噂レベルとはいえ、新知事によるマチ★アソビ構想は根本的にズレてる
個人的にはアニメオタクではなく「特定のアニメ作品オタク」なので、よく勘違いされるがマチ★アソビは全く関わっていないし興味はあまりない。好きな作品が出展すれば観に行くことはあるが、街の雰囲気全体を楽しむタイプではない。
唯一、白滝製麺の半田そうめんは美味しいので毎回食べに行くくらいだ。
さてさて
県知事交代によってマチ★アソビの存続がネット上で話題になっている。
元々はufoテーブルの近藤社長が徳島出身ということもあって、県庁が制作スタジオを徳島で…という誘致したのがきっかけ。
結果的に空の境界を阿波おどりポスターに採用して全国ニュースになって「これは盛り上がるぞ」となったものの、一般層は結構冷ややかに見ていたもの
他にもイベントとしてのマチ★アソビが始まって、ufoテーブルシネマができて市内中心部に映画館が復活した
イベントとして始まった当初からアニメファンの熱心なボランティア活動もあってイベントとしては全国的にも珍しい成功の部類に入ったとは思う。
一般層はコスプレユーザーが大量に集まってくる様子と、周りのカメラ小僧をみて眉をひそめる傾向があったのは否めない。
アニメ=幼稚 という固定観念がある人も多かったし、サブカルそのものに理解がある大人は少なかった。しかし結果的にイベントそのものは大成功の類にはいる集客を見せるようになり、徳島県も補助金を出すなどをしていたが、その額については驚く額になっていったのも知る人はしるところ。
結果的には近藤光の脱税事件によって大きくマイナスイメージが付きそうなところだったが、アニメファンは近藤光の脱税事件のマイナスイメージよりも、イベントそのものを尊重した結果大きな影響は出なかったとも言える。
ここまでのイベントになったのはぶっちゃけ計算外の部分はあるが、ファンらの強い意志によるものだとも言える。
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アニメイベント=東京ビッグサイトなどで行われるような「全国的に知られるものは東京で」という固定観念をぶち破ったものであり、地元活性化の一翼ともなったが、1社(ufoテーブル)の関連するアニメーションが優先的かつ太々的に取り上げられていたのは間違いない。
その一方で近藤光プロデュース時代のマイナスな逸話は山のように出てきているし聞こえてきている。アニメファンならではのボランティアスタッフに支えられていることをどこまで理解しているか?と思うことや地元活性を口にしながらも著作権関係の部分。またはメディア展開についてもいろいろと話しは聞いたことがあるし、人間的にも問題あるような発言があったことも複数の人から同じ話を聞いたものだ。
ではあるが、このマチ★アソビというイベントそのものの経済価値は大きな物があり、新知事がいろいろと改変構想を持っているようだがまったくもって的はずれなことばかりを言っているように感じる次第。
あの「中心部だからこその開催」の意義と意味により盛り上がりがあったのと、23回を超える(最近はナンバリングを止めたようだ)イベント開催は、同じ場所でしているからこその必要性と参加してきているユーザーの思いは「全くもって理解していない」と思われる。
「前の知事の色合いを消したい」という「政治のおもちゃ」として、マチ★アソビの内容を変えてしまえば近い将来にマチ★アソビの雰囲気は一変してしまうだろう。また自分の思い通りにならないからと言って予算削減などをしては全くもって悪手とも言える。なによりも新たな知事としての「権威」や「活動のPR」としては使用してほしくない。
新知事がやるべきことは「マチ★アソビ」のアップデートであって、縮小や改変ではない。興行ではなく「お祭り」として日本全体に発信できるものにしていくことが大切なのだ。そこに前任の知事との確執や比較をするべきではない。
その一つとしてはufoテーブルやアニメ誌Nwetypeの色合いが強すぎるイベントからアップデートを行う必要があると言える。現行ファンが楽しめるものはそのままにした上で、アニメ全体とゲーム全体をうまく取り込んだうえで「新旧のアニメファン」が楽しめるものに上手に舵取りをするのも一つの方法かもしれない。
加えてメディア展開をもっと上手にするべきで、ニュースでの取り上げと自グループ発信だけでは、どこまでいっても、一般層にはきちんと理解されていない部分が多々ある。
全てを理解してもらうのは無理だとしても、マチ★アソビの本質の面白さと良さを発信するためにはメディア展開が大切だがそこは理解するべきだろう。
一般層へのPRは切り取り報道されるニュース情報発信だけではダメなのだ。
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