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【5バックはクリスと江坂でこじ開ける❗️】J2 第34節 柏レイソルvs愛媛FC レビュー
前節アウェイ、ヴァンフォーレ甲府戦はオルンガの復帰で起点が増え、攻撃の厚みを増やしたレイソルが先制するも、狙われ続けたサイドのスペースを使われ一瞬の隙をつかれて金園に決められ1-1。
今節は課題であるサイドの守備の徹底をするとともに均衡した試合を勝ちきる為に必要な厚みのある攻撃をどう構築していくかに注目してみていきましょう❗️
また今回は現地観戦させていただきました👍
スタメンはこちら❗️
・柏レイソル
ヒシャルジソンが前節の試合でイエローカードで出場停止リーチに。変わって小林裕介がスタメンに。
また山下と変えて染谷がスタメンに返り咲く。
注目選手
・江坂任
・マテウスサヴィオ
・瀬川祐輔
・愛媛FC
注目選手
・神谷優太
・長沼洋一
・岡本昌弘
1.前半キックオフ❗️
開始早々チャンスが訪れる。
ミドルゾーンからの前プレでボールを奪うと裏へ抜け出したオルンガにマテウスサヴィオがパス。
これが抜けて1対1❗️しかしこれはGK岡本にセーブされてしまう。
この2分後アクシデントが起こってしまう。
パスを受けたマテウスサヴィオに激しい寄せがくる。これが負傷につながり早々ジュニオール・サントスと交代。
この交代が前半は悪い流れを生んでしまった要因でもあった。
ジュニオール・サントスは左サイドハーフに入ることになったがマテウスサヴィオがカバーしていたサイドのスペースや守備が一個ずつ遅れてしまった。
それにより①簡単に中盤に当てられてサイドの深いところにパスを出されてしまう、②ウィングからそのまま縦パスが入ってしまうことが多くあった。
①簡単に中盤に当てられてサイドの深いところにパスを出される。
②ウィングからそのまま縦パスが入る。
この2つの現象が頻繁に起こってしまいます。
試合中もネルシーニョ監督はしきりにここのプレスのことをジュニオール・サントスに伝えていましたし、コースを切ってプレスをかけた江坂がジュニオール・サントスが遅れて行って打開されてしまったのを見て怒っているシーンも見られました。
2.愛媛FCの武器
この試合凄くいいアクセントになっていたのがこの2人
No.10神谷優太とNo.8長沼洋一です。
まず神谷裕太について、世代別の日本代表にも入っていたこともあり注目してみていましたが、ドリブルのキレ、そしてパスのタイミングが凄くいいなと感じました。
また湘南ベルマーレに所属していたこともあり運動量も多くスペースにフリーランする光景も度々ありました。
そして長沼洋一についても元サンフレッチェ広島ユースで昨シーズンはFC岐阜にレンタル移籍していましたが、この選手も状況を打開できるドリブルが特徴的で、縦にガンガン来れる選手でした。
この2名が特に縦パスや状況を変えるシュート、パスを出してゲームをコントロールしていたんじゃないかなと思います。
3.ピンチは突然やってくる
バックラインでゲームをコントロールしようとボールをつないでいたその時突然ピンチが訪れます。
CBの染谷から鎌田へのパスをカットされてしまいキーパーと1対1のピンチ❗️
しかしここはなんとか中村航輔がセーブ。
間合いの詰め方がとても印象的でした。
中村航輔のこの詰め方は良かった。
— Cim (@kazu8118) September 22, 2019
味方のミスではあったけどすかさず相手との間合いをササッと詰めて、後は面を作って当てるだけ👍#中村航輔 #柏レイソル #reysol
pic.twitter.com/SApSSPG8tD
しかしこのセーブのあたりから先ほど紹介しましたジュニオール・サントスの守備の悪さと弱点でもあるサイドのスペースをうまく使われ続けどんどん押し込まれてシュートを打たれるシーンが続きます。
そしてついに試合が動きます。
45分スローインから。
スローインを投げると同時にに三田と駆け引きをした近藤が広大なスペースをつくる。
スローワーが長沼洋一にボールを渡すと、スローワーしか見ていなかったジュニオール・サントスと長沼を見ていた古賀との間に隙間が…
ここを打開されてドリブルで運ばれゴールエリア付近にいた鎌田がつり出されて空いたスペースを藤本に使われてしまい失点してしまい1-0。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) September 22, 2019
🏆 明治安田生命J2リーグ 第33節
🆚 柏vs愛媛
🔢 0-1
⌚️ 45+2分
⚽️ 藤本 佳希(愛媛)#Jリーグ#柏対愛媛
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/eJ5l1acirg
そしてここから愛媛は5-4のブロックの集中力が一層増し、終了間際のレイソルのチャンスもGK岡本がファインセーブでしのいで前半を終えます。
4.後半キックオフと同時に見えた改善点
まずはフォーメーションが変わります。
柏レイソルは前半の4-4-2から4-3-3にシフトチェンジ。
これにより江坂が一個落ちてゲームを組み立てることができます。
2つ目にジュニオール・サントスの守備意識が変わります。
ハーフタイム時に話し合いをしたからか寄せが早くなったり、前半よりも強く行くようになりました。
そして3つ目は4バック(鎌田は特に)のスライドが早くなった+時間がある、余裕がある場合はジュニオール・サントスが落ちて5バックに。
5バックにすることでサイドの背後のスペースは簡単には破られません。またスライドがはやくなり前半よりコンパクトになったことでしっかりとサイドのケアができるようになりました。
そして後半開始からボールを持ちゲームをコントロールするレイソル。
しかし愛媛FCの5-4のブロックは硬い。
しっかりとしたブロックから相手を自由にレーンに入れさせない+外に押し出すことに成功。
レイソルは後半頭はここで苦しめられましたね。
しかし後半59分ゲームが動きます。
コーナーキックの場面。
蹴るのはもちろんクリスティアーノ❗️
ボールはオルンガへと向かいヘディングは惜しくもポストに…
しかしこのこぼれ球をファーサイド染谷が決めて1-1の同点に❗️
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) September 22, 2019
🏆 明治安田生命J2リーグ 第33節
🆚 柏vs愛媛
🔢 1-1
⌚️ 60分
⚽️ 染谷 悠太(柏)#Jリーグ#柏対愛媛
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/4E6soqTB93
そしてこのプレーの前に小林に変わって大谷秀和が入っていたこともありこのゴール直後からゲーム自体のバランスがしっかり保てるようになっていました❗️
さすが大谷選手…
そしてもう1つこのゲームでレイソルが得点直後から自分たちのペースに持って行くことができた理由があります。
それは会場の雰囲気です✨
リバプールの『アンフィールド』やドルトムントのホーム『ジグナル・イドゥナ・パルク』とまではいきませんが得点直後からの凄まじい会場の雰囲気が選手を後押しし、そこに大谷選手のバランスが加わってゲームをコントロールしていた。そんな感じがしました❗️
やはり三協フロンテア柏スタジアムは選手との距離が近いこともあり凄いホーム感がでるな〜なんて思いました。😂
そして後半79分素晴らしいゴールが生まれます。
瀬川からハーフスペースでボールを受けたクリスティアーノが右サイドを縦ドリしサイドバックと中央にいた選手とマークの選手3枚を引きつけます。
それによって生まれたスペースに江坂が中央で待ち構えクリスティアーノのクロスが相手にあたりながらも江坂のところに。
江坂は左足にボールを止め直ぐに右足でタイミングをずらしてシュートコースを開ける。
オルンガが受けたがるとともにファーのコースを開けるもその逆のニアをつき2-1逆転❗️
クリスティアーノの仕掛けで生まれたスペースとそれを有効活用して受けた江坂。
— Cim (@kazu8118) September 22, 2019
最後はオルンガが体を張ってコースを開けさせたところの逆を取るあたり。
いやー上手い。😂#柏レイソル #reysol #江坂任 #クリスティアーノ #オルンガpic.twitter.com/G9H0qq5vlN
このゴールは本当に技あり。
うまかった。そしてガッツポーズ👍
いやー江坂カッコよかったな〜笑
5.試合終了
立ち上がりからアクシデントもあり、愛媛のサイドを突かれた攻撃とアタッカーの鋭いドリブルに苦戦し失点してしまうも、後半システムを変え交代でゲームをコントロールしたネルシーニョ監督は流石です。
そして後半は同点ゴールを決めてからのスタジアムの雰囲気は凄かったです✨
もちろんゲーム開始前から前半共にいい雰囲気でしたがやはりゴールが決まってからのあの一体感は素晴らしかったですね👍
是非みなさんも三協フロンテア柏スタジアムに足を運んでみてください❗️