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offtocoカメラバックパック 初代✕第2世代徹底比較

これまで、旅行の際はエレコムの「off tocoオフ トコ2STYLEカメラバックパック」2017年発売モデル※以下「初代」と表記)を愛用していたのですが、長く使っているうちに傷みが目立ったきたので、この度、(2021年発売モデル※以下「第2世代」と表記)に買い替えました。

実物同士を比べてみると、公式サイトに記載されている以上にいろんな箇所がリニューアルされていてちょっと感動したので、気付いた変更点をnoteにまとめてみることにしました。

※画像は特に記載がなければ左側が初代(グレー)、右側が第2世代(ブラック)です。


外装

寸法・重さ

どちらのモデルもバッグ自体の寸法は、
外寸:幅300mm×奥行150mm×高さ410mm
内寸:幅285mm×奥行120mm×高さ395mm
と変わらないのですが、カメラ収納部の寸法と全体の重さが少々変わっていますね。

初代
ケース内寸:幅250mm×奥行115mm×高さ170mm
質量:約912g

第2世代
ケース内寸:幅260mm×奥行100mm×高さ160mm
質量:約1100g(本体825g+インナーケース175g)

ファスナー引き手の素材・形状変更

初代は樹脂製でしたが、第2世代では金属製に変更され、ロックも取り付けられるようになりました。海外旅行勢には助かりそう!
寒い日に触るとちょっと冷たい。

キャリーケース取り付け用ベルトの追加

背面にキャリーベルトがつきました。旅行に行く人にはありがたい変更ですね!(わたしはキャリー持ってないからあんまり恩恵がない)

背面ポケットの位置変更&大型化

初代(B7メモ帳がギリ入らない)▶︎
◀︎第二世代(A5ファイルがギリ入らない)

初代では右手側にあった背面の隠しポケットが左手側に変更され、サイズもぐっと大きくなりました。ファスナーも隠れて隠しポケットらしくなりましたね。

前面ポケットの形状変更

外側の一番大きなポケットがL字ファスナー型に変更されました。

どちらも同じA5ファイルです

初代はA5ファイルを入れようとすると角が引っかかったり折れたりしてあまり活用できていませんでしたが、第2世代ではガバっとL字型に開いてスッと収まる! 小型の内ポケットもつき、かなり使いやすくなりました。
角にマグネットが入ってピタッと止まるのもいい工夫ですね。

サイド開口部の留め具・引き手の変更

上部の留め具が面ファスナーからマグネットに変更され、静かに開閉できるようになりました。ダブルファスナーの引き手も棒状のものに変更
初代は開口部の樹脂コーティングが劣化してぼろぼろになってしまったので、素材が変更されたのはかなりうれしい。

あとよく見ると蓋部分の縫製も縫い目が見えないように変更されてますね。見た目綺麗だしほつれにくくていいと思う。

底面の素材

初代は目の細かいメッシュのような布地でしたが、第2世代ではエンボス加工のついたゴムっぽい防水素材に変更されていました。汚れを拭き取りやすそうでいいな。

肩ベルト

ファスナーポケットが追加

写真だと見えないけど、第2世代は左肩ベルトにファスナーポケットが追加されました。ICカードを入れるよう推奨されてるけど、自分はレンズキャップを入れるつもり。すぐ見失うから……。

長さ調整ベルトの全面変更

また、肩ベルトの長さ調整部が全面的に変更されています。ツルッとしたナイロン系から厚みのある綿っぽい素材になり、アジャスター部品も変更。アジャスターへの通し方や肩パッドへの縫製の仕方も見直され、全体的に頑丈そうな作りになっています。

肩パッドの素材変更

肩ベルトの裏面のパッドがメッシュ素材からネオプレン素材へ変更されて感触が柔らかくなりました。重さがかかる部分だからありがたいですね。これなら摩擦で服が擦れることもなさそう。通気性は悪くなるかも?

角度の微調整

肩ベルトのつき方が、ハの字から垂直に微妙~に変わってました。肩への荷重のかかり方とか変わるのかな。


内装

カラーリングの変更

初代は派手な蛍光カラーで、いかにもカメラのインナーケースでござい!って風情でしたが、第2世代では柔らかい色味に変更されました。色だけじゃなくて布の質感も違うね。
外装も黒とネイビーは柔らかい色になってますね。安っぽさが薄れて、汚れも目立たなくなっていいと思う。

上気室のポケット構成が変更

初代は表側に2つ、背中側に1つ+PCポケットの計4つだったのが、
第2世代では表側に2つ+ファスナーポケット、背中側に2つ+ペンポケット+PCポケットの7つとかなり増えてます。さらにドリンクホルダーも追加。

初代のポケットは浅くて横長で素材もガバガバなのでものを入れてもこぼれるからあまりうまく使えていなかったのですが、細かく分けられて使いやすくなりました。
また、PC用ポケットも傷のつきにくいマイクロファイバーっぽい柔らかい素材に変更されています。

上下の仕切りの仕様変更

つまんでいる部分が仕切りです

リュック内部を上下に仕切るクッションの固定方法が面ファスナーからファスナーへ変更されました。それに伴い厚みも薄くなった。ここは初代のほうが頼もしさあったな~。上に重いものを入れると沈下しちゃう。
でも第2世代は畳んだ仕切りを収納しておくポケットが追加されてるのがいいですね。


結論:offtocoはいいリュック

……とまあ、これだけ変わっていたわけです。
もともとすごく使いやすい製品だったので、こんなに進化の余地が残っていたことにも驚いたし、初代の使い勝手やデザインを極力変えずに使いづらさだけを的確に潰していることにも驚いた。企業努力だなあ……。

しかも、よそのカジュアルな2気室カメラバックパックがだいたい15000円以上する中、5〜6000円で買えちゃうんだから素晴らしいですよ。

offtoco、最近ではカメラ製品というより、PCバッグのブランドになってしまっているようで、ちょっと寂しい気持ちもありますが……今回買ったリュックは、今後も大切に長く使い続けたいですね。

初代の方には防災リュックとして役立ってもらいます!