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2020年北海道ツーリング 5日目その1

北海道ツーリング5日目の朝、天気は回復したようだ。雲は多いが時々切れ目から陽が差し込んでくる。いつものようにそそくさと準備して宿を出発する。

まずは美幌峠に向かう。国道243号線、いわゆる美幌国道をひたすら登っていくと急に視界が開けた。道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」だ。朝の屈斜路湖が眼下に広がる。まさに大パノラマ、素晴らしい景色。それ以外の言葉が出てこない。しばし感動の余韻に浸る。

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そのまま坂を降りていくと屈斜路湖畔に出た。屈斜路湖に沿ってぐるっと回り、摩周湖に向かう。

途中、砂湯キャンプ場を通りかかった。

砂湯キャンプ場には不思議な思い出がある。今から30年以上前の話だ。当時私はソロツーリングで北海道を回っており、砂湯キャンプ場でキャンプを行っていた。翌朝出発するときは雨模様だったと思う。荷物をバイクに積み込んだ後に、雨が荷物に染み込まないように防水スプレーを荷物にふりかけていたのを今でも鮮明に覚えている。

そのときである。中学生の女の子に話しかけられたのだ。はっきり記憶していないが、自分から話しかける理由がないので、たぶん向こうから話しかけてきたのだと思う(たぶんね)。バイクが珍しかったのだろうか。そして10歳以上歳の離れた女の子と何故か意気投合したのだ。

話はそこで終わりではない。ツーリングを終えて会社の寮に戻った自分宛に、その女の子から手紙が届いたのだ。何と、私は単に女の子と意気投合しただけでなく、住所まで交換していたのだ。確か北海道の娘だったと思う。学校生活のこととか、高校受験の話とか、他愛もない内容で2、3往復手紙をやり取りした記憶がある。手紙のやりとりは自然消滅したが、あれは一体なんだったのだろうか。元気にしてるかな。。

話をバイクに戻す。ワインディングロードを登りながら摩周湖を目指す。途中、第三展望台に寄ってから第一展望台にバイクを停める。少し曇っていたが、摩周湖は霧ひとつなく湖面がくっきり見えた。何度も来ているが、実は霧がかかった摩周湖を見たことがない。運が良いのか、悪いのか、、、

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摩周湖を出た後は東に向かって海まで走る。本当は野付半島にでも行ってみようと思っていたのだが、ふと知床半島の方を見てみると、綺麗に晴れているではないか。曇りの知床横断道路は楽しくないので、今日行く予定はなかったのだが、千載一遇のチャンス! 晴れているならばと急遽向かうことにした。

つづく--

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