「世界」が出て、本当に卒業。タロットカードがリンクする。
最後から二番目に引いたカードは「ペンタクル 6」で、魂の救済のカード。人は才能によって人を助けることができる……ともとれるが、そもそもが、人を救う、ということが人のもつ力なのだ、というような趣旨が書かれていた。私はこのカードの深さを、今まであまり、考えたことがなかった。ペンタクル って、お金や金銭、仕事のことでしょ、というばかりで。だけど、「犠牲」でなく、「奉仕」というものについて触れた時、たしかに、尊い金銭、のようなイメージも、初めて浮かんだ。対価として得る、というものだ。
パンチドランカーじゃないと、見せ物にならないと思ってたのかな笑。
才能で助けるのではなく、その人の人柄や個性、なんなら魂そのものでの助けは、優しさや厳しさ、熱さ冷たさだけでは計り知れない。折り重なったり結び合って生まれた変化そのもの…というだけ。
そう思ったら、才能がどうとか、努力とか、誰が何ができる、も大切だけど、みんな、同じ。
たまたまそこに居合わせて、それぞれ生きているだけだ。
最後に引いたカードは「The World」。
完結した、ということにしっくりきた。
私は、去っていくお客さんの背中を、舞台袖から見ている気分だ。みんな、本編の結末に興味があっても、個人的なスペシャルサンクスに溢れたエンドロールに興味はない。そんなもの、見ようが見まいが、みんなあるべきところへ帰っていく。
背中を向けている客の一人に、過去の自分がいたのは、印象的だった。誰もが投げ出して行った椅子を、片付けていた。
同時期、とある雑貨屋でタロットのデザインのポーチを見かけ(珍しい!と飛びつきました)、「The World」「The Sun」「The Star」の3種類があり、どのカードも好きなのに、一番最初に目に飛び込んできて、しっくりきたのは「The World」。今までこのカードは馴染みが薄かったので、なんだか面白いなあと。
ただ、居合わせただけで、一連の流れなんて考えもしなかった。
そのあと、偶然見かけた下記のオラクルカードの意味が、印象的でした。
「あなたは一つのサイクルを終えたところです。古いものをこれ以上持ち続けていても成長や恩恵は得られません。人間関係に関しては、過去に敬意を表し、未来に向けて新たな形を見つけていくタイミングです。冒険的な事業や企ては成果をあげられるでしょう。完結は祝祭の時です。夏の終わり、果実が熟する時なのです」(ミスティカルシャーマンオラクルカード:Completion【完結】)
というわけで、次のサイクルへ出発のタイミングなんだなと。今は虚無、空っぽ、これ以上のドラマは用意できないです、としか言いようがない。
昔みたいに一足飛びしようと、高跳びするつもりもない(降下もありえて、疲れる)。
地に足つけて、新たな(ていうか、元来の)課題に取り組むのみ。
おやすみなさい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?