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Cine Frame のnoteをはじめました

おつかれさまです、Cine Frameです。

いつもYoutubeでご覧頂いている方も、初めましての方もどうぞよろしくお願いします!


Cine Frameとは?

Cine Frameは2023年7月からYouTubeを開設し、本記事公開時点で1.5万人の登録をいただいているチャンネルです。

海外のCMや映画のFilmmakingにおける「Cinematography(シネマトグラフィー)」の撮影/照明の方法やノウハウを紹介・現役シネマトグラファーの経験や知識をもとに、これまでYouTubeの動画を制作してきました。

このnoteは「Cine Frame Magazine」として新たに作っていくメディアです。

noteで有料メンバーシップをはじめる理由

僕が今回、noteでメンバーシップの有料noteを始める理由を以下に記載します。

■メンバーシップはこちらから!


1. 国内の映像制作メディアの情報は、プロになるには不十分だった

僕は独学で学び、現在フリーランスのディレクター/シネマトグラファーとして活動しています。2023年にはJSC(日本映画撮影監督協会)にも参加させていただいています。

僕は8年前に、海外の映像のルックを自分の手で作れないかと試行錯誤しながら、それまで貯めた貯金をほぼすべてつかって機材や情報、ソフトウェアなどをトライアンドエラーで学んできました。

ARRI ALEXAも中古で買いました。英語で使い方を発信していたら、ARRI社から「この日本人誰?」ということでインタビューも受けました。そのくらい少しネジが飛んでいます。

今考えれば、一念発起して海外留学が良かったのかもしれません。ただ、すでに当時27歳だった自分には、度胸もお金もありませんでした。

そのとき勝手にメンターにしたのは、海外で活躍するDP,CinematographerがやっているYouTubeやVimeo,e-learningのコンテンツでした。

有料であればお金を払いましたし、目を皿のようにして海外の情報だけを参考にFilmmakingのノウハウや知識を吸収しました。

なぜ海外の情報に固執したのか?これには大きな理由があります。

現在はどうかわかりませんが、当時日本における映像制作のメディア=日本語でとれる知識・情報はとても少なく、とてもプロになるには不十分だとすぐに理解しました。

要は「初心者向けの情報しかない」「プロ向けは機材のスペック解説のみ、実践的な情報はブラックボックス」「自分の過去を語るプロばかり」ということです。

僕は前にやっていた仕事で運良く英語を読むことができ、テキストであれば最低限のコミュニケーションをとることができました。

そこで見た現実は、日本のそれと違っていて、「プロが次の若いプロにノウハウをオープンにしていること=体系化されていること」でした。

ノウハウを自分のものだけではなく、人に還元することでより良質な映像づくりにつながっていくようなコミュニティやメディアがたくさんありました。

作品撮りとして女性をキレイに撮る、次から次へと新しいレンズやカメラボディを試す、そんな映像づくりに全く興味がなかった僕は、日本の映像制作の情報不足に課題感を感じていました。

自分の貴重な人生の時間を、自分の思う「正解を作る」行為に当てたかったんです。伝統的な何十年も誰かの下について、背中を見て学べ!というのはあまりにも無責任すぎると感じています。

だからこそ、自分の経験を活かしながら、プロとしてお金をいただく映像づくりのスキルやマインドセットを培えるような場所を作りたい!と思ったのが強烈な原体験としてあります。

2.ニッチな情報を、責任を持って継続的に発信したいから

僕はいま「Cine Frame」のYoutubeチャンネルを運営しています。

もちろん頭の中には、ここで再生回数が跳ねることで、広告収入によって自由に作品づくりでもできるのかな?と期待していましたが、現実的にはそんなに甘くありません。

ただ、僕が伝えたい情報は、初心者がいかにうまく撮れるか?ラクして良い映像をサクッと撮れるか?ではありません。

初心者の壁を乗り越えて、プロとして本気でやっていきたい人たちがどうすればいいのか、どんなことを考えたら良いのか、そんな派手ではないけど血肉になるような情報です。

少しだけYou Tubeでも試して発信してきましたが、工数と再生回数を天秤にかけるとボランティアになってしまうのは自明でした。

もちろんこれからもYou Tubeでの発信は続けます。ただ、とても上辺のテクニックでしかありません。そこは自分でも理解しながらコンテンツを作っています。

ただ、僕はバズるから・見られるからという理由で本質の情報を完全に捨て去りたくありません。

だから、見て貰える人にお金を払ってもらって、その人に届く情報としてちゃんと役立つものを責任を持って発信していきたいと思いました。

3.マジで映像やりたい人と、マジでつながりたいから

ここからは、よくわからない気合が入ってしまいますが、僕は自分の人生をかけて映像を学び、プロとして生きているつもりです。

自分のセンスのなさに絶望したり、情けなくて泣いたこともあります。撮影前に眠れなくて、寝不足のまま撮影に臨んだりもします。

全部いいもの撮りてえ!という気持ちから来ているんだと思います。

もちろん世の中には、僕よりも実績や経歴や経験がある素晴らしいクリエイターの方々がいらっしゃいます。

僕は、とても上から目線で語れる立場ではない、まだまだ精進が必要なのが僕自身です。

だけど、マジで映像やりたい人がマジで困っていることがわかります。マジで映像やってない人に、手を抜いてもいいと言われたらとても機嫌が悪くなるんです。

マジで映像でいいもの作りたい人を応援したいし、マジでいい映像つくっていきたい人が、マジでお金を稼いでいい生活を送っていてほしいんです。

僕は、これまでたくさんの映像を、お金をもらって作ってきました。いわゆるクライアントワークです。

だけど、「今回は急ぎ目で」とか「あんまりこだわらなくていいんで」とか「コスパがいいのでよろしくです」とか、唇をぎゅっとして答えなければいけないような依頼が大半です。

僕は高い機材を使いたいとか、無茶を言っているわけではないです。

だけど、この業界の大半の人たちがクリエイティブに必要な準備や段取り、知識などがあまりにも不足していること、相手方へ説明するためにどうにか噛み砕いて説得してきました。

でも、それっておかしいんじゃないか?と思っています。

日本の映像と海外の映像はよく比較されます。そして僕は、構造的にも海外の映像がとても優れていると思っています。

これから日本の人口は明らかに減っていきます。日本語のコンテンツは日本人の人しか見ません。だから、これから映像の市場規模はどんどん小さくなることでしょう。

僕には危機感があります。大好きな映像をプロとしてやっていきたいのに、いまこの時点で正解の映像しかつくれない、そこに合わせていくことを強制されるということ。

そんなのは嫌なんです。もっと世界を前提にコンテンツを作って何がおかしいんだ?と思います。日本を無視して作ることになんの問題がある?と思うんです。

だから、僕はマジな人をマジで応援する一人として生きていきたいと思っています。ここはそのための足がかりにしてほしい、もっと言えば踏み台にしてほしい。

映像を始めたとき僕は27歳でした。僕一人では何も変わらないと思っています。だからこそ、マジな人がマジな人と繋がれる場を作っておきたいと思っています。

noteで発信していきたいこと

現在この有料noteで発信していきたいと思っていることは、いくつかあります。

海外の映像メディアやYou Tubeの解説での知識提供

はじめる理由でも語った通り、僕は海外のプロがオープンにしている情報が一番信頼できると思っています。

ただ、英語を理解して自分の知識にしていくのはとてもハードルが高いと思っています。

僕は映像を学ぶために、同時に英語も本気でやりました。

でも、一切ノートに文字を書くことはありませんでした。全部、目と耳と喋ることだけです。

現在ではある程度話すこともできます。友人に影響されてTOEICを受けたら870点でした。

以前受験したときのスコアです、ほぼ勉強していません

そんな僕ができることは、日本人の映像制作者に向けて手が届いていない情報や知識を橋渡しすることだと思っています。

もちろんいろんな情報が混ざると思います。最新の情報や基礎的な情報、機材のピンポイントな知識、海外のDirector/DPの情報などなど

体系的にするのは後回しにして、僕のフィルターでみなさんに役に立つ物事を発信していきたいと思っています。

独学フリーランス/映像制作者としてのビジネス面のノウハウ提供

これも自分が発信することで、誰かの役に立つであろうと思うものとして考えています。

僕は以前、広告制作のプロデューサー/プランナーだった過去があります。カンヌライオンズなど、国際的な賞を受賞したプロジェクトにも関わっていました。

なので、この業界がどのような仕組みでどういう動機で仕事が回っているのか経験をしています。

その後、独学で映像制作のフリーランスとして生きている自分のなかで、経験上ある程度体系的に話せる事があると思っています。

  • クライアントワークの手引(プリプロ~プロダクション~ポスプロ)

  • 案件の獲得に向けて営業やブランディング

  • 映像のプロとしてのコミュニケーション/プレゼンテーションスキル

  • 映像制作者の資産形成などお金の話

そういったことは、僕個人として話すことで参考になることがあるのではないかと思っています。

英語を身につけるための機会やコンテンツの提供

ここは長期的にやっていきたいことなのですが、映像制作者の人は英語を身につけると全然見える世界が変わると思っています。

僕自身がまさにそうで、国内の情報やコンテンツだけ見ているととても視野が狭くなってしまいます。

また、映像を学ぶことと英語を学ぶことは同時に実現できると思っていて、それは自分が経験としてやってきたからです。

※英語でYouTubeをやっており、これが最初の動画

下が、ある程度たってからのやつ

大きな違いは、はじめは原稿を覚えてボソボソ、最近のはプロットを考えたあとは自分で出てきた文章をハキハキ喋ってます。

僕自身は留学経験はありません。ただただNetflixやら英語の情報を知りたいという欲求だけで英語を身に着けました。

ただ、その途中に英語を身につけるための技術やノウハウも学んできています。

自分がなんとかものにできた!という経験もあるので、そのためのコンテンツも発信していきたいと考えています。

こんな人に参加してほしい!

わがままですが、こんな人に見てほしいな・参加してほしいなと思っています。

  • 色々基本的なことはできるけど、プロとして情報が少ないと思っている

  • クライアントワークを積極的にやっていきたいけど、周りに参考にできる人がいない

  • 初心者だけど、海外のような映像づくりをしていきたい!

  • 英語と映像を同時に覚えていきたい!

  • フリーランス/プロダクションとして、ビジネス面でのリアルな面を知りたい

ただし、僕自身が超大型作品やビッグバジェットのCMをバンバンやっている人間ではないので、不足している情報や知識はたくさんあると思います。

そのときには、ゲストでインタビューコンテンツなどを企画して、一緒に勉強していきたいと思っています。

また、note内に書いたことは完全クローズドの場となりますので、SNS等で内容をシェアすることは原則禁止とさせていただきます。

メンバーシップとしてせっかく貴重なお金を払ってもらうわけなので、むやみに拡散させたくありません。

さいごに

とても長い文章になりましたが、僕はCine Frameという一つの場所が、距離や時間的な壁を超えて、映像を本気で学びたい人が集うものになれば超幸せだなと思ってやっています。

これから自分自身にも色々な変化があるでしょうし、みなさんも同様だと思います。

ただ、本気でやってる大人はカッコいいな、マジでやってる俺は生きてていいんだな、と一人でも多くの人が思ってくれるような世界になっていけると、僕は嬉しいです。

日本だけの枠で悶々とするのは、もう良くないですか?せっかくだから世界を視野にやってきたいっす、僕は。

そして、本気で楽しんで映像制作やっていきましょう!

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