Vancouver 島西海岸で初キャンプ 夏なのに凍える
1泊車中泊キャンプはPort RenfrewとSookeに決めた。
ボタニカルビーチ(Botanical Beach)のTide Pool(潮だまり)を観察するのが主な目的。せっかくなのでゆっくり周辺のハイキングもしたい。なので適当なキャンプ場に一泊して、Victoriaに程近い風光明媚な町Sookeもついでに行くという計画を立てた。
Botanical Beachは見どころ満点で、十分堪能した。このトピックは別の機会に書くことにして、今回はキャンプしたPacheedaht Beachについて書こうと思う。
Port Renfrewという人口数百人の小さな港町がある。太平洋に面した美しい砂浜のある入江があり、Pacific Rimへと続く長い長いWest Coast Trailの玄関口でもある。
去年の秋に来た時は、観光シーズンも終わり、ビーチも町は閑散としていた。
今年は、夏休み真っ只中。
キャンプ場はキャンパーでいっぱいだ。
でも、平日だったので泊まる場所は確保。キャンプ場はビーチに面してあるのだがビーチサイドの場所は取れず、一列奥に陣取った。受付のおばちゃんが、「ここに新しいシャワーと水洗トイレがあるよ!」とお勧めしてくれたのだ。
Googleの利用者が投稿した情報を見て理解したのだが、キャンプサイトは二箇所あって、北側が最新設備付き、南側がトイレのみになっていた。そして、この辺は携帯の電波が良くない地域だからなのか、予約が取りづらいらしい。
場所が取れてしめしめと思って、ビーチに繰り出してみたがそこまで暑くない。本当は、チェアに座って夕日を眺めてぼんやりしたかったんだが、ビーチサイドから一列離れただけで、海が見えず森林の中になる。
ま、夜星空が見えればいいやと思って、のんびりしていると、海の方から冷たい風が吹いてきてキャンプサイトの中に霧が出てきた。
北海道南部人のいう「濃霧(ガス)」っていうやつだ。
まじか!
見る間にビーチがガスで覆われ、視界がなくなるし気温が急激に下がる。
電波がないので、現在気温がわからないのだが、もともと調べていた天気予報だと快晴(12−22℃)だったので、体感16℃くらいだ。
当時、バンクーバー島東海岸は27℃。一方西海岸はまるで冬。
寒すぎて、夕食も簡単にスモーキーで済ませ車に逃げ込んだ。
砂浜に寝転んでオーロラや流星群を見る、という夢は儚く消えた。
雨は降っていないのに、樹冠から雫の落ちる音がする。霧が木の葉を濡らしているようだ。
とにかく、海からの風が冷たい。
他のキャンパーは、プロパンガスのFire pitで暖をとっている。
キャンピングカーの人たちは、物がいっぱい運べるし準備がいい。
バーベキューの匂いもするし。何とも羨ましい。
夜中になって、もしかしたら霧が晴れるかも?と思ったけどやっぱり空は低い雲?というかガスに覆われて真っ白。
しかし、さっきまでの冷たい風は止んでいた。
いったい何という気候なんだ!太平洋からの風はそんなに冷たいのか!
まるで、日本の「やませ」を思わせる。(北海道東北に春から夏にかけて吹く海からの冷たい風)
自分が子供の頃も、室蘭や登別あたりでガスがかかっているのはよく覚えているが、バンクーバー島の西海岸でも同じ光景を見るとは。
朝起きると、霧が少しずつ晴れてきて寒さも和らいでいた。
たぶん、ビーチだけ濃霧に覆われてたんですね。
びっくりした。
西海岸の夏は、そこまで暑くないということはわかった。
海水浴は、バンクーバー島東海岸の方が向いてますね。
今日も27℃。すでに暑い。
キャンプ場は、電波がなかったのでデジタルデトックス。siteには水道も電源もあって、設備は完璧でした。うちはRV用の場所に泊まったので1泊32ドルでした。テントのみ、水道なしだったらもっと安かったと思います。
あんまり商売っ気がないのか、ちゃんとしたwebsiteもなく宣伝もあんまりしてないのですが、ここは想像以上によいキャンプ場でした。
すぐそばに、West Coast trailの出発点もあって地図上では案内所もあるのですが、これも全然案内板とかなかった。いつかのために情報収集したかったんだけどね。
そんな、Pacheedht Camp Ground。
■ Websiteが機能してないらしく、TripAdvisorより