079-#her/世界でひとつの彼女（2014）

079-#her/世界でひとつの彼女（2014） 

①【映画情報】
近未来が舞台、他人の代わりに想いを伝える手紙を書くことを仕事とする
セオドアは長年連れ添った妻と別れて悲嘆に暮れていたが、
人工知能型OS・サマンサ（音声アシスタント）を手に入れ、
その個性的で魅力的な声、一緒にいて幸せと感じるところ等から、
一人の女性として惹かれていく。

監督は#マルコビッチの穴 や#アダプテーション 等、
変わった作風を扱う#スパイクジョーンズ。
長編では初めて単独で脚本も手がけ、
第86回#アカデミー賞 で脚本賞を受賞。
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②【私見】※少々ネタバレ
#ジョーカー  以来の#ホアキンフェニックス、ロンリーな恋愛映画。
話題だったのは知ってるけど、あまりテーマ知らなくて、
ホモものとか失恋ものとかそんなもの？
というフワッとした認識で鑑賞したら、
わりとガチなヒューマンドラマで
『愛に肉体は必要か』
みたいな感じでした。

近未来とかって表現難しいなー
と思ってたんですが、
シャツonシャツとか、
スマホよりオーディオ中心のUIが発達しているとか、
その示唆がさりげないところに見られる感じがオシャレ。


あと、
サマンサの声がなんか聞き覚えあるなー
と思ったら、
#スカーレットヨハンソン
（邦画だと#林原めぐみ とか#綾波レイ を意識？）
なんですが、
うまい具合に機械と人との混ざり合ったようなしゃべり方、
雰囲気で違和感なくこの近未来に入り込めます。
AIとの共存でいうと#エクスマキナ とかが浮かびますが、
このサマンサのトーンは完全に恋愛ものって感じですね。


ただ単純なラブストーリーとしてみると
少しもたついて感じそうですが、この恋愛ドラマを通じて、
人との恋愛ってどうなんだっけ？
と価値観を人にも当てはめてみれると面白いストーリーな気がしました。

例えばAI対人の恋愛と言えど、
いろんな面を知ることで合わない部分も見えてくるみたいな部分は
昔から変わらないところですし、
別個の対応をそれぞれしているサマンサを別ものとして許すのか、
やり取りが記憶に蓄積されているという点で許せないのか、
みたいなところは対AIと言えど、
人の価値観の違いを感じる面白い部分かなーと。

まぁ、基本人は独占したい生き物ですかね～。
終盤の展開は新しい恋の価値観が出てきて新鮮でしたが、
なんだかんだで人は人との恋愛が一番かもしれません。


新鮮な恋愛映画をお探しの方、
失恋して新しい恋をお探しの方、
観てみると新しい発見があるかもです！


#シネクス発掘度6 /10

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