DTMでBGMを。英語とサブスク話。/音楽編#2


意外と反響があったのでちまちま更新しておきます。

第2回は英語とサブスクの話をしましょう。


○英語

DTMを始めたいと思っている方、に限らず映像製作に興味があるひとは、英語ができた方が100万倍得です。というか英語が苦手だと序盤で積みます。
脅しをかけたところで、英語を勉強しなくていい方法もあとで紹介しますからご安心を。

さて、なぜ英語が必要か。理由は2つ。トラブルシューティングで積まないように、そして新たな知識を得るために。
DAWソフトの多くはローカライズ(日本語対応)されており、書き出したり設定をいじくる過程は日本語で出来ます。でもプラグイン(個別販売される外部音源)をインストールしてそれをアクティベートしたり(有効化の意)、各種エフェクトをかける場面では必ず英語にぶつかります。もちろん調べれば単語レベルではわかります。でも何らかの不具合で困ったとき、日本語で検索して解決する可能性は6割くらい。むしろ最初から英語で検索をかけた方がすんなり解決する、なんてことも。
そういうわけで、困ったときのために英語が読めた方が得なんです。困りごとなんて起きないと思うでしょう。100%起きます断言しましょう。その日のために、具体的なツールを紹介します。


 ○DeepL翻訳に突っ込め!

さっき英語が"読めた"方が得、と書きました。理由があります。英語が書ける必要はないんです(留保:DTM製作においては...)。DeepLにCtrl c,vして万事解決!
DeepL翻訳とは近年話題の無料機械翻訳サービスで、長文を貼り付けるだけで所望の言語に翻訳できるサービスになります。ネット上のサイトで十分機能しますし、使わない手はありません(貼り付けた文面が、データセンター側で一時的に保存される仕様で問題になりました。プライバシー特盛みたいな文面は回避した方がよいでしょう)!

DeepLに突っ込めば大抵の英語の文章は理解できます。ので、海外サイトのQ&Aに出会ったら即刻DeepLに飛んでください。ちなみにDeepLは、稀に段落レベルで翻訳を無視するエラーが起こります。その回避手段もいくつかあり、軽く紹介しておきます。
・自分で段落を細分化する
・関係節を自分で分解する
上記2つの方法で割と直ります。関係節を手術する方法はある程度英語が出来る人向け。無視して平気です。


○サブスクに入ろう

今度は具体的な音楽の作り方を伝授します。といっても魔法の製造ソフトがあるわけではなく、間接的な作り方。音楽系サブスクリプションに登録していろんな音楽を聴きまくりましょう。(サントラ製作に興味がある方なら、何らかのサブスクに既に入っているかもしれません。そういう方は、下の曲の探し方まで飛ばして大丈夫です。)
理由は言うまでもなく、自分の引き出しを増やすためです。とにかく物量。世の中にはあなたが想像している以上の様々な音が存在します。楽典的なc~bで再現可能な音は、意外と多くありません。民族楽器の打楽器とか。
色々なジャンルのサントラ、もっと言うと色々なジャンルの曲を聴いて、エフェクトの種類や楽器の特徴をなんとなく掴めればOKです。

さて音楽系サブスクリプションとは月額を払うと配信曲が聴き放題になるサービスを指します。Apple MusicとかSpotifyなどがそれ。別にどっちを使っても大差ないんですが、前者は曲・アルバム指向で後者はプレイリスト指向で設計されています。自分が使いやすい方を使いましょう。あと学生プランが大抵あるので必ずそれを使うように。毎月払うお金ですからね。

余談。Spotifyは無料でもある程度使えます。が、結局有料版の方が楽になります。
あと両刀使いも出来ます。その話はまたいつか。

 ○音楽の探し方

サブスクでどんな探し方があるのかというと、収穫型と採掘型に分かれます。前者はほっといても勝手に向こうからレコメンド(おすすめ)してくれるもの、後者は自分から掘ってみつけるものです。
収穫型はApple Musicの場合、For You欄で毎週金曜日に更新されるNew Music Mixや日曜日更新のChill Mixがそれにあたります。↓

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Spotifyなら金曜日と月曜日更新のRelease RadarとDiscover Weeklyが該当します。収穫型は、自分が追加した曲と似た傾向の曲を勝手にプレイリスト化してくれる機能と言えます。毎週更新されるのでチェックしときましょう。

採掘型の方法についてはあまりコメントする内容がありません。引っかかる曲があったら、そのアーティストの人気曲を聴いてみる(アーティスト名をタップするとアーティストページに大体飛びます)、似たアーティストの曲を聴いてみる、ジャンル検索でプレイリストをひたすら漁る....。

といっても、採掘型は時間がかかりますし初心者には荷が重いでしょう。次回はひとまずサントラに限定して、どんなサントラがあるか、メディア次第でどんな傾向があるかを概観していきます。

・第3回

・第4回


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