スクリーンの種類
1.ホワイトマットスクリーン
ホワイトマットスクリーン(拡散タイプ)は光の拡散に偏りがなく素直な特性をもつ。 有害光がない場合は非常に良好な映像が表現できます。
2.ビーズスクリーン
プロジェクターからの投写光が投写された方向に戻る特性を持っています。例えば、床にプロジェクターを設置して観客は座った状態である場合にプロジェクターの光は効率良く観客に反射します。この状態の時に天井からの照明用光がスクリーンに当っている場合、その光は観客側ではなく、天井の照明に向かって反射するため不要な光を軽減する効果を持っています。
3. シルバースクリーン
スクリーンゲイン(反射輝度)が高く、単一方向への反射特性があり、変更フィルター式立体映像(3D)にはこの左右の分離特性が良いシルバーが適しています。
4. リアスクリーン
プロジェクターをスクリーン背面から投影するため、箱に入ったプロジェクターと同じで外光の影響を受けにくくすることが出来ます。
しかし、プロジェクター光と観客の目が一直線上になるためスクリーンを通して見た映像の中央に明るい火の玉現象(ホットスポット)が発生します。このためフレネルレンズとレンチキュラーを組み合わせてこの症状を回避させることが出来ます
【ミラー反射による投写】
リア投写においてスペースが十分確保できない場合は、ミラーに一度反射させてスクリーンへ投写して距離を稼ぐ方法があります。
一般ミラーの場合、ガラスの厚み分が二重反射をおこしてしまうので「面反射」の製品を使う必要があります。