海外移住・家探し時に使った ChatGPT のプロンプト
家探しの際に英語でのメールやメッセージのやり取りを何度も行う必要があるのですが、その際に ChatGPT をフル活用していました。
実際に使っていた ChatGPT のプロンプト(入力内容)を紹介したいと思います。
実際に使っていたプロンプト
家探しのためにメールの文章を英語で作成してください。
また、英語の文面につづけて、日本語訳した文面もつづけてください。作成する文章は下記のルールに従います。
・"相手からの返信"が実際に送られてきたメールです。このメールに対して"返信したい内容"をもとに文章を書く
・シンプルな文章にする
・使う単語は CEFR の指定に従う
・フォーマル度は10段階に分けて指定した度合いにする
相手からの返信:"""
(ここに相手からの返信内容を入れる)
"""
返信したい内容:"""
(ここに返信したい内容を入れる)
"""
CEFR: A2 level
フォーマル度: 10
いくつか工夫した点があるので紹介します!
英語のレベルを指定する
ChatGPT を使用して英語の文章を出力する際に使えるプロンプトです。CEFR(セファール)という英語レベルの国際標準を使用しており、A1, A2, B1, B2, C1, C2 といった順番でレベルが上がっていきます。
出力された英文に自分がわからない単語が含まれていたり、自分が読めない、もしくは読むことに時間がかかる場合、後から確認をする手間が大きくなります。
そのため、英語の文章を書く場合にはなるべく簡単な文章にしたく、CEFR の指定を 1 行足すことで英語のレベルを制御できるようになります。
フォーマル度を指定する
日本語で書くときにラフは文章で書いたほうが楽なのですが、ラフな文章を書いてもフォーマルにできるように追加しました。(「よろしく」とか「その日は行けない」とか書くだけでも良くなる)
また、ただ翻訳をさせる場合、出力された文章がフォーマルなのかわからなかったり、もっとフォーマル(or ラフ)にしたいことがあります。そのため、相手の文章に合わせて変更できるようにしました。家探してではオーナーと直接やり取りをすることや、不動産業者とのやり取りなどケースがいくつかあるため、相手に合わせて少し変更をしています。
DeepL との違い
返信したい内容をもとに DeepL や Google 翻訳で英語に翻訳すれば良いのでは?と思うかもしれません。もちろん DeepL もたくさん使っていましたし、特に簡単な文章であればそれで十分ですね。
ただ、ChatGPT の場合は
・少しの入力でそれっぽい全体のメール文面を作成してくれる
・英語のレベルやフォーマル度合いの指定ができる
ことに加えて、今後もうまく使えるようになりたいと思い、ChatGPT を活用していました。
実際の返信内容から文章を作成してみる
実際にやり取りを行った文章を紹介します。下記の文面は、オーナーとの内見の日程をやり取りしていた際に送られてきたメールです。
このメールに対して ChatGPT を使用して省エネでそれっぽいメール文面を作成してみます。返信内容は 10 時に参加するということしか書いていません。
それぞれフォーマル度を変更して出力結果を確認してみます。
少し日本語訳にするとおかしなところもあるのですが、大枠は問題ない文章ができました。全体の文章を考えなくても良いのが楽ですね。
もう少し複雑な文章になっても、返信内容を箇条書きでメモ程度に書けば文章が作成されるため、メール返信を行う心理的なハードルが低くなりました。
よかったら使ってみてください!