ。
血華 まぁ、仕方ないね。
GM 亮子も同じ気持ちだよ。「……NGSとしては真相が判明するまで彼を"ならず者"として扱うわけにはいきません。ことをうやむやにしないためにも、一時的に彼はNGSの預かりとさせてください」と、血華に。
血華 「それは全然おっけ~だよ。実際、今MBSに戻しても面倒だしね」
月華 軽くおっけー出してくれた血華にちょっと驚くけど、ほっとした顔します。
亮子(GM) (ほっ……) 格上の企業、格上のエージェントに突っ張ったので、亮子もほっと胸をなでおろし。
瀬那 亮子ちゃん、頑張ったね……!
月華 それにさぁ、MBSの訓練生の手にそんな薬が渡った、ってとこが気になるんですよ。しかも狙われたのが"月虎"だし、"玄月"の解体にまで関わってないとも限らない……。
GM "玄月"については、表向きは「月華の件で悪目立ちしてしまったので、親会社であるMBSの意向で責任者が更迭され、組織も解体された」という経緯になってる……が、それ以上の情報は現状得ようがないって状況だ。
血華 「というか、これ私の立場的に責任問題なんだけど……。面倒くさいなあ……」
景文 「じゃあ、捜査を続行しようか。……でないと、"虎儿"の無実は証明できない」
瀬那 「そうね」
亮子(GM) 「"虎儿"君については、しばらくは月ちゃんが守ってあげて」 特にゲーム的なペナルティもないので。
月華 じゃあ「"月虎"……」って亮子の台詞の、"虎儿"って呼んだ部分にかぶせた後、"月虎"の手を握る腕に少し力入れます。
GM うむ、では血華の手番から調査再開。……なお、このRの手番が終了するまではEx-Round1の続きとして、ラウンドの進行はなしだ。全員の手番が終了したらラウンド5だね。
血華 では、【別働隊】で【身体検査】。〈スカラー〉で。
GM どぞー。
血華 「MBSに頼ると面倒なことになりそうだから代わりに行ってきてね~」と捜査犬に色々付けて送り出そう。……判定値は、20。
GM "虎儿"の主張通り、"虎儿"には薬物の反応がある。彼の主張に信憑性が出てきたよ。……そして、これはどうやら毒使いの仕業だってことも見えてきたぜえええええ。
瀬那 続けて成功すると、《毒耐性》が増えるんだ。
GM 応、最大5Lv、15点まで止めれるようになるぜ。
血華 『月ちゃん、虎君NGSで預かろうか? その子(捜査犬)なら、虎君くらい運べるし、治療と分析するならこっちの方が都合が良い』 捜査犬がじーっと見つめてる。
月華 じゃあ、じーっと犬を見返して、「もしも"月虎"になにかあったら、許さないから」っていって、すっと彼の身を犬に乗っけますよ。
捜査犬(血華) 「わふ!」
瀬那 わふわふ!
月華 「姉さんのとこに行けば、まずは大丈夫。その身体で無理はできないでしょ、今は休んで」と言って送り出そう。
GM じゃあ、次のRの頭にエリア3に移動するってことで。とりあえず、このRはこのエリア内ね。
血華 サブは【応急処置】。SPを……17点回復。罰則も発生したけど、特に効果なしだ。
GM では、景文。
景文 【トラブル??】は、サブでは挑戦できないから……。サブで自分を【治療】してから、メインでエリア5に【移動】、です。
GM ほいさ。
景文 影を展開、負傷の事実を曖昧にする……HPを12点回復。HP残り32、APは10に。
GM その影色々できて便利やな。(笑)
瀬那 最後、私です。まずは【身体検査】を。【追想】を乗せて……36!
月華 ぴったり+3!
GM 現状《耐性/毒:[+4]》。あと1段階までいける。
瀬那 サブは【応急処置】で、月華のSPを回復。……17点。
月華 助かります。
瀬那 以上です。
GM うむ、戦闘挟んで長かったが、これで4ラウンドめ終了だ。
◆◆◆Round5◆◆◆
GM では5ラウンドめ。さきほどの要請通り、血華のわんこが"虎儿"を乗せてエリア3に移動しまーす。
血華 治療室で寝かせておこう。
月華 亮子姉さんのとこなら安心。
血華 再度暴走したら私は死にます。
GM 亮子もね。……ただまあ、毒の分析は大分進んでいるし、対処は難しくないでしょう。【別動隊】なんかで使うモブ部下たちもいるしね。
瀬那 ファストは私からですね。【トラブル??】は苦手分野だけど……ここはファストでエリア5に【移動】してみんなを【治療】かな。
景文 僕は移動済なので、パスです。
血華 私はいつも通り【待機】~。
月華 私はエリア5へ。
GM ではメインフェイズ。月華から。
月華 結構怒った風にMBS本社に来るけど、この状態では情報集められないと思いなおし、息を整えて、【隠形術】で〈イントルーダー〉……22。
景文 2段階まではあと4、結構厳しいね。
月華 でも残り時間も怪しいし、できるだけ進めておかないと。LPを1使用……よし、+5で2段階成功!
GM お見事! 核心的な情報は掴めていないが……奥歯にモノが挟まった感じで言いにくそうにしてる奴がいるのには気づいたかも、位の感じ。
月華 2/5段階だから、そんなとこだろうね。サブはHPの【応急処置】をしておく。……6点回復。
GM 次、景文のばん。
景文 では《オールマイティ》を使用して【トラブル??】を調査。……12。イチタリナイので、LPを使って、1段階成功です。
GM まあ、状況は変わらずだ。月華に協力して調査を進めるが、まだ核心的な情報には辿り着けていない……て感じ。
景文 サブで【応急処置】を……6点。25まで回復。
瀬那 まずは月ちゃんのSPを……。
月華 あ、HPでお願いできる? 【気魄】が残っているので、今はHPの方が欲しい。
瀬那 〈ドクター〉は平目なのよね……。まぁ、ないよりマシかな。
◆瀬那の〈ドクター〉判定 : (2U6[6]) → 1,1 → ファンブル
血華 悲しみ……。
瀬那 ご、ごめん……。
月華 まぁ、平目だし、しょうがないよ。
瀬那 き、気を取り直して、景文君のSPを……こっちは回って、22点回復!
血華 極端!
景文 助かります!
GM では血華。
血華 ちょっと重いけど……【別動隊別働】で【トラブル??】を。〈トラフィッカー〉……22で、1段階成功。LP残り少ないし、1Dだと難しいかもだから……ここで〆。あとは現場に任せるよ。
景文 任されました。
血華 サブは、【グッズメイカー】で「高級傷薬」を作って【応急処置】……SPを14点回復。
GM 治療と調査が漸進したラウンドだったね。
◆◆◆Round6◆◆◆
GM では、最終ラウンド。……このR中に真相を解明できない場合、事件は未解決となってしまいます。
一同 ひえー!
GM ファスト。【移動】か【待機】する人、いるかな?
血華 【待機】宣言!
景文&月華&瀬那 ありませーん。
GM では、メインは月華からだね。
月華 まずは素で【トラブル??】を。素で……22。
GM うむ、バッチリ成功だね。
月華 するすると、奥へ。
GM では、育成部の子供たちを丹念に締め上げていった結果――
月華 わぁ、意外と力技。……でも今はやりかねないな。
GM どういう形でもいいんだけど、情報源は子供達。何か案ある?
月華 いえ、それでいいです。(笑)
GM ……では。「ぼ、僕らは別に……なぁ……?」「下部組織から上がってきたできる奴がいたら……そりゃ悔しいこともあるけどさぁ……」
月華 「続けて?」(にっこり)
子供(GM) 「…………」
GM 子供達は、顔を見合わせるんだが――
子供(GM) 「あの……。僕らはホントに何も……。ただ……」
月華 (にっこり)
子供(GM) 「心当たりはあるっていうか、もしかしてって言うか……。次席で、"虎儿"が入ってくるまでトップだった"蛟儿(ジャオウァル)"っていう奴がいるんだけど……」
月華 「"蛟儿"、ね……?」
子供(GM) 「いや、外面のいい奴で、僕らにもそういう素振りは見せてなかったから、憶測でしかないんだけど……。ただ……」
月華 「ただ?」
子供(GM) 「そいつは【科学者】で、薬物のスペシャリストなんだ」「……符合するっていうか……。なぁ……?」
GM ……だそうで。
月華 聞いた?って顔で、横にいたわんこを見るよ。
血華 『"蛟"君ね、なるほどね……』
GM ……うむ、そういう視点で改めて捜査を進めてみますと。"蛟儿"とその取り巻き達は、表向き歓迎する素振りをしていたが、裏では色々と嫌がらせをしていた事実の裏付けがとれます。
月華 ほぉう?
GM "蛟儿"に近い奴を締め上げたとか、本人の部屋を漁ったとか、そういう方向で裏取りしたってことで。
景文 なるほど。「……どうやら、確定、みたいだね」
月華 「うん、あとはそいつを締め上げれば解決だ。……今どこに?」
子供(GM) 「え? "蛟儿"が、犯人なんですか? ……それって、まずいかも知れない」
瀬那 「……どういうこと?」
子供(GM) 「いえ、だってあいつら……仲間を仇を取るんだ、って志願して、今、血華さんの隊にいるんですよ」
血華 えっ?
GM ――と、いうところで場面が切り替わります。
血華 えっ? えっ?
GM "虎儿"を看病している亮子&血華のもとに、数名の少年達がどやどやと押しかけてくる。
景文&月華&瀬那 ああああああああああっ!?
血華 「……何の用? 今は忙しいんだけど」
??? 「血華さんっ! "虎儿"を捕まえたって、本当ですか?」
血華 「そうらしいね~。私は詳しく知らないけど」
???(GM) 「アイツは同期の仇なんです! ……引き渡してください!」
血華 「いやぁ、今はNGSの預かりになってるから、私に決定権はないのよね~」
???(GM) 「どうせ"ならず者"、一思いに殺ってやるほうが……一時は同じ釜の飯を食った仲間としての、オレ達の責務です! 血華さん、そこをどいてくださいっ!」
血華 「……はぁ。……元凶が何言ってるんだか……」
GM うむ、ちょうど血華の耳にも月華の報告が入ってきた。
???→"蛟儿" 「元凶? なんのことです?」
血華 「ちょうど情報入ってきたんだよ。聞く?」レコーダーふりふり。
"蛟儿"(GM) 「……………」
月華 このやべー状況で時間を稼ぐわけでもなく煽っていくスタイル。
"蛟儿"(GM) 「ちっ、全部バレちまったのか。……けっ、"ならず者"を出した"玄月"くずれを優遇するMBSなんぞにもう未練なんざねーよ」
GM と、当然それまでの殊勝な態度を豹変させ、まるでそう、蛇のような陰険な表情と口調を露わにする。
血華 「じゃあ今度は私を殺して本物の"ならず者"になる? 私はこの世に未練なんて無いから構わないよ。……月ちゃんの成長した姿も見れたしね」
月華 見えないとこでこう言ってくれるのは嬉しいな……。
瀬那 (にこにこ)
"蛟儿"(GM) 「そりゃいー考えっすね。……どうせ堕ちるとこまで堕ちてんだ。"血華砦"の首級くらいはあげて、ハクをつけさせてもらいますよ!」
GM そう言うと、"蛟儿"とその取り巻き達は、ざっと血華たちを囲む!
血華 「あ、一つ心残りはあったわ。その月ちゃんに任された以上、"虎"君をやらせるわけにはいかないんだよね。……来なよ、君たちを”ならず者”にするぐらいには足を引っ張ってあげるから!」
"蛟儿"(GM) 「全部バレちまったなら、どうせMBSの粛清からは免れねえ。だがまあ、日本じゃ無理でも、海を渡ればこっちのもんさ。どこぞの"限りなく黒に近いグレーな企業"なら、歓迎してくれるって話がついてんでな」
血華 「MBSが義を汚したものを逃してくれるとでも? 保証してもいいよ、あんた達が破滅するまで、地獄の底まで追ってくるってね!」
"蛟儿"(GM) 「お説教はもういらねーよ。……オレ達の門出の祝いに、その首置いてってもらうぜ!」
GM と、いうわけで……!
GM "蛟儿"と取り巻き4名vs血華。『遭遇ルール』は適用されますので、このRは攻撃が発生しません……が、次のRから殴るからね☆
瀬那 『遭遇ルール』があって良かった……。
GM あと、なりふり構わない"ならず者"達なので、当初の予定通り、この戦闘でHPが0になるとPCは即《リタイヤ》です。
血華 私も?
GM 血華はHP0になったら即《死亡》です。
血華 あっはっはっはっは! HP20で~す!
景文 こ、これは本気でヤバいぞ!? 急いで戻ろう!
GM と、いうわけで月華のサブから。
月華 メインが終わっちゃってるから、到着は次のRのメインだな……。とりあえず、【応急処置】で瀬那のHPを回復しておこう。
◆月華の〈ドクター〉判定 (2U6[6]) → 11[6,5],9[6,3] → 20
月華 わぁ!?
血華 すごい回ってるー!
瀬那 42まで回復! ありがとー!
月華 これで余裕ができたかな? 「瀬那姉さん!あたしもすぐに追うから、亮子姉さんと"月虎"を……お願い!」って。
瀬那 「任せて!」
GM 亮子は、「ばかー! 来るなー! こんにゃろー!」と、モブ取り巻き達を相手に"虎儿"を守って奮戦しています。
血華 血華さん、心配されない……。
月華 PL的にはめっちゃいい人なんだけど、月華的にはまだ……。でもこの件が無事に終わったらちゃんとお礼言うよ……!
血華 私が死ぬ前にお願いね。(笑)
景文 メインでエリア4に【移動】、サブで【応急処置】しかないな。……HPを16点回復。市街地まで走り込んで大きく肩で息をした。
瀬那 私も同じ。混雑度で罰則が発生して……AP+1。サブは【応急処置】で……HPを9点回復。
GM 最後は血華だね。
血華 どうしようかな~。自分と味方の【治療】、【身体検査】、"蛟儿"と取り巻きの【解析】……選択肢が多い!
GM 【身体検査】は4/5まで終わってるから、成功しても毒ダメ3点軽減にしかならないかな。
血華 ……よし、まずはメインで"蛟"君の【解析】。諸々リソース投入して……33!
景文 強い! 2/3までいったぞ!
血華 サブも同じで。……20だから、抜いたね。
GM さすが教育係の血華。"蛟儿"のこともよーくご存知だったようだね。
瀬那 ど、《毒:[10]》ぅ~!?
GM 【身体検査】で耐性が4あるから、現状実質《毒:[6]》だね。
血華 喰らったら即死しそう……。
月華 《毒/出血耐性:[4]》は【アサシネート】無効か……。
景文 しかも取り巻き達のカバーありか。……面倒な。
GM では、会敵によってEx-Round1へと移行します!
◆◆◆Ex-Round1◆◆◆
GM まずはイニシアチブ。こちらは"蛟"以外は固定値で6/9/12/15。"蛟儿"は……。
◆"蛟儿"のイニシアチブ判定(2U6[6]+7) → 1,1+7 → ファンブル
GM はぁぁぁっ!?(一同爆笑)
血華 悲しい蛟君。
GM "蛟儿"……イニシア0です……。
◆月華のイニシアチブ判定(2U6[6]+5) → 13[6,6,1],2+5 → 20
◆景文のイニシアチブ判定(2U6[6]+2) → 5,15[6,6,3]+2 → 22
◆瀬那のイニシアチブ判定(2U6[6]) → 2,8[6,2] → 10
◆血華のイニシアチブ判定(2U6[6]+9) → 9[6,3],1+9 → 19
GM なんで全員クリティカルしてんだよ!?
瀬那 したけど大したことないですが。(笑)
血華 ふぅむ、ここはトップで動きたい。LPを使用……よし、+4で23!
月華 よしっ、これで【攻撃命令】が受けられる!
GM (厳密には、イニシアチブの上乗せは血華のファストフェイズなのだが……まあ、どうせやることは変わらんだろうから、いいか。)
◆行動順は血華[23]→景文[22]→月華[20]→取り巻きA[15]→取り巻きB[12]→瀬那[10]→取り巻きC[9]→取り巻きD[6]→"蛟儿"[0]となる。
……実はGM、この時ちょっと焦っている。"蛟儿"のファンブルは完全に想定外。この状況、PCが詰みかねない危険な状況にあったのだ……!
GM (ええい、でもそのときはそのときだ!) こちらは"蛟儿"が【後退】。
瀬那 こちらは【高速移動】でエリア3に到着! 「血華さん、亮子ちゃん、大丈夫!?」
景文 同じく! 「どうにか……、間に合ったみたいだね……!」
亮子(GM) 「景くん! 瀬那ちゃん! こ、こわかっ……じゃ、じゃなくて! よくきてくれたわ!」
月華 【高速移動】でエリア4に。
血華 私は【後退】。……で、メインフェイズは月華の景文に【攻撃命令】だ! 「狼藉者をやっつけちゃって!」
景文 「了解!」
景文 ……と、言ったものの、ファストで【完全憑依】が使えなかったから、ここで全力殴りするのはちょっと躊躇われるな……?
GM 【攻撃命令】は次殴るまでストックされるから、先に【解析】とか済ましといてもいいかもね。……次に殴る月華が有利になる。
景文 なるほど。では取り巻きを【解析】する。【オールマイティ】を使用して……よし、回って21!
GM ぐるぐる。
月華 HP200ぅ……?
瀬那 それが4体もぉ……!?
GM 【献身[1]】をそれぞれ持っているから、計8回まで【かばう】する。
血華 鬱陶しいわねえ……!
GM ……ただし、彼らは主犯の"蛟儿"と違い、更生の余地がある。【説得】によって戦意(=HP)を削ることが可能だ。
景文 なるほど。……では、試しに一度【説得】してみよう。
◆景文の〈ネゴシエーター〉判定(4u6[6]) → 5,3,4 → 12
景文 むぅ、どうするかな。LP乗せられるんですよね?
GM だね。現状景文は4Dまで、亮子ポイントも使えば5Dまで足せる。
血華 「自分よりイニシアチブの低い奴に判定値分のダメージ」だから、1LPで4D分ダメージが乗ると考えたら、割とお得なんじゃない?
瀬那 GPも無視なのよね?
GM ですな。
月華 それなら継ぎこんで損がない。
景文 ならここで、あるだけ突っ込んでみる! 亮子ポイントを使用して+5D!
◆景文の〈ネゴシエーター〉判定(5U6[6]+12) → 4,2,5,4,2+12 → 29
景文 残念、回らない。
GM うむ、取り巻き全員に29点ダメージ。
景文 ……手頃な取り巻きの銃を無造作に手で抑え込む。
取り巻き(GM) 「な、なんだこいつ! う、撃つぞ!」
景文 「……撃たない方がいい」
取り巻き(GM) 「ほ、本気だぞ! 撃つぞぉ!?」
景文 「"ここで"、撃たない方が、いい」
取り巻き(GM) 「ひ、ひぃっ……!?」
GM 景文がゆっくりと繰り返す、その言葉に込められた言い知れぬ迫力、そして景文の体から湧き上がる目に"見えない何か"の存在を感じ、怯む取り巻き達……!
景文 「僕らの帰る場所を壊す奴を、僕らは許さない」
血華 「……最近の若い子は血走ってるね~。……最近にも限らないか」
景文 そこへ、月華が飛び込んでくるんです。
月華 では、景文が威圧している間に、メインでNGS本部に向けて駆け抜け、「みんなから……離れろーっ!!」って叫んで、手に持った桃剣をぶん投げ、それを追うように飛び込みます!
景文 「……ほぉら、鬼が来たぞ」
月華 飛び込んだ勢いのまま、袖から2本の直刀を取り出し、【薙ぎ払い】!えー、「忍者刀」に【アサシネート】【鬼神力】【薙ぎ払い】を乗せて【速攻】!SP23消費、AP9蓄積!
瀬那 【フォーゲット】! 「月ちゃん、後始末は任せて!」
月華 あざす!
瀬那 「……初めて使うけど、これで、合ってるはず……!」 遺物いじいじ。
月華 ご近所さんへの丁寧な説明をしてくれる遺物。(笑) ……えーと、命中は、29!
GM LP乗せる?
月華 ……いや、高くても【かばう】しあって成功度帳消しにされるだけだから、これでいい。取り巻き達に失敗以上で当たってればok。
GM ふむ。……では"蛟儿"の回避。
◆"蛟儿"の〈回避〉判定(3U6[6]+18) → 3,8[6,2],2+18 → 31
瀬那 わー!?
GM 【後退中】で〈回避〉だから、段階のプラマイはなくなって、「成功」だね。
月華 仕方ない。"蛟儿"には通れば儲け、くらいの気持ち。
GM ううむ、成功だと喰らった方がマシなんだよな……。ええと、取り巻き達は互いを【献身】しあって「失敗」に。"蛟儿"は「成功」なので、とりま、普通にダメージは出せるよ。
月華 了解。「……喰らえーっ!!」
◆月華の威力判定(15U6[6]+9) → 2,4,2,4,2,1,5,2,2,3,4,3,10[6,4],14[6,6,2],2+9 → 69
月華 あと《出血》を11点追加。
GM ひえー、70抜けで、景文の説得と合わせて累積ダメージ99点!
月華 処理が終わったら、最後に【気魄】を使ってSP+45。息を整えつつ、「これ以上やらせないんだから!」って睨みつける。
景文 ……こんな時になんだけど。月華が集団に囲まれた大切な人を救うために颯爽と乗り込んで薙ぎ払うのは絵になるね。
GM ……なんの、こっちは一人も倒れてないんだぜ? まだまだそっちのピンチは続いてらぁ!
そう言うGMの操る巻きABの攻撃が、景文と瀬那を襲う!
いずれもダメージの出目が高く、40点近いダメージを喰らいかける二人だったが……!
景文 【アストラルバリア】! 23点止めて、11抜け!
瀬那 【光の盾】! 景くんのダメージを25点、自分のダメージを21点止めて……13点抜けて、残り29……!
景文 こちらは止まった、けど……! 「先輩、大丈夫ですか!?」
瀬那 「……な、なんとかね。やっぱり前線で戦うのは得意じゃないわ」 ちょっと構築考え直そうかなぁ。(苦笑)
GM では、その瀬那ちゃんの番だ。
瀬那 メイン、サブとも【治療】。……えええ、出目が悪い!? ……血華さんに14点、景くんに15点。「ごめん、やっぱりダメかも?」
GM やっぱダメージ喰らった直後だと厳しいか(笑)
続いて取り巻きCDが月華と血華に飛ぶが、月華はこれを完全成功。
月華 「奇襲に慌てすぎ、撃つタイミングがまるわかりだよ」と、銃を抜きかけた手を打ち据えて。
取り巻き(GM) 「うわああああ! バケモノめ! これだから"玄月"はっ!」
血華 私は防御なんか無理無理。-17で中失敗。【後退】中だから失敗だ。
GM ダメージは29+衝撃4、だね。
血華 ……一応ぎりぎり生き残る、が。
瀬那 「やらせないわっ! ……誰もっ!」 叫びつつ【光の盾】! 19止め!
血華 それで通常ダメージは止まり。衝撃ダメージの4だけいただくよ。
GM 血華、《耐性/衝撃:[1]》あるじゃん。
血華 おやま。じゃあ1抜けだ。
GM がっかり~。
GM ……では、お待ちかね。"蛟儿"の番!
月華 来たな……!
◆GMの(CHOICE[景,月,瀬,血]) → 景
GM ……ふぅ。
景文 僕か……。ってなんでほっとしてるんです?
GM いやぁ……。今、「血」を振ったら割と詰んでたんだよね。(苦笑)
月華 だよね……。
……説明しよう!
HPが19点しかない上、食らったら即死の血華。
"蛟儿"の攻撃が《毒》属性のため、瀬那の【光の盾】では軽減できず、【かばう】をするにはイニシアチブ値が敵より低くないといけないのだが、"蛟儿"のイニシアチブ値はまさかのファンブルで[0]。
それより低くなるにはファストアクションで【待機】するしかないのだが、PC達はファストアクションで【高速移動】をせざるを得なかったのでそれも不可能。
GM ……と、色々な悪条件が重なって、かなりピンチな状況でした。
血華 近況が「疲労(最大HP-10)だったのも辛い。
GM まぁ、出目次第だし、LPやAPで軽減することもできるから、完全に積みってほどじゃないけどね。
景文 不幸中の幸いでしたか。
GM まぁ、そういう感じだ。ともあれ命中。投射の……32。
景文 〈回避〉……駄目だ、目が腐ってる。回避値5は、-27で大失敗。
GM ならば《毒》の12Dダメージ。……覚悟は良かろうな。
景文 仕方ない。……来い!
◆"蛟儿"の《毒[12]》(12D6) → 45[4,3,3,1,5,5,1,6,3,6,3,5] → 45
一同 ひええええ!
景文 【身体検査】の《耐性:毒[4]》で、12点止まって……33点喰らって残り15……!
月華 これは強烈だなぁ……!
GM 【遮蔽確保(後退中に投射攻撃を行うスキル)】との併用なので、攻撃は単発だ。
景文 取り巻きを散らしたらこれが2回飛んでくるのか……!
月華 厄介だなぁ……!
GM ……さて、これで全員終了、キリがいいので続きは次回! 果たして君達は生き延びることができるか!?
To be continued......!!