カナダ親子留学2年目の収支はもちろん黒字
1年目は学生ビザだったので、働いた分は家賃と食費に消え、貯蓄はできなかったけど、カレッジを修了して働き始めてからはプラスである。
息子の学費がかからないことが大きい。
時給が安い分家賃タダにしてもらってるのがかなり大きい。
カナダの介護士といっても収入は日本で看護師をしていたときとあまり変わらないので、夜勤やサービス残業、時間外の研修などがない分、ずっと楽だ。
母が日本に帰国して叔父叔母たちに会ったとき、私とは金輪際連絡取りたくないと言われたそうだ。50 過ぎて海外に行くなんて身の丈にあってない、身の程知らずにもほどがある、何か頼ってきても一切世話はしないとのことだった。
カナダでよほど貧困ぐらしをしていると思われているようだ。
私の人生には、いくつかの転機がある。
”安定したした大きな会社に入るかや公務員になって独身を貫くか、良い夫をゲットして中流以上の暮らしをする”これが私の世代の王道だ。
4年制大学に入った時点で「良い夫をゲットして」の路線は終了。
私の時代は、女は腰掛け、職場の花の流れが色濃く残っていた。いい男をゲットするためには女子短大(現在は絶滅)に行く必要があった。
しかも、大学に入るまで知らなかったが4年制大学を出ても、大手金融機関や総合商社に入れるのは男子学生だけだった。
女性でも入れる百貨店、流通業界に就職したものの離婚。これで軌道が少しズレた。昇進もしたし若かったからみんなにかわいがってもらって、いろんなプロジェクトも任されて仕事も楽しかったけど、長時間労働で燃え尽き、考古学の道へ。研究でも一定の成果を上げ、子どもも授かってハッピーと思ってたらまた離婚。
30過ぎてシングルマザー。無収入へ・・・
日本の女にとって、結婚は人生を棒に振る恐るべきリスクだ。
結婚相手を間違えると、ふつうに最悪・・・
無収入になったものの、ここで、シングルマザーへの支援制度を利用して、ほとんどタダで看護師資格を取得。この制度は本当にシングルマザーの助けになる制度で私の後輩たちも何名か利用していた。その後就職して、相当額納税したからwinwinだろう。
看護師の資格は、私が持っているどの資格よりも最強だ。日本語教師、教員免許、学芸員・・・色々持っているが就職と収入になかなか結びつかない。
”看護師だった”という経歴はまさかのカナダでも使える。(英語ができれば、本当の免許もとれるからなおさらいい)
それはさておき、
1年目は、自分と子供の学費、留学エージェントやビザコンサルに支払ったお金をあわせて300万円くらい、渡航費、留学保険、ビザ取得にかかる様ざまな雑費を含めて100万円くらい。IELTS対策と試験に60万くらい。これらは、貯金で賄った。
2年目、就労ビザと息子の学生ビザ、永住権申請の代行料に合わせて100万円ほどかかっている。が、毎月2000ドルぐらい貯金できるのであっというまに車が買えるほどお金が貯まった。
旅行もあちこち行けた。
時々外食もするし、息子の帰国費用などで出費も多いのに「年収が低い世帯」として国から手当まで出る。
永住権が取れたら、LMIAの縛りがなくなるので時給をLPN並みに上げてくれるそうだ。そうすると、日本時代も含めて最高年収になる。その分、家賃も払わなければならないのだが、日本にいるときと同じくらい貯金もできそうだ。
私の世代は、年金額が生活保護費よりも少ないので一生働かなければならない。下手したら100歳まで生きるかもしれないから、定年退職ができないのだ・・・退職金があったとしても100歳までもたないのだ・・・
10年ぐらい働けば、カナダでは家を買えなくても、日本で中古のマンションを買えるぐらいはお金を貯められそうだ。
今年は、車を買ったり旅行に行ったりで散財したが、節約したらだいぶ貯金できるのではないかと考えている。
永住権・・・まだまだ時間かかりそうだ。
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