見出し画像

『漁港口の映画館 シネマポスト』を開設して2年目に入りました。
スピードに追われながらも次第にリズムを掴み出している現在と言ったところでしょうか。
ラインナップがある程度先まで確定していれば多少の安心感が持てます。

店舗ビジネスをされておられる方には、媒体は違えども概ねの共通点はあるかと思ういくつかを考えてみます。
一つ目は季節に応じた気温変化への対応です。日本には四季があったはずですが、もはや5月中旬から10月いっぱいまでは夏と言って過言ではありません。
11月は中旬までは、エアコン無しの換気扇のみとなり、それ以降は2月までは暖房が入る…そうしたサイクルでした。
四季のうち、かろうじて春については感じるものが残ります。しかし秋は山間部に居なければ、まず感じる機会は無くなってしまいました。
歳時期に合わせた催しはあっても、気温の所為で微妙にも感じる状況です。
まさに一つ目は気温対応のホスピタリティです。
その関連でかねてより懸案の駐車スペースの確保が開設当初はありましたが、本年9月にコインパーキングがほぼ隣接エリアに出来た事により、遠方からのお客様、さらには雨、猛暑、極寒の折への最低限の対応が気持ちスムーズになった点は非常に大きいエポックでした。

2つ目は水回りです。
築50年以上且つ7年以上放置していた旧郵便局舎内の改装で興行場法の規定で男性用と女性用のトイレが必要の為、増設工事をして元々洋式1つのスペースから洋式2つにすることで当然配管も増えます。古い配管と新設配管の安定的なスムーズな稼働が為されるのに約半年かかりました。
リノベーション物件にはこの水回りの件はかなり気を遣うポイントと云われます。様々試行錯誤の末、現在は良好な使用状況となっています。

3つ目は予期せぬタイプのお客様の来訪です。当館はアートタイプの上映ラインナップ故にという敷居が油断ではありましたが、アルコール持ち込みもしくは酔った方がいらっしゃった事がありました。規約というか注意事項にその点に対する配慮が皆無でしたので、禁止として改めました。

現在も運営について実のところはトライアンドエラーの繰り返しであり、改めるに憚ることなかれを範として精進に努めています。
まだまだ運営面での改善余地は私も自覚しているだけでもいろいろありますが、力をつけてより良いリラックス空間を構築できるように、シネマポストの2年目も引き続き頑張ってまいります。

【漁港口の映画館 シネマポスト 次回11月16日(土)より公開作品のご案内】

英題 Fedrelandet
製作年 2023年
製作国 ノルウェー
配給 トランスフォーマー
上映時間 94分

ノルウェーの山岳地帯で大自然の中に生きる老夫婦の姿を、その娘であるドキュメンタリー作家マルグレート・オリンがとらえたドキュメンタリー。
季節ごとに異なる表情を見せる自然の風景をドローンや最新の撮影機材を駆使しながら圧倒的な映像美で映し出し、シンプルで豊かに生きる両親の姿を通して、人生の意味や生と死について探究していく。「ベルリン・天使の詩」などの巨匠ヴィム・ヴェンダースとノルウェーを代表する名優リブ・ウルマンが製作総指揮に名を連ねる。

【『幽霊はわがままな夢を見る』上映情報】
周南「絆」映画祭とは – 山口県周南市で開催する周南「絆」映画祭。
この町から「人」の力、「まち」の力を、映画を通して全世界に発信したい。

11月30日〜12月1日開催の周南映画祭に出品となります!
山口県東部に初登場です!

『『幽霊はわがままな夢を見る』公開決定!』
2024年11月30日(土)より1週間限定上映!名館、名古屋シネマスコーレにて公開!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?