オレンジシャツデー
今日は、今年から始まったカナダの休日です。
National Day for Truth and Reconciliationと言います。
祝日と書きたいところですが、先住民族への迫害の歴史を学び、和解を進めていくための日。オレンジシャツを着て、亡くなった子供たちへ哀悼の意を表し生き残った人たちへの敬意を示すとのことです。
学校はお休みですが、先住民とカナダの歴史をテレビやイベントで学びましょう!ということで、お祭り騒ぎの日ではないのです。
私も、レジデンシャルスクール(先住民の子供を強制的に親元から引き離して、西洋風の教育を行う寄宿学校)から多数の子供の遺体が発見されたというニュースは知っていましたが、オレンジシャツの意味は知りませんでした。
息子は、毎日のように先住民への虐待の歴史を学校で学んできて、オレンジのバッジをもらってつけています。
私は、今から20年以上も前にアメリカ先住民の問題を学びましたが、カナダの先住民が抱える問題も同様で、あまり改善されているとは思えませんでした。
実は、日本でもアイヌに同様のことが行われていました。今、ようやくアイヌ文化の復権と保存活動が始まったところですが、もうときすでに遅しといったところですね。
カナダの先住民は100万人ほどもいるそうですから、過去の話として片付けられませんよね。今日は、私も勉強しますよ!