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#小説
9月8日は文学フリマ大阪 え-19にいます。
一昨日までで『7年後に100年前のチェコ語の日記を翻訳する初学独学者の記録 2023プレ』エッセンシャル版の連載が完了。
マガジン化しているので、今後の更新する記事と合わせてお楽しみください。
明後日9月8日の文学フリマ大阪12では、会場であるOMMビル 2FのA・B・Cホール内下記マップ位置におります。
この全体図の
左側。here.
HYGGEのメンバーと交代で店番してます。
HY
神さまを待っている / 畑野智美
希望のある終わりを迎えた主人公を、もう私は羨ましいとは思わない。それは、私の成長であり、物語を真正面から受け止める若さを失ったということかもしれない。小説の始終を「これは創作だから」と割り切り自分への負荷を軽減する一方で、物語の結末が「一人でも多くの人の希望になりますように」と一読者の立場として願っている。
これは、貧困女子の再生の物語ではなく、人間関係への不信からの再生の物語だ。
主人公の愛
1日10分のごほうび
小説は、長編よりも短編が好きだ。
短いエッセイも好きだ。
集中力が昔から短くて、200ページほどの文庫本を一日で読み切ることが出来ないことがコンプレックスだった。短編集なら、一話読み終わったところでその日は終わりにしても、罪悪感が無い。
一日一冊、寝る前の一時間で読み切れる友人たちに心底憧れている。
ひとりの作家による短編集ももちろん好きだけれど、アンソロジーも好きで本屋で目につくと手に取っ
食べる小説 江國香織「きらきらひかる」
江國香織さんの『きらきらひかる』は私にとって特別な作品だ。
江國香織さんの『きらきらひかる』が、私が初めて読んだ小説だった。
12歳の時に古本屋で文庫を手に取った。なぜ『きらきらひかる』の文庫を手に取ったかは、それはそれで別の、捉えようによってはまぬけなエピソードがあるのだが、それは秘密。
それまで弟と一緒に絵本ばかり読んでいた私には、『きらきらひかる』はあまりにもセンセーショナルだった。