2ヶ月間で北海道を一周した話-0日目後編-
新日本海フェリーに乗り込んだ私は、まず自分の居室に向かうことにした。
私は2等客室という一番低価格の場所にしたのだ。
正直、ほぼ寝るだけかつ一人なのに大きい部屋を取る必要がなかった。
実際に乗り込んでいる人を見ると、グレードの高い部屋に泊まっている人は皆2人以上で乗船している人ばかりだった。
当たり前と言えばそうなのだが、私にとっては衝撃だった。
えっ、北海道にフェリーで行けるほどの日程の都合がつくパートナーがいる人なんてこの世の中にいるの。。。?と
たくさんいたんです。
私は脳天をぶん殴られたような気分になりました。
いつか同じように誰かとフェリーで北海道に行けるような状態になれればいいなぁ
そんな思いを馳せながら、自室に充電器や食料を置いておきます。
少し大きめの荷物は備え付けのコインロッカーがあるのでそこにぶち込んでおきます。
私の時はコイン返却式でまだたくさん個数が空いていたと思う。
だけど2等客室でコインロッカーが使えないとえらいこっちゃになるのでできるだけ早めに確保しておくことをおすすめします。
ここまで準備できたあたりで、出航になりました。
出航後、デッキの上に立つと段々と遠ざかる陸。。。
さよなら本州、また2ヶ月後まで。。。
悲しさを感じつつ、昼ごはん用に買ってあった寿司を食べます。
ちなみに乗船しているほとんどの人が同じことをかんがえるので、ご飯を食べるスペースがありません。
リアル椅子取りゲーム。
なんとか空いた一席を確保して美味しくお寿司をいただきました。
写真撮っておかなかったのが残念。
このあとはひたすら陸地から離れて運行していくので、
早めにキンドルやYoutubeなどをダウンロードしておくことをおすすめします。
船にWifiは付いてますが、あいつらは携帯で受信できる時しか稼働してないんですよ。
つまり陸から大きく離れたら、インターネットとはおさらばです。
私はもともとダウンロードしてあったキンドルや漫画があったので、それをみながら過ごしてました。
過去の自分、ありがとう。
しばらくするとレストランが開くのです。
ここも混むので、早めに行って夜ご飯を済ませます。
ご飯は可もなく不可もなく
ただ、船の上で食べられるご飯ってだけでテンションが上がります。
ご飯が終わったらさっさとお風呂。
あまりに遅い時間になるとお風呂がドロドロのお湯になるらしい。。。
そんな恐怖のお湯には浸かりたくないので、できるだけ早めのお風呂に入ります。
この船の上のお風呂というのがまた最高で。
遠くの陸地が灯りでキラキラと光るんです。
あと海を切る船の音。
誰もいなければ何時間でも外を眺めていられるような、他のお風呂では絶対に味わえない体験です。
これに入るためだけでもフェリーに乗る価値があるかもしれない。
ここまで終われば、あとは部屋に戻って寝るだけです。
小樽への到着予定は4:00。
到着後はすぐに山に向かう予定なので、早めにおやすみなさい。