50代、カナダで子連れ再婚の不思議
息子の友人が遊びに来た。
東南アジア出身の男の子で、すごくいい子だった。
お母さんの結婚に伴って最近移住してきたのだが、英語は息子よりも流暢だ。それにとても積極的でお土産は持ってくるわ、日本文化に興味があるから一緒に料理を作りたいとかいって、いろいろお手伝いもまめにしてくれる。泊まっていけばいいって言ったけど、「遠慮」して泊まって行かなかった。
他国の文化に興味があるとか、積極的にアルバイトしてお金を貯めて自分のものを買うとか年齢の割にずいぶんしっかりしている。それなのに、図々しくもない。なんとまあ、バランスの取れた子供なんだろう。こういう子供は、まさに海外生活に向いていると言えるだろう。
一体どんな暮らしをしてるのかと思ったら、家族経営の自営業で家族は仕事で忙しいんだという。
だがしかし、聞けば義父の趣味が海釣りで毎週のように釣りに出掛けてはサーモンやらコッドやら大量に釣ってくるのだという。カニも取るし、なんでもありだ!しかも、目の前の海ではなくわざわざ島の反対側まで行くのだそう。
それは、本格的だ。
夕方両親が、彼を迎えにきた。
お母さんは、英語をほとんど喋れない。
でも、同じアジア人同士雰囲気はわかる。
義理のお父さんは、白人だった。さっそく釣りの話になる。ボートをピックアップトラックで牽引して、西海岸の入江まで持っていき(そこまでも100キロ以上ある)そこから釣りに出るという。明日も釣りに行くから魚持ってくるよ!と言ってくれた。まじか!魚卵、たのむよ!
いや、やばい、本当に本格的というか絵に描いたようなアイランダーだ。
一家に一台どころか、複数台の車とボートとキャンピングカーを持ってるあれだ。週末、釣りやキャンプやらレジャーで大忙しのカナダあるあるのアレだ。
どこが仕事で忙しいんだよう!もう。
まったくもって羨ましい生活だ。
私の夢の生活だよこれは。
そこで、大きな疑問。
英語も話せないお母さんが、どうやってこのアイランダーと知り合った?
カナダでは熟年の子連れ再婚などは当たり前だけど、東南アジアから英語も喋れない子連れ女性を連れてくるってなんなの?
会ったばかりで、馴れ初めまでは聞けなかったけど、お母さんは息子の将来のために母国にいるよりもカナダの方が教育がいいから連れてきた、と言っていた。
昔日本で流行った、アジアの国からお嫁さんを斡旋してもらうっていうのではあるまい。偽装結婚やお手伝いさんでもない。
知り合いの紹介?
マッチングプリ?
英語喋れなくても可能なのか?
また一つ謎ができた。
50代、子連れ、アウトドアや旅行が趣味で一緒に旅行に行ってくれる、持ち家とボートを持ってるスリムな男性募集したら誰かヒットするかな?
私は、家事はあんまりしません。
掃除は2週間に一回、食事は作るけど後始末はすぐしない。
さらに飲んでゴロゴロする。
ソロIBIZA(自分で作った造語)が大好き
男に尽くさない。
家ではスエットのおばさん。
どうだ!
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