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子宮筋腫の手術をしました⑤ 手術翌日

下腹部に違和感があり、2024年8月に婦人科を受診したところ、子宮筋腫が大きくなっていると診断されました。受診時の筋腫の大きさは13,4センチほど。すぐに総合病院を紹介され、2024年12月に腹腔鏡手術による子宮筋腫核出術をしました。

この記事では、手術の翌日の心境を綴ります。


術後1日目という日が来た。
そうか、朝が来たのか。

昨夜は瀕死のような状態で(主に寝返りが打てず)、明日が来なかったらどうしよー(まあ来るけど)と思いながら過ごし、ちゃんと朝が来ていた。

左手に点滴。尿の管入りの身体。ストローがささったアクエリアス。どう見ても病人な視界。まじかー。完全に寝ている状態なら、傷口の痛みはほぼ無し。しかし寝返りを打つと傷口の痛みとともに「手術したんだぜ」という現実を突きつけられる。サクサク歩いていた頃が懐かしい。

今日は朝食、昼食が回復食で、夕食からは普通食になる。昨日のゼリー飲料が美味しかったので、またそれが出ないかと期待したが、ちょっと違った。
味噌スープ、レモンティー、ヤクルト400、ゼリー。プラス、アクエリアス。このゼリーのもったり具合が意外と美味しくて、市販でないかと探したくなるくらいだった。回復を急ぎたくて、朝食も余すことなく食した。

回復のためならと意気込んだ食欲が良くなかった。昼前に若干の吐き気。なんか胃が気持ち悪いぞ…?
そうか、朝食が汁物多くて詰めこんだから胃に溜まったままなのかなー、昼は何かなー。

まさかの昼食も液体セット。むしろ朝より品数が減ったうえでの、ALL液体。ピーチジュースとジュースとジョア。ジュースwithジュースってアリなんだ。知らなんだ。
まあ液体なので全部いけるだろと体に流し込む。これがけっこう重くのしかかることに。

ジョアが重かったっぽい。吐き気なのかなんなのか…痛いのは傷の張りか胃か…。

この重たさはなんだろう?を抱えたまま、ついに、術後立つ練習第1回目の機会がきた。看護士さんが見守る中、ベッドから起き上がりトイレに行く、そしてベッドまで戻れる様子を確認できたらゴール。晴れて尿の管が外れる。

果たして、第1回目のチャレンジは成功なるか?
成功ならず。

上半身を起こしたところでの目眩みたいの何ー?
術後ってこんな弱っちゃうの?と焦る気持ちが勝つ。

ゆっくりで良いから、またあとでやってみることに。

精神的にちょっとしおれたところに、主治医がまた来てくれた。

その後、母が面会で登場。この時追加してくれたアクエリアスは本当に助かった。2本と言わず4本と言っておけば良かったと後に思うことになる。

気の置けない人がベッド周りに安心感すごいな。テーブルの端にあるあれを取ってくれとか、加湿のためにタオルをビシャビシャにして干しておいてくれとか、頼みホーダイ。なんと気がラクなことか。

その日の担当の看護士さんと母がちょうど鉢合わせ、看護士さんの様子に母も安心してくれたかと思う。
面会時間オーバーのため、母帰還。

その後、もう一度立つ練習チャレンジ。よし…今度こそ…。い、いけたーー!クララが立ったーー!
1回目の敗因は、完全にベッドを倒して休んでいたところからの起き上がりだったので、2回目はベッドを起こして重力に負けないよう待機していたのだ。パラマウントベッドよ、ありがとう。

晴れて尿の管を解除。この、管を外すのが一つのビビりポイントだったのに、ものすごく簡単に取れちゃうのね。気持ち悪いのは一瞬。

一度立てたことに達成感を覚えて少し安心。
夕食も終え、ついに、ついに!
20:47 点滴が取れたー!!

ここもビビりポイントが一つあり、太めの点滴をずっとさしてたってことは、その穴はどうなっとるんじゃ?問題。まあ、自分にできることはないので看護士さんに総てを委ねて左手を差し出してたら、「あらら、あら」って、何事?

なんと点滴の針ぬいたら、血が滴り落ちてしまったらしい。血液サラサラの薬とか飲んでますか?と聞かれるくらいに。えー、これは誤算。血垂れたとか言わないでー怖いからー。どうしちゃった?私の身体。
2,3分で止まったので大丈夫だった。

この後は、尿の管が抜けてしまったので自力でトイレに行き、そのついでに歯を磨き、ベッドに戻る時に傷の痛みで悶えながら横たわる。

スマホで面白動画を耳元で流しているうちに眠れたようだ。

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