普通の中学生、Grade10 中間成績
日本の高校1年生に当たるGrade10の最初の成績が来ました。
大学入試には、Grade11以上の成績しか関係ないらしいので、そこまでびびらなくてもいいようです。
◆FOUNDATIONS OF MATH AND PRE-CALCULUS 10 Term 1: 97% (A) 数学
◆ADST – MEDIA DESIGN 10 Term 1: 98% (A) パソコンを使って絵やアニメーションを作る授業です
◆VISUAL ARTS: ART STUDIO 10 Term 1: 90% (A) 美術です
◆SOCIAL STUDIES 10 Term 1: 87% (A) 社会(主に歴史)
結果、オールAでした。
数学やPCではAを取れそうでしたが、正直苦手だった美術でA、英語力が問われる社会でもギリギリAを取れたことは、良かったと思います。
社会の先生は、昨年からの持ち上がりなので、かなり大目に見てくれたんではないかと思います。去年は沖縄の米軍基地についてのレポートを出してとても褒められていました。
同僚やお父さんに、Grade10でオールAはどれぐらいいい成績なのか聞きました。成績は学校や地域によってつけ方が異なるとのことですが、いい成績なんじゃないか?とのことでした。
「でも、生徒全員オールAなんじゃないの?」
と聞くと、お父さん
「それはあるかもね」
だって。
確かに、相当田舎のSecondaryなので、大学に進学する学生などは少ないのかも?でも、うちのクライアントの家族はお祖母様から孫に至るまでほぼ全員この学校の卒業生でVictoria大学に進学しているし、知人の娘さんも相当優秀な成績を収めたのでトロントの大学に進学した。殆どの生徒が何らかの奨学金をもらっていたので、進学率はそこそこ高そう。
息子は、
「ほら、ちゃんと勉強してるでしょ」
と、堂々とオンラインゲーム。
数学に関しては、やはり日本の中1ぐらいのレベルのものなので、楽勝なんだろう。先生曰く、今後も難しくなる予定なし!とのこと。
メディア・アートは、息子はブレンダーというソフトが結構難しいと言っているが、assignmentをちゃんと出しているということで、評価されたらしい。
本物のArt。
日本でも美術で5など取ったことがないのに、なぜ取ったのか!と呆れたが、先生の説明が良いらしく、まともな作品ができたようだ。
日本では、絵の描き方など教わったことがないとのことだが、このセカンダリーの先生は、様々な角度から教えてくれるらしい。そう言われてみると、日本の学校でも、あんまり絵の描き方を教わった記憶がない。
「はい、好きなものを描きなさーい」という日本式よりも、理論や作家の背景を調べたり、それをもとに実践したりするカナダの美術はなかなかやりがいがありそうだ。
社会。
これは、難関。なにしろ、第一次世界大戦のあたりのカナダの歴史をやる。そもそも、日本でもあまり詳しく習っていないあたりの、さらに誰も知らないカナダ人が登場し、その人物について調べたりレポートを書いたりする。先住民の歴史も非常に難解だそうだ。
というわけで、日本の中学Cランク程度の息子が、カナダに来てオールAになった話でした。