母とわたし、席を譲られまくる
母のカナダ旅最終日、バンクーバー周辺をスカイトレインやバスで移動しました。
ちょうど夏休み最後の連休だったので、公共交通機関はそこそこ混雑してましたが、ところどころ空席もあります。
ところが、母とわたしがスカイトレインやバスに乗り込むやいなや、複数の乗客、特に若者を中心にして即座に席を立つのです。
わたしには譲らなくてもいいのに・・・
多いときには、4人同時に席を立ってしまい、私も座らせていただきました・・・
バンクーバー島は高齢者が多いのですが、よく見るとスカイトレイン、特にエキスポラインは若者ばっかりです。
譲ってくれるのは、様々な人種の人達。インド系もいれば、よく分からないけどアフリカか中東っぽい人、東アジア系もいます。男性が多かった気がします。
日本では、あまり席を譲られたことがないのか、母はオドオドしています。
バスの中では、
「ここに座りなさいよ」と自分の隣を示してくれた男性の横に座らず、なぜか折りたたみ座席(ホームレスがよく座っている)を開こうとして、コケ、おじさんの上にぶつかっていくという・・・
「なぜ、隣に座らないの?」と聞くと
母「隣りに座ったら悪いと思って」
意味がわかりません・・・
わたしは、日系まつりに参加するために浴衣姿だったので少し目立ったかもしれません。でも、浴衣(外国人には着物に見えます)を着ていたとしても別に譲る理由はないと思いますけど。それとも、髪に白髪が混じっているのでおばあさんに見えたのかなぁ??
基本的に、カナダの人たちは服装に無関心というか他人が何を着ていようが関係ないというスタンスなので、変わった格好をしていてもジロジロ見られることはあまりありません。意外と民族衣装を来ている人が少ない印象もあります。バンクーバー近郊はインドやイラン系の人口が多いのですがサリーやヒジャブもあまり見かけません。わたしは民族衣装が好きなので、どんどん着てほしいと思っていますが。
スカイトレインで座れたおかげで、母が窓からきれいな景色が見れてよかったです。スカイトレインは高いところを走るので、フレーザー川とか、橋、バンクーバー市内の美しい並木や高層ビルなどを見ることができます。
今回の旅で、若い人が多い国のいい側面を見たなぁと思いました。