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子宮筋腫の手術をしました④ 手術終わり直後
下腹部に違和感があり、2024年8月に婦人科を受診したところ、子宮筋腫が大きくなっていると診断されました。受診時の筋腫の大きさは13,4センチほど。すぐに総合病院を紹介され、2024年12月に腹腔鏡手術による子宮筋腫核出術をしました。
この記事では、手術直後の心境を綴ります。
ここで目覚めて良いタイミングだったのか?
目が開いたのは手術台。まだ呼吸器が喉の奥まで入っている。
喉の奥まで入ってる!!?
いや死ぬ死ぬ死ぬーーー
声が出せない!
私もう目覚めてます!!!と意思表示をせねばヤバイという本能が働く。2,3秒はガハガハした。すぐに呼吸器が外され、終わりましたよ!!終わりですからね!!と叫ばれている。途中ですよ!だったら大変だ。
入室中のベッドまで、それはカミカゼのような速さで運ばれた。手術前に自分の足で向かった遠いほうの手術室から、こんなに速く辿り着けるのかと。多分、ぐるぐると巻かれて、数人で、せーの、でベッドに移されていたのだろう。目は開けたくなかった。傷口が痛いというより、ベッドに移された振動が少し辛かった。
ぼんやりした頭で、ああ、この辺りが尿の管か、ああ、点滴はまだささっているんだな、じゃあ肝心の傷は…多分痛そう…考えるのやめよ…と思ったあたりで、また眠ったんだろう。
手術は3,4時間だったそう。終わってから数時間眠り、回復食が運ばれてきた。ストローをさしたアクエリアスと、ゼリー飲料。ド平面のベッドから今は全く起き上がれず、横たわった状態でも飲みやすい方法を教わる。ストロー万歳。点滴を付けていない方の右手は自由がきく。
ずっと仰向けというのは腰が痛い。寝返りうちたい。うってもいいらしいので、やってみたところ、どうやら一番処置をした右側の傷口の痛みが大きく、片方にしか寝返りはうてなかった。仰向けと片側寝返りを繰り返しながら、どうにか腰痛を和らげる。
こんな状況だが、スマホを片目に見るくらいならできた。とりあえず無事なことは家族にだけは連絡。考えたメッセージはできる状態ではなかった。痛みでできないのではなく、今は眠っておきたいとか、目を開けてるのが疲れるとかそんな理由。そして単純にスマホそのものの重量が重い。
どれだけ寝ても寝ても、まだ明日にならない。諸先輩方が言っていた「1日ずつ回復していくから大丈夫だよ」の言葉を信じてどうにか気を保ってる。
回復するためには出された食べ物はなるべく全て食べたいと思い、アクエリアスからレベルを上げてゼリー飲料に踏み出す。しかし握力皆無でフタが開かない。この時初めて、ナースコールというものを押した。
ゼリーなのかなんなのか、もったりとした離乳食みたいなものをどうにかチュルチュルと飲み、体も心もこれで少し落ち着いたのか、眠りについた。
術後、麻酔がさめるまでのぼんやり時間に主治医が来てくれていたはず。終わったからね、無事だからねと。
ターゲット筋腫とその他、2,3個取れたそうだ。
今回のターゲット筋腫は思ったよりも大きかったらしく、意外とグリグリ(この表現も嫌だ)と処置をしたらしい。初診のMRIから、レルミナを飲み続け、術前のMRIで筋腫はけっこう小さくなったね!と言っていたけど、あれ?案外MRIで見た感より大きいぞ?という状況だったらしい。
何より、当初の予定通りの腹腔鏡手術で事足りたのなら本当に良かった。
自分が受けるまでは、まともに言えたこともなかった「ふくくうきょうしゅじゅつ」。普通の手術より簡単なやつで1日で帰れたりするんでしょ?というのは間違った知識だったかもしれない。そういう場合もあるけど、腹腔鏡手術でやれる処置もピンキリだということ。
自分は、ギリ腹腔鏡でいけて、もうちょいで開腹というところだったので、腹腔鏡といえど傷がとても張っている。