アナフィラクトイド紫斑病という、聞いたことない病気にかかった話
こんちは。今回の記事は、男のゴリゴリ毛深いお肌と湿疹の写真が出るから注意してよ。その分ヘッダーだけ綺麗にしといたから。
自分は約30年の人生、大きな病気にかかったこともないし、大した怪我もしたことない。入院や手術歴が全く無いのが自慢だ。
そんな人生の中で一番大きな病気は何かと考えたら、見出しにも書いてる「アナフィラクトイド紫斑病」だろう。
おそらく皆さん聞き覚えのない病名だと思う。ざっくり説明すると、体の免疫力が暴走し、毛細血管を攻撃して全身内出血を起こす病気だ。折角だし、今回はその病気についての体験談を書き記そうと思う。
異変を感じたのは2020年4月下旬。コロナウイルスが猛威を奮い、国内で緊急事態宣言が出された最初の期間中。
腕や足、お腹にポツポツとした赤い斑点を見つけた。この時点ではもちろん、ただの肌荒れとしか思わない。コロナウイルスによる緊急事態宣言。自宅時間が増えて、飲酒も増えるわ夜ふかしもするわで、そりゃあ湿疹が出てもおかしくはないわな。そんなことを考えながら普段通り過ごしていた。
週末。なんじゃこりゃ。湿疹にしては多すぎん?
てか全身めっちゃ痒いんだけど。こりゃヤバイわ。性病かな。いや、しばらくヤッてない。
皮膚科へ行き、とりあえず今は様子見ってことで塗り薬とステロイドを処方される。蕁麻疹かねぇ。いやでも、小学校のときかかったけどこんな感じじゃなかった気がする。
ーーーそれから数日後、こうなった
いーや!増えとるー!
足もなにこれ!火傷!?
寝てる間に誰か油ぶっかけた!?
写真はないけど、お腹も背中もこんな感じです。というか、首から下全滅。
この時点で軽くパニック状態。
平日に仕事を抜けてすぐ先日の皮膚科へ再診察…と思いきやGW休みに入って開いてない状態。
パニック状態で必死に開いてる病院を探し、唯一診察していた診療所へ向かう。
「あぁ〜。血管炎やねこれ」
血管炎?なんですかそれ。
おもむろに机の本を取り出し、写真を見せる先生。
「これ。アナフィラクトイド紫斑病。まぁアレルギーやね」
アレルギー?いやそんな体質じゃないけど…。とは言え、見せられた症例写真はまさに自分の肌のそれ。
血液検査を行い、その日の診察は終了。塗り薬と、「ベタメタゾン」というちょっと強めのステロイド薬、あとは「トラネキサム酸」という市販薬にもよく使われる抗炎症薬を処方された。天海祐希が「肝斑じゃない?」って言ってるCMでもおなじみのアレ。
医者からは休養を指示されたため、自分だけ少し早いGW休暇へ突入。数日後に血液検査の結果が出ましたが特に異常なし。結果次第では入院もありえましたが、自宅療養で十分だそう。今回の症状と全く関係ないコレステロール値の高さを少し突付かれましたが。
そんなこんなでGW本番到来。動いて悪化すると最悪肝機能にも影響が出ちゃうらしいので絶対安静。この間、Amazonプライムでめちゃくちゃ映画を見た。
GW開けにはかなり改善の兆しが。ああ助かった。一時は本気で足腐って死ぬと思ってたから。正直言うと、コロナ禍で良かったと当時は思った。どうせ紫斑病になってなくても、自宅待機するしかない状況だからね。病気によって行動を制限された感が無いから耐えられた、ってのはある。
結局、ひと月半くらいで完治した。あれから2年経つけど再発はしていない。結局、原因は何だったんだろ。暫く後に、薬剤師やってるツレに会ったので聞いてみたんですが、彼いわく「運が悪かっただけや」とのこと。
と言うわけで、今回はアナフィラクトイド紫斑病について調べてみましたが、原因まではわかりませんでした!
アナフィラクトイド紫斑病は奥が深いですねぇ〜
みなさんもアナフィラクトイド紫斑病にかかった際は、病院へ行かれてみては?
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