Tax returnで一日つぶれてしまった
カナダの確定申告は、自分で行わなければなりません。
カナダの税率はとても高いので、Tax returnをやらないとたいてい損します。
消費税の還付も年数回あるので、これももらえません。
年末調整などという便利な仕組みはないので、自分で給与明細をアップロードしたり、学費や医療費などを控除として申告します。
便利な無料ソフトがあって、PDFを自動的に読み取って必要項目の入力を自動でやってくれるのですが、医療費とか学費は自分で入力しなければならないんですね。毎年やってるのに、まだ慣れない。
去年までは支払った税金が全額戻ってきたのですが、今年はどうもそうはいかなかった。年収が、昨年より10000ドルほど増えているのですが、変だなーとよくよく見てみると、なんだか税の控除に使える未使用の学費が計上されていないっぽい。Post-secondaryの学費はTax returnの控除に使えるのだが、収入が少なくて納税額もあまりない年は翌年に繰り越される。いやいや、医療費があまりかかってないからか?などとも考えるが、良くわからない。一昨年は歯医者に2000ドル以上かかったのだ。それにしても、international studentのMSPは控除にならないのが残念だ。病院がないから使えもしないのに、毎月75ドルは大きい。
最初は1500ドルほどのTax returnでもいいかと思ってたけど、やっぱり変な感じがするので、Tax returnのソフト会社に相談してみることに。
本当は、雇用主のaccountantに手伝ってもらおうと思ってたけど、カナダあるあるで知り合いになにか頼んでも、すぐに対応してもらえないことが多い。カナダは完全コネ社会なので、知り合いに頼むと、親切にやってくれることが多いのだが、何しろのんびりしている。
車の修理も3ヶ月経ったけど、音沙汰ない。本当はやる気がないんじゃないか?と疑いたくなる。(カナディアンは日本人と似ていて、できないことをハッキリ断らない人もいる)
知り合いの紹介なだけに、あんまり催促するのも気が引ける。なので、結局、頼んでもこっちがイライラする可能性が高いのでCloud Tax(私が使用しているTax returnのソフト)に聞いてみた。すると、すぐさま返事が来た。これは、意外だった。だって、もう夜だったから。しかも、有料サービスを使ってない。一応、30ドルくらい寄付?したら、勝手に有料サービスが使えるようになった。
もともとは無料ソフトなのだが、計算が終わって最終的にTaxを申告するボタンを押す際に、「私たちのために寄付しませんか?」みたいな文言がでてくるので、断れない私はつい「寄付」のボタンを押してしまうのであった。すると、勝手にCloud Tax plusにアップグレードされて、「お困りですか?」などとonlineでChatができるようになったのです。
Tax Returnを民間のソフトウェアがオンラインで自動的にやってくれる仕組みもなんだかすごいのだが、これって安全なのか?と心配にもなる。
CRAのアカウントにログインするには二重認証になっていて、非常に厳重に管理されているのに、顔を見たこともないオンラインの会社、たぶんPCが自動的に計算してCRAに申告。まったく不思議だ。
でも、このソフトはカナダでも結構使われているし、おかげで去年は数千ドルの返金があったので多分大丈夫なんだろう。
昨年の申告結果(Notice of assessment)を送ってと"中の人"から言われたので送ったら、朝イチで"中の人"から返事が来て2,3日くださいとのこと。中の人は人間なのかPCなのかわからないけど、よく働くな(笑)
私の場合は、子どももいるし学生だったり、移民してきたりもしているので多少計算が複雑になる。Tax returnの結果が次年度Benefit(児童手当など)の金額に反映するので、間違いないようにやりたいんですよね。
Cloud Tax頑張って!
■ Cloud Tax のwebsite
T4などの書類をスキャンして自動的に計算してくれるので便利なソフト。
複雑な申告が必要ない人には、無料版で十分使える。