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映画『日日芸術』について

絶対的な肯定感。
映画を観ているあいだ
その感覚に包まれて
いっぱい泣きました。

何に泣いているか
自分でもよくわからないのだけど
あふれてくる涙を止めることができない映画。
そういう映画にときどき出会います。



映画『日日芸術』。
敬意とか、誠実さとか、優しさとか、
そういうのがたくさんあふれていて
すべての命に対する
絶対的な肯定感。

そしてそれは本当はみんな知っていて
ただ、
忘れてしまっているだけで。
記憶の奥にある
心象風景を見ているよう。

ただそこにいるだけで
そのままで
その人のままで素晴らしい。

それに触れてしまうから
がんばっている自分のこころがほぐれて
いっぱい泣いてしまうんだろうなぁ
と思う。


映画は、ドキュメンタリーとフィクションを、パスカルズの音楽をお供に、行ったり来たりするロードムービー。

物語の筋書き説明も、伏線回収も、
この映画には必要ない。
ただ、触れるだけでいい映画。

芸術に携わる、福祉に携わる、
社会に携わる、人に携わる、
全ての人に届けたい
そんな映画です。

🎬上映期間・6/5(水)〜6/23(日)
🎤舞台挨拶・6/5(水)、6/8(土)、6/14(土)、6/15(日)

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竹中翔子(シネコヤ店主)
シネコヤは、街の中に《本》や《映画》の文化的な空間を残していくことを目指しています。生活の身近なところに、《本》《映画》が与えてくれる豊かな時間を、お届けできたらと思っています。そんなお店の仕組みづくりをしています。