決算資料解説~ソリューション事業・アナリティクス事業の概要~|CINCのIR
こんにちは。
CINC TIMES編集部です。
「CINCのIR」では、定期的に公開している決算資料をもとに、決算説明会でのプレゼンテーション内容と解説を順次公開しています。
今回はCINCが展開する2つの事業、ソリューション事業とアナリティクス事業の概要をご説明します。
前回の記事はこちら。
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▼主要事業1:ソリューション事業
ソリューション事業では、マーケティング用調査・分析ツール「Keywordmap(キーワードマップ)」シリーズの開発と提供を行っています。
「Keywordmap」は、検索プラットフォームであるGoogleを調査・分析するためのプロダクトです。日本語キーワードのデータ量の豊富さ、サポート品質の高さなどで、お客さまよりご好評をいただいています。
「Keywordmap」がどのようなツールか、具体的な使い方を取り上げたほうがイメージしやすいと思いますので、数ある機能の中から一部をご紹介します。
▼Keywordmapの基本的な活用方法
「Keywordmap」では、コンテンツ制作で注力すべきキーワードを見つけ、対策することができます。2つの工程に分けて、具体的な機能を見ていきましょう。
注力すべきキーワードを見つける
まずは、「競合サイト比較」という機能を使用し、自社サイトが注力すべきキーワードを調査します。「競合サイト比較」は、自社と競合のWebサイトのURLをそれぞれ入力すると、Googleの検索結果でヒットしているキーワードごとに自社サイトと競合サイトの順位が表示され、比較できる機能です。順位とは、Googleで当該キーワードを検索したときに検索結果でWebページが表示される順番を意味しています。
表示されるキーワードの数はWebサイトによって異なり、最大5万件まで即時で抽出されます。一覧の中から、競合サイトよりも自社サイトの順位が劣っており、集客に寄与しそうなキーワードを選定します。
キーワードを対策する
注力すべきキーワードを選定できたら、続いて「ワードマップ」や「共起語分析」を使用し、コンテンツ制作に必要な情報を調査します。
「ワードマップ」は、検索キーワードに対するユーザーのニーズをマップの形で可視化する機能です。例えば「家の査定」というキーワードを「ワードマップ」で調べてみると、マップ上には「写真」「高く」「相場」などのワードが表示されます。
このことから「家の査定」の検索ユーザーは、調べる際に「写真だけで家の査定ができるかを知りたい」「家の査定価格を高くする方法を知りたい」「家の査定の相場を知りたい」などと考えており、「写真」「高く」「相場」といったワードと掛け合わせて検索していると推測できます。
次に、「共起語分析」です。共起語とは、主軸となるキーワードと同時かつ頻繁に出現する単語を指します。「家の査定」というキーワードを調べた際に検索結果の上位に表示されている、つまりはGoogleからの評価が高いWebページで頻繁に用いられている、関連性の高いキーワードを抽出できる機能です。
「共起語分析」で抽出した共起語と「ワードマップ」のワードを参考にユーザーが求める情報を推測し、コンテンツの構成を検討して検索順位の上昇を図ります。
簡単ではありますが、上記のように「Keywordmap」は検索ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを効率的に作成できる機能を多数搭載しており、マーケティングに役立つソリューションとなっています。
▼Keywordmap for SNSの基本的な活用方法
続いて、同じ「Keywordmap」シリーズの「Keywordmap for SNS」について紹介します。
「Keywordmap」がGoogleを対象としたソリューションであるのに対し、「Keywordmap for SNS」はTwitterを調査・分析するための運用プラットフォームです。
「Keywordmap for SNS」はソーシャルリスニング機能に加え、Twitterを通じてコンテンツマーケティングを行い、ユーザーのエンゲージメント向上につなげられる機能が備わっている点で他社提供ツールとは異なります。
ソーシャルリスニングは、SNS上のデータを収集・分析し、反響を調査することです。一方のコンテンツマーケティングでは、良質な投稿を通じてユーザーに自社の商品やサービスのファンになってもらい、購買へとつなげます。
「Keywordmap for SNS」についても、コンテンツマーケティングでの活用方法を以下3つの工程に分けて見ていきましょう。
注力すべきテーマを見つける
コンテンツを投稿する
アカウントを運用する
1.注力すべきテーマを見つける
「アカウント抽出(インフルエンサー検索)」は、ユーザー名やプロフィールに記載されているキーワードなどでアカウントを抽出し、特定のアカウントのフォロワー数の推移などを可視化できる機能です。フォロワー数の推移を見ながら、増加に寄与しているであろう投稿をチェックし、成功要因を分析します。
「全量ツイート分析(全量ツイート調査)」は、ベンチマークしているアカウントのツイートを調査し、テーマごとに分類できる機能です。どのテーマの投稿がより多くのエンゲージメントを獲得しているのか把握できます。なお、エンゲージメントとは、「いいね」やリツイート、リプライなど、ツイートに対するユーザーの反応です。
「#ハッシュタグ選定」では、ハッシュタグごとのツイート数だけでなく、「いいね」やリツイートなどのエンゲージメントの平均値も調べることができます。より拡散されやすいハッシュタグの選定に役立つ機能です。
上記のような機能を活用し、どのようなコンテンツを投稿すればターゲットとするユーザーに響き、フォロワーの獲得や商品・サービスの認知向上につながるのかを調査します。
2.コンテンツを投稿する
Twitterで提供するコンテンツの戦略設計が終わったら、「投稿管理」機能を活用してツイートを投稿します。「投稿管理」機能では、日時を指定してツイートを予約したり、カテゴリを設定したり、カレンダー形式で投稿内容・状況を管理したりすることなどが可能です。
3.アカウントを運用する
投稿後は、「レポート作成」機能で報告用のレポートを作成したり、「運用アカウント分析」でツイートのカテゴリごとに反響をチェックしたりして、コンテンツのPDCAを回します。また、「口コミ定点観測」で特定のキーワードを含むツイートを収集し、反響数を調査したり、炎上の早期発見につなげたりすることもできます。
このように、「Keywordmap for SNS」にはSNSでコンテンツマーケティングを行う際に必要な機能が充実しており、数値を基にPDCAを回しながら効率的にSNSを運用できるようになっています。
▼主要事業2:アナリティクス事業
アナリティクス事業で提供しているのは、DXコンサルティングです。デジタルマーケティングを熟知したCINCのコンサルタントやアナリストが「Keywordmap(キーワードマップ)」シリーズなどのビッグデータを基に戦略を立案し、クライアント企業の成果創出を支援しています。
上の図の「デジタルマーケティングフロー」に書かれているとおり、現状分析や課題抽出、KPI設計から、戦略策定、施策の立案と実行、効果検証、施策の改善に至るまでお客さまと伴走し、ワンストップでサービスを提供しています。
DXコンサルティングでさらに特徴的なのは、1つの契約内で1カ月ごとに施策の変更が可能な「スイッチオプション方式」を採用している点です。事業のフェーズや課題に応じて、アクセス解析、SEO、コンテンツ制作、SNSマーケティングなどの中から必要な施策を選び、実行できます。
包括的な支援をスイッチオプション方式で提供しており費用対効果が高い点だけでなく、クライアント企業が持つ課題について優先順位を決めて対策し、着実に成果を上げていることから、DXコンサルティングは多くのお客さまより評価いただいています。
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今回のご紹介は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
「Keywordmap」シリーズやDXコンサルティングの料金体系については、以下の記事もご覧ください。
今後も新たな記事を順次公開してまいりますので、ご一読いただけましたら幸いです。
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