1/20 ジャンプ率(バナー) vol.15
今回は、ジャンプ率について詳しくみていきたいと思います。今まで色々な心理効果を紹介したのですが、こんがらがってしまったり忘れていってしまったりするので、復習していきたいですね!
ジャンプ率
文字の大きさの比率を変えることでどの部分が大事なのか、最も強調させたいのかの認識をすり合わせることができます。またジャンプ率は文字だけでなく、画像要素についても適用することができます。ジャンプ率を高く設定すると、躍動感があり印象的です。訴求力があり、瞬時に情報を伝えることが可能なので、上手に活用していきましょう。
実際のサイトから考察
ジャンプ率は、視覚的に区別がつきやすい状態にすることで読み飛ばしやすく、また必要な情報を一目で見つけやすくする事ができます。そのため、大事なところ、印象付けたいところを文字の大きさを変えるとにより可能になります。そしてジャンプ率が使われる箇所としては、数字やその商品名に使われるのではないかという仮説を立てました。
こちらのバナーでは写真などは使っていませんが、文字だけでもどの部分が伝えたい情報なのか、パッと見ただけでも伝わってくるデザインであると感じました。ジャンプ率がうまく使われている証拠です。
こちらのバナーでは1日5分、980円、美顔器というキーワードが特に強調されています。またその中でも980が一番大きく、ついで美顔器、5分という単語が目立っています。全部のメッセージが重要ということではなく、重要な順番ごとに文字の大きさを変えることでユーザーに意図が伝わりやすくなります。確かにこのバナーを0.1秒しか見なかったとしても、美顔器、980、5というキーワードが自分の頭の中に入ってきます。
最後はこちらです。こちらは、情報量が多いのですが、文字だけでなくデザインの方でもジャンプ率が使われていて、色留袖という一番大きい文字でなんの広告なのかを理解でき、ついで特典1,2でメリットやお得さを伝え、最後に詳しくはこちらという文言をつけることにより、目線の動く順番ごとにその重要度も変わってきています。
今日のまとめ
ジャンプ率で意識することは...
・目線の動く順に合わせて情報の重要度を変えるとストーリー性のある、行動に移しやすい流れができる。
・重要度ごとに文字の大きさや色を変えることで、パッと見ただけで情報がユーザーに理解されるようなデザインにすることが大事