憧れのレンズを買ってしまった(2023/12/23)
買ってしまったのです。
ついこの間、atx-m23mmF1.4を買ったというのに!
いえね、23mm(35mm)の焦点距離があまりに使いやすくて、「もう23mm1本でいいんじゃないかな」「それなら手元のレンズと引き換えに、気になっていたXF23mmF1.4R、買っちゃおうかな……」なーんて思っていたところにマップカメラがセールやってたからつい、ついね……。
まあ自分へのクリスマスプレゼントということで……。
XF23mmF1.4Rが届いたぞ
というわけでやってきました「XF23mmF1.4R」。
新型(XF23mmF1.4 R LM WR)が出たためもう終売となっているレンズですが、XF35mm1.4Rのようなクラシカルな写りという評判が気になっていたのです。
手にとっての第一印象は「ぶっと!」でした。
X-S10との組み合わせはアンバランスとの向きもありますが、個人的には細くて長いよりぶっとくて短いほうが扱いやすくて好き。絞りリングのコチコチとした感触も心地いいですね。
フォーカスリングを前後させるとMFとAFを切り替えることができる仕様になっているのですが、カバンへの出し入れ時などふとした拍子にMFになってしまって「えっなんかAF効かなくなった!😨」と焦ることがちょいちょいあった。うーん。
さっそくためし撮り
ウキウキ気分で足取りも軽やかに、さっそく近所の公園へ撮り歩きに行ってきました。
冬の昼は短く、16時にもならないのにもう夕暮れの雰囲気が滲んできます。その光があんまりにもいい色で、構図も何も考えず思わずシャッターを切ってしまった。
ゴーストはフィルターのせいなのかどうなのか。これはこれでいい雰囲気なのでヨシ!
このレンズのレビューでよく見かけた「線の細い繊細な描写」って文句、どういうことやねんと思っていたけど、実際撮ってみてちょっとわかったような気がする。
花びらの滲んだような色彩、やわらかな質感はたしかに繊細な感じ。
散らばった花びらも画面に入れたくてF4まで絞ったけどちょっと中途半端だったかも。
金属を撮っても、硬質さやツヤ、質感はきれいに出てるのに、重厚感やラフさはあまり感じないような……気がする。先入観かも?
公園の池には渡ってきた鴨がそれはもううじゃうじゃ。
鴨が泳ぎ進むたびに波打つ軌跡が、水面で入り混じって複雑な模様を描くさまが見ていてとても面白い。もうちょっとキッチリ絞って撮ればよかった。
なんたらアドベンチャーとかいう名前の付いた複合遊具。
昼間は親子連れで賑わうエリアですが、この時間だともう誰もいなかったので、存分に撮らせていただいた。
月を覗くようにパチリ。
空の色がきれいに出ていてこのショットはちょっとお気に入り。
駐車場に帰り着く頃にはすっかり暗くなり、ささやかなイルミネーションが点っていた。
せっかく大口径レンズなんだからきちんと絞りを開けるべきだった~と後悔したけど、これはこれでささやかさやうら寂しさが出てるかもしれない。
そんなこんなで撮り歩いてみたけれど、見た目も素敵で取り回しやすく映りも好みでだいぶ満足です。来年はこれ一本で撮り歩くぞ~!
(と、現時点では思っているけど、X100シリーズの後継機が出るなんて話もあるからな~! 先のことはわからないね……)