クリエイトはAIに支配されるのか?
株価のチャートに合わせてAIが曲を作る。というなんやらわけわからんサービスが開始された。
『IG STOCK MUSIC』
株価のチャートデータをもとにAIが自動で曲をつくってるらしい。
なんで株価?AIで作る曲なんてさぁ、とかいろいろツッコミどころあるんだけど、これってやっぱりクリエーターにとっては脅威かなと思う。
このサービスを見た時にこの漫画を思い出した
『インスタントミュージック』
内容は『近い未来、楽曲をたくさん聞かせると音楽を自動生成してくれるプログラムが開発され《作曲者=アプリを上手に使える人》という文化になったしまった時代。主人公は「これって作曲してるって言えるのか?」という葛藤に悩む』という内容。結構地味だけど、関係者からすると「グサっ」と胸に刺さる話。
このIG STOCK MUSICの音源だって、所詮は数千万のサンプルデータをパラメターに合わせて自動生成したものだからお粗末感は否めない。でも、クオリティアップは時間の問題かな…。アーティスト作品は作り手の魂が必要だけど、そうじゃない無機質なBGMはAIの自動生成サービスがすでに存在する。Youtubeなどの動画が異常に増えた昨今ではオリジナルじゃなくても”唯一”なBGMが必要。AIがそれを作り続ければ(人の手でプログラムがどんどん改善されて)絶対クオリティはあがる。
その昔、ビデオ用のBGMなどもちゃんと誰かが作って数万円で取引されてた。それが今では無料でも手に入るし、ちょっとしたものなら誰でも作れてしまう。
まあ、別に音楽に限らず物事は諸行無常なので悲観することではないけど、昔のやりかたにしがみついて、老害ジジイにならないように気をつけよう。と思った。