コウテイという漫才師
初めて見たのはネタパレだったかな。
OK釈迦地蔵でめっちゃ顔近づける人というだけの印象だった。見た目インパクトあるし、目立ちたい感じのキャラ芸人だと思ってたし初見の印象はあんまり良くなかったと思う。
でもはまった。カチ、って歯車が噛み合う感じで、彼らのすべてが好きになった。
型にはまらない、だれにもこびてない、自分が面白いと思う世界を貫いて、分かる人だけ着いてきな、のスタイルが、本当にカッコいい。
賞レースでも結果を着々と残し、少しずつ彼らのスタイルが世の中に認められていることを痛感している。
ネタを作っているのは立ち位置下手の九条さんらしい。
壮大で複雑で全力で爆笑必至ワールドは、彼にしか生み出せないし彼にしか膨らますことはできない。そしてその世界に唯一入り表現ができるのが、立ち位置上手の下田さん。芸人として当たりの顔や動きを生かして九条ワールドと私たちの架け橋となって変幻自在に表現する。
彼らが売れれば、漫才界の革命がまた起こる可能性も十分にある。でも、まだ売れないでほしいなんて思いもあるし、複雑な気持ちだ。
ダリア色のマオカラースーツで揃えた、超不完全究極肯定完全感覚奇天烈漫才師、コウテイ。
これからもずっと、彼らの世界の中で爆笑したい。