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北海道でカナダのような暮らしができるのか?

北海道とカナダ(BC州西海岸)は似ている。では、私が日本に帰った時、カナダでしていたような生活ができるのだろうか?
残業なし、週休2日、長期休暇もちゃんと取れること前提で考えてみた。

海や湖が近くて、森林もある。それでいて温暖。
これ、ありそうでなかなかない。
人気の温暖な町で検索するとまず函館が出てくる。
大沼公園あたりだったらとても素敵。
でもね、札幌までものすごく遠いんです。
観光だったらいいけど、買い物とか通院とかで札幌に行くのはとても大変。

特急でも3時間以上かかり料金も約1万円となります

近年の北海道は、札幌に一極集中していて地方都市の衰退が著しい。わざわざ札幌の病院まで受診に来られる患者さんもいました

次に出てくるの小樽。
小樽に住んでましたが、冬の積雪と坂道がハンパない。札幌に近く景色も良いレトロで面白い町ですが、冬は厳しい暮らしになりそうです。雪道で運転する自信はありませんね。

小樽築港:灰色。小樽港でカヤックやSUPをやるイメージがつかない

伊達市。北の湘南といわれ周辺の室蘭、登別等に比べると晴天率が高いです。特に内浦湾沿いは海に沈む夕日が絶景です。ですが、マリンレジャーをしている人を見ない!そして、意外と風が強い。冬は雪はほとんど降りませんが、なんだかリゾート感に著しく欠ける・・・

室蘭・登別・白老、苫小牧。札幌に近く、海沿い、雪もあまり降りませんが夏は低温です。すぐガス(濃霧)かかって、視界不良、海は鉛色。波もあってサーフィン好きにはいいですが、マリンレジャーには不向きな感じ。

日高地方。あんまり行ったことないですが、海が荒れると道路が通行止めになります・・・

私は、道東・道北は観光でしか行ったことがないためよく知りませんが、北海道は全体的にどの海も波が荒めで風が強い。入江が少なく、ほとんど太平洋や日本海、オホーツク海に直接面しています。海の色も濃い青か鉛色・・・あと、白い砂浜はほぼありません。地質の関係で砂が灰色なのです。穏やかな海・・・ってないようです。

では、湖はどうか。
北海道の湖は、なぜか結構波があります。
風のせいなのか、まるで小さな海のようです。

ウトナイ湖も灰色

カナダの湖は・・・

Buttle Lake

こういう波の穏やかな湖畔沿いに住むとなると、北海道だと然別湖あたりになります。
ですが、国立公園内になるので家は建てられませんね。

年間を通して気候が穏やかな海や湖沼の近くに住むのはちょっと難しそうです。

じゃあ、アウトドアは?
キャンプ場はたくさんあるようです。
それも、設備がかなり整っている。

ハイキング。カナダほどトレイルの数は多くありませんが登山道は多数あります。ただ、ハイキングコースなどは非常に観光化されている可能性があります。

マリンスポーツは、カナダほどメジャーではありません。お金がかかることやボートの収納場所、ボートを牽引するような大型車が日本では一般的ではないからでしょう。カヤックやSUPは湖や川で楽しむことができます。ただ、私の知人でカヤックやSUPをやる人は一人もいませんでした。

バイク、クライミング、釣りなど。
こういうのは北海道にありますね。

結論:BC州西海岸ほど暖かくはないが、アウトドアは一通り楽しめる。

ただし、カナダほど自然が身近ではない・・・
どういうことかというと、気候やアメニティの問題ため居住地は札幌などの都市部になります。すると、徒歩圏にトレイルはあっても選択肢は多くありません。また、トレイルや遊歩道が観光地にしか整備されていないため、趣味で登山やハイキングをやる人以外は気軽にハイキングできない。

道路が空いているとはいえ、一般道は道が曲がりくねっているためドライブに時間がかかる上、高速料金は結構高額なので、気軽に遠出しにくいです。

住む場所は、妥協して都市部にするか、不便を承知で地方に住み住宅費を安く抑えるか。

日本のカナダはどこだろう?

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