
【はっきり見えた違い】J2第37節 柏レイソルvsジェフ千葉
前節は堅守水戸をなかなか崩すことができず、逆に押し込まれる展開が続き2ー3と敗戦してしまった。
今節は数年ぶりのアウェージェフユナイテッド市原・千葉戦です❗️
二連敗と流れも悪い中で迎えることになりますが前節までの悪い部分を修正し、相手を圧倒できるか注目です👍
スタメンはこちら!
・柏レイソル
瀬川はサイドハーフに復帰。オルンガ、古賀も代表から復帰しヒシャルジソン、高橋峻希、山下達也もスタメンに。三原とヒシャルジソンのバランス、高橋峻希、瀬川祐輔の良さが出てきて欲しいですね❗️
注目選手
・三原雅俊
・高橋峻希
・瀬川祐輔
・ジェフユナイテッド市原・千葉
ジェフは前節のフォーメーションを変えて4-4-2で挑みます。アランピニェイロがスタメンに、鳥海晃司がボランチのポジションにつきました。個人的には船山、堀米が見たい…
佐藤優也はレイソルの攻撃陣をどれだけシャットアウトできるか注目です❗️
注目選手
・船山貴之
・堀米勇輝
・佐藤優也
1.前半キックオフ❗️
前半立ち上がりから前に、前にプレッシャーをかけてくるジェフ。それに対していつも通りフィールドを広く使いながら相手のプレスをかわして前進していくレイソル。
しかしこのゲーム熱い。笑
バチバチやり合ってるなとスタートから感じましたね。クリスが立ち上がり為田にファールされると江坂もファールをうける。逆にクレーペが染谷にファールされたりとこの試合にかける思いが伝わってきますね。
そんな中レイソルは佐藤優也が高い位置でゴールを守っていたこともあり少し遠目からゴールを狙うシーンがいくつもありました。これによって徐々に敵陣でレイソルのペースを掴みはじめます。
17分ゲームが動きます。
自陣で相手からボールを奪うとすかさず高橋峻希が駆け上がる。それを見ていた江坂が高橋峻希にパスを出し、高橋峻希が膨らんでボールを受けたことによって釣り出されたエベルトと新井の間には大きなスペースが。その間にオルンガが走り込みパスを受けシュートまで行くもここは佐藤優也がセーブ。
ここで得たコーナーキックを柏レイソルはオルンガの折り返しを三原がファーストタッチで相手をかわしゴールを決めて1-0❗️
なんだこのゴールパフォーマンスと思ったが、三原ロールと言うらしい。 pic.twitter.com/rTEf2ehLU9
— 😈まりかにすた🐺 (@_YANDERERA_46_) October 20, 2019
三原ロールいいですね。笑
三原の予測が生んだゴールでしたね!
ですがもう一つこのコーナーは良かった。それはこのセットプレーのパターンです。
シンプルにオルンガの折り返し、オルンガめっちゃ強い!って感じですがそれこそがこのパターンのキーポイントになります。
江坂は中間をとって備えていますが、この2人組、3人+1人組が分かれたことによってオルンガに視点が集中した時に三原のように背後から出てこれるという仕掛けです。
単純ですがこれは素晴らしい形でしたね❗️
さらにその4分後
陣地内で落ち着いたジェフの選手たち。
縦パスを入れて攻撃を組み立てたかった為鳥海が縦パスを入れるも三原がインターセプトしこのボールが江坂に渡ると瀬川にパス。
瀬川が相手の選手を外すと左足を振り抜きサイドネットへ!2-0
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) October 20, 2019
🏆 明治安田生命J2リーグ 第37節
🆚 千葉vs柏
🔢 0-2
⌚️ 22分
⚽️ 瀬川 祐輔(柏)#Jリーグ#千葉対柏
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/VH5sDckz27
2.前半の気になる部分
前半ジェフが押し込まれるシーンがいくつもありましたが、その原因には大きく2点あります。
ですがこの二つは初歩的なことだと思いますがだからこそもっと注意して欲しいなと感じました。
①攻守における全体の距離感
まず攻守に置いての距離感が良くなかった。
まず守備について。
わかりやすい例で言えばジェフはレイソルのビルドアップを高い位置から奪いに行くシーンがいくつもあったと思います。ではどうなったのでしょうか?
結論から言えば守備はあまり機能しなかった。
なぜなら距離感が遠すぎるのと連動性がほぼなかったから。
2トップはプレスをかけるがそれに対してレイソルは2CB+GKまたはサイドバックでビルドアップを組み立てます。
CBからサイドバックにパスが出た時プレッシャーのスイッチを感じ取れなかった選手たち、又は今は行くべきじゃないと判断していかなかった選手が一個遅れてプレスをかけに行った事で簡単に2人目、3人目とボールを叩かれて前進されてしまいます。
ブロックを作ってセットしていた状態も同様でブロックは敷くが距離感が遠過ぎて簡単にボールが入ってしまう。また連動性もないので一個ずつ遅れてプレスをかけるので打開されてしまう。
こうした悪循環が前半は何度も見られ押し込まれるシーンが何度も見られることにつながりました。
攻撃面についても同様です。
矢印の向きに鳥海がパスを出しますがこれを三原が狙っていた為インターセプトされてしまいます。
ここも距離感の悪さが原因でこの縦パスを成立させるためにはこのパスは速さと距離感がもう少し近くなければ相手に捕まえられてしまいます。それがこのシーンはどちらも欠如していた。そして連動性もなかったためもしこのパスが通ってます2つ、3つと先があったとは思えません。
②根本的に技術、守備の強度が...
2つ目はちょっと厳しいことを言うようですが技術不足と感じる点が多かったこと。
2失点目は特にそうですが距離感もともかくパスがかなりずれていました。
どっちかの選手によって欲しかったのか?それとも技術不足なのか…
実は6月2日のジェフ千葉vs長崎の試合を観戦させていただきました。
この試合もこの技術の部分でおやっと思うことがあったのですが、単純なパスミスによるボールロスト、そして特にJ1と比べて止める蹴るの技術が違い過ぎたことがここまで響いてしまったのかなとも思いました。
また守備の強度も低い。
シュートされたシーンもそうですが全体のプレスの強度も距離感が広いこともありますが遅いし緩い。簡単に剥がされてしまうシーンがいくつもありましたし一個ずつずれてしまうせいでラインの裏や背後が開いてしまったりと悪循環が続いてしまいます。
3.後半キックオフ❗️
後半46分に堀米、55分に船山が入りました!
やっとジェフで見たかった選手が見れて嬉しいと思っていたが60分ゲームが動きます。
レイソルのコーナーキック。佐藤優也がパンチングをしたボールを瀬川に拾われると縦パスが入りエリア内で染谷が倒される。そしてこれでファールなのか?とときが止まったその時に三原がボールを回収し船山のブロックを振り切ってシュート❗️3-0
このゴールで勝利を目指していたジェフはちょっと厳しくなりましたね。
ですが後半は堀米、船山が出場したことでどちらかがボールサイドによっていくシーンが増えサイド攻撃の厚みが増すことができました。
それによって終盤はレイソルサイドも何度か攻められることがありました。
しかし終始レイソルの強さとジェフの脆さが出てしまう展開になっていました。
ですがやはり堀米、船山が絡むとワクワクしますよね❗️
技術もありハードワークできるこの2名が入るとチームが活性化されていいなーと思います。
4.佐藤優也と中村航輔の決定的な違い
ここで両ゴールキーパーの違いについて触れていきましょう。
まず中村航輔の良さについては前回のブログでも取り上げた通りになっているのでそちらをご覧ください。
今節はスーパーセーブと言うよりは中村航輔の持っているビルドアップのうまさがよく見えたゲームになっていました。
続いて佐藤優也について触れていきましょう。
このゲームに限ってのことを言うのであれば佐藤優也は高い位置でビルドアップに参加できる現代型のゴールキーパーといえるでしょうまた前への飛び出しやシュートストップなどくらいついてでも止める感じがしてまさにGKといえる存在なのではないのでしょうか!
しかしこのゲームでは悪い部分が多く出てしまったのではないかと思います。
2失点目は典型的な佐藤優也の改善点になってくると思っているのですが、高いポジションをとるとどうしても下がりながらポジションをとってシュートストップに移らなくてはいけません。
確かに瀬川のシュートは圧巻と言われるほど素晴らしいゴールでしたが距離がちょっと遠かったと思います。
下がりながらミドルシュートに対してセーブをするのは難しいですが佐藤優也は足を運んで処理することが苦手なGKです。
あのシュートに対してもあと一歩近づけていたら確実に弾けていたでしょう。
またDAZNの映像の角度でもあれ?っと思うほどギリギリ抜けた感がありました。
このようにパワフルなGKなだけあってパワーがあるが足は運べない、そして高いポジションを取っているとなると少し厳しいと感じます。
また中村航輔と比較しても体格から違いはあらますが中村航輔はシュートに対して『よせる』ことはできます。例えば伸びるセービングがうりなわけですからセービングがシュートに寄るのは必然的ですが佐藤優也は『よせる』と言うよりは面で止めると言う感じが強く見えます。なのであまりセービングに伸びが感じられなかったり、足を運べなかったりするわけです。
なので佐藤優也は例えば自分の立ち位置を変えてみたり、パワーを生かしたプレースタイルを見出さなければならないのかなと思います。
そして決してすごく悪い選手な訳ではないので自チームの勝利に貢献できるように最適なプレーを選択できるような選手になってほしいなとこのゲームから感じました。
5.試合終了
このゲームはレイソルは連敗を止めそして自分たちの力を存分に発揮することができたゲームになりました。瀬川についてもSBで学んだ良さをそのままサイドハーフでもいかせた形になりましたね❗️
一方ジェフ千葉はちょっと残念なゲームになってしまいましたね。
個人のレベルは決して低くないはずなのに出てしまった技術の低さ、そして距離感と連動性のなさがあまりにもはっきりとわかってしまうゲームでした。正直普段からこんな感じなのかと疑ってしまう節もありましたがとあるツイートを見た時にチーム状況の悪さが少しわかってしまうものになってしまいました。
千葉ダービーのロッカールーム映像、船山のはモロに映ってるけど
— hakkim (@polishcc) October 21, 2019
それより江尻さんの檄に殆ど目は合わさず全員聞き流して学習スピードラーニング状態で、
加藤浩次さんが「普段こういう風に聞いてるんだ..」とボソッと言ってる所が
無視をするコントのようで面白い pic.twitter.com/p8iRoeVzJE
この感じだと確かに選手もついてこないと思います。ですが選手たちの能力は高いですしジェフ千葉の良さもっと出していける、戦える集団に戻っていければきっとJ1もそう遠くないと思います。