キネ坊主の映画人生を紐解く⑱
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本日は、明後日から「仮設の映画館」で公開される『島にて』の作品紹介記事を公開致しました。
島とか田舎で生まれ育った方は共感できるトコある作品。気づけば日本の何処にでも当てはまることがありそうなことが詰まっている、観ておいた方が良い作品ですよ。
さて、今回は昨日と違って落ち着いて観れる作品として『Laundry』(2002)をどうぞ
[脳に障害を持つ純真な青年と、心に傷を抱えた女性が織りなす交流を、窪塚洋介&小雪共演で描いたハートウォーミングドラマ。脳に障害を抱える青年テルは、祖母が営むコインランドリーで洗濯物を盗まれないように見張り続けている。そんなある日、水絵という女性に出会ったテルは、ランドリーにワンピースを残したまま故郷へ帰ってしまった水絵を追って外の世界へと足を踏み出すが…]
改めて予告を見直してみて…とことん癒されるような綺麗な映像が続いた作品だったような気がします
たしか、おそらく、今は無き梅田ガーデンシネマで初めて観た作品のような気がします…一つ下の階のシネ・リーブル梅田とは違う気品のある作品が多かったような気がします
この作品の後は、ジャーナリズムを深めた窪塚洋介さんが突出していくので、この作品で不思議なキャラクターを演じたくれたことが今となっては微笑ましいなぁ。
対して、小雪さんはドラマ等によく出演するようになった頃。そのスタイルがブレないキャラクターで、小雪さんらしくて良いなぁ、と感じます。
なんだか、こういう空気感のある作品は1990年代後半から2000年代前半によくありましたね。観た後には、なんだかジーンとキて良い作品観たなぁ、と思ってたんですよ。このシーンがあるだけでこの作品は最高だって言いたいんですよね。現在ほどに多様なジャンルを観ていなかったけど、こういう作品を観て癒されたかったのかなぁ、当時の私は。
なお、この作品の監督は、森淳一さん。この後も綺麗な映像がある作品をよく手掛けているんですが、直近では『見えない目撃者』を監督しているんですよね。次は、どのテイストの作品を手掛けるか気になります。
梅田ガーデンシネマ、学生時代からよく通ってましたね。2014年3月に閉館するまで毎週末に1本は観ていたんじゃないかな。シネ・リーブル梅田とは違ったテイストがありますが、それぞれに良い持ち味があり、新梅田スカイビルに2つの映画館によって私の学生時代は充実していたなぁ、と懐かしく感じながら、私のGWを終えるとします…