「医療英会話ってめっちゃ大事じゃない!?」超普通の看護師が、患者さんとの関わりから『オンライン英会話教室』を開いた話
はじめまして!
しえろと申します。
看護師4年目
夜勤バリバリフルタイムやってます。
そしてもうひとつ。
「看護師のための英会話教室」
を開いています!
え?看護師で英会話?
そう思ったでしょう。
確かに、
「看護」と「英語」
あんまり繋がりませんよね。
私は
国際教養を学ぶ高校を卒業し、
看護大学へ進学しました。
なので、少しだけ英語が話せます。
「看護師に英語って必要?」
「Google翻訳あれば良くない?」
そう思いますよね…。
でも、
周りをよく見てみてください。
あなたの働いている病院にも
1年に何人かは外国人患者さん
来ていませんか?
コロナが落ち着いた今、
外国人観光客
増えていませんか?
看護師をしていても
外国人の方と関わる機会はあります。
職場の先輩たちが
「Google翻訳使ったのに
ぜんっぜん伝わらない!!」
「緊急な時にGoogle翻訳なんて
使ってられないわ!!」
こう言いながら対応をしているのを見て、
「これからもっと外国人患者さん
増えるかもしれないのに…
これじゃ全然対応できない」
「外国人患者さんにも
安心・安全な看護を届けたい」
外国人患者さんと
より良い関わり方をするために
医療英会話について発信しよう。
そう決めました。
でも、それまでの私は、
何度も何度も挫折を経験。
心も体も崩して、
「あ、看護師できないかも」
全てがギリギリな人生でした。
でも、医療英会話教室を開くと決めてから
「私にもこんなことができるんだ!」
私にしかできない「看護」がある!
自分に自信がつき始めました。
先輩たちからも
「なんか最近楽しそうだね!」
そう声をかけられます。
私がどうして
医療英会話教室を開こうと思ったのか
どうして『看護×英語』の発信をするのか
ど田舎で働くまじで普通な看護師が
「医療英会話講師 しえろ」
になるまでをお伝えします。
少しでも、
「医療英会話、やってみようかな?」
興味をもってくれたら嬉しいです!
看護師になりたくてなったわけじゃない
改めまして
しえろです!
看護師になって4年目。
夜勤リーダーも経験し、
プリセプターもやりました。
経験した診療科は8科。
特に婦人科と乳腺外科が好きでした。
とはいえ
小さい頃から看護師を目指していた
わけでもなく。
看護師になった理由は、
「母が看護師だったから」
私は母子家庭で育ちました。
でも、全然窮屈な生活じゃなかった。
母が看護師として働いていたことで、
ある程度安定したお金があったんです。
「看護師をしていれば、普通の生活ができる」
国家資格…とっておいた方がいいな。
そう思い、看護師を目指しました。
看護師になって1年目。
毎日失敗ばかり、
毎日泣いて、
それでも頑張って仕事に行きました。
働いてみて、
「なんか、ちがう」
そう感じた理由はたくさん。
患者さんからの暴言、暴力、
先輩からの理不尽な指導、
時間でやることに追われて
患者さんと全然関われない、、
看護師って
もっと患者さんと関わる仕事だと
思っていたのに。
忙し過ぎて、検温しかできない。
業務をこなす
それだけで精一杯。
こんな状態でいいの??
理想と現実のギャップが凄くありました。
2年目になり
後輩もできて
任される仕事も増えてきました。
「よし、やりたい看護を目指そう!」
私のやりたい看護は、
「患者の個別性を尊重した、
1人ひとりに寄り添う看護」
難しいけど、とっても大事ですよね。
頑張って仕事をしようと張り切ってました。
自分から進んで看護研究をやり
院外研修に月2回参加。
疲れていても、休むことなく
休日も病院の図書館で勉強。
自分がキャパオーバーであることに
気づかず働いていました。
全ては自分のやりたい看護のため
そう言い聞かせて働きました。
先輩達からは
これも経験、あれも経験と
たくさんの仕事を任され
知らない処置や
医師の診察介助がたくさん。
先輩に聞こうと思ったら、
「もう2年目でしょ?」
「できるでしょ?」
と言われて相談にも乗ってもらえず。
自分のやりたい看護のために
休みを削ってまで勉強をしているのに
看護を実践できていない
自分の仕事+任された仕事
これで精一杯
患者さん1人ひとりに
ゆっくり寄り添う時間を
作れませんでした。
「2年目ってこんな感じ?
思っていたのと違う…」
1年目はとにかく覚えて、
2年目は少し余裕ができて
患者さんとより関われる
そう思っていたけど
「やりたい看護、できてるかな?」
自分の看護に
自信がなくなってきました。
2年目になっても何も変わらない
ただ仕事が増えるだけ。
向上心は捨てました。
「2年目はとにかく働けばいい」
やりたい看護はどうせできない
そう思い、とにかく働きました。
土日は毎回仕事、夜勤は月7回
へとへとでした。
休みの日は
先輩にお願いされて
代わりに会議や委員会に出席
家と職場を往復する毎日。
遊ぶ時間なんてありませんでした。
睡眠時間はどんどん少なくなり、
食事もテキトー。
疲れをゆっくり取る時間を
作っていませんでした。
そんな日々を過ごしていて、
体がおかしいな、と感じていました。
でも動けるから働かないと。
自分の体からのSOSに
気づいてあげられず…
ついに体が壊れました。
免疫力低下で寝たきり
健康管理を疎かにしていた結果
原因不明の感染症にかかり、
1ヶ月間、寝たきり生活に…
本当に、
今まで生きてきた中で1番しんどかった。
排泄できず、自己導尿。
食事が食べられず、飲み物だけ。
抗生剤を飲んだら、アナフィラキシーショック…
起きたら救急センターにいました。
「もう、限界かもしれない」
師長に相談し
休職することにしました。
休職して1ヶ月
体は徐々に復活。
でも問題は、精神面。
「私、何やってるんだろう。
仕事休んで、先輩に迷惑かけて
私は看護師をやりたいの?
本当にしたいことは、なに?」
自問自答の毎日でした。
仕事に復帰すると、
待ってました!とばかりに残業残業残業。
朝は8時半から夜は23時まで。
次の日は夜勤。
この繰り返しです。
休みの日もずーっと仕事のことを考えて、
行きたくない、行きたくない、
呼吸が苦しくなり、
過呼吸になる。
母からも、
「もう、やめなよ。」
そう言われました。
私にとって、看護師とは何か。
私がやりたいことは何なのか。
全てがわからなくなりました。
それでも、
生活するために仕事はしないと。
足取りが重い朝。
職場につき、仕事を始めると、
外来から1本の電話がありました。
これが、私の転機です。
外国人患者さんとの出会い
外来の看護師から、
「乳がんの患者さんがいるんだけど、
日本語全く喋れないんです。
先生が手術について説明するんだけど、
通訳をお願いしても良いですか?」
え?
私が?
確かに、高校は国際科でしたけど…
私にできるのかな…
不安でしたが、医師からもお願いされて、
外国人患者さんのICに
通訳として参加しました。
患者さんはフィリピンの方で、
日本語はほとんど、話せない。
医師から、乳がんの診断が伝えられ
今後の治療について説明がありました。
患者さんを見ると、
顔がこわばり、手が震えている…
「異国で手術なんて、どれだけ不安なんだろう」患者さんのことがとても心配でした。
IC後、入院について
私から患者さんに説明しました。
不安なことについて聞くと、
「入院も、手術も、全部不安です。
母国に帰ろうかと思ったけど、
日本の方が医療が発展しているから、
こっちで頑張ろうと思います。」
涙目で伝えてくれました。
「患者さんの不安を、
少しでも軽くしてあげたい!」
いろんな部署と連携をとり、
入院案内の英語版が無かったので、
作成を提案。
手術室スタッフにお願いして、
麻酔導入まで、通訳として付き添うことに。
チームのスタッフには
検温で使えるフレーズ集を配りました。
手術当日。
患者さんと手術室へ行き、
麻酔が入るまで
家族のこと、母国のことを会話をしました。
数分後、すっと眠りにつくのを確認しました。
手術は無事成功!
経過も良好で、
患者さんとはほぼ毎日会話をしました。
日に日に笑顔が増えていた気がします。
退院当日。
訪室すると、
「本当にありがとう。
あなたがいてくれたから、
日本で手術を終えることができた。
あなたに会えてよかった。」
患者さんが涙を流しながら伝えてくれました。
私まで泣いちゃいました…
本当に嬉しかったし、安心しました。
母国から遠く離れた日本で、
たった1人で手術をした患者さん。
どれだけ不安で、どれだけ怖かったか。
その方の支えに、少しでもなれた。
看護師として働いて、
いちばん、
「やりたい看護ができたな」
と思えた瞬間でした。
医療英会話を、もっと身近に
乳がん患者さんと関わった経験から
これからもっと
外国人患者さんが増えるかもしれない。
それなのに、
看護師は英語を話せない、
聞き取れない、
それでいいのか??
とても疑問に思うようになりました。
職場の先輩に
私の気持ちを伝えると、
「緊急で来た患者さんに
Google翻訳なんて使ってる余裕無いよね」
「眼科の患者さんは
スマホ見るの禁止なんだって。
私たちも英語が話せないといけないかも」
「手術のオリエンテーションとか
退院指導のパンフレット、
英語版が無くて困ってるの!」
え!?
そんなに困ってることあったの!?
こんなど田舎病院でも、
外国人患者さんは来ます。
でも、患者さんへの対応マニュアルが
全くできていなかったんです。
このことを知って
「私のスキル、活かせるかも」
そう思いました。
看護にも、英語は必要
冒頭でも言いましたが、
コロナが落ち着き、
外国人観光客が増えています。
そうなると、病院にかかる割合も
増えますよね。
いつ、何が起こるかわからない。
異国の地で、事故や病気になったら…
想像してください。
とっっても不安で、怖いですよね。
もし、あなたが、
アメリカで風邪を引いたとしましょう。
病院に行って、
「ちょっと前から頭痛と熱があって…」
って、英語で言えますか?
もし、私のように、
抗生剤でアナフィラキシーショックになった
経験があるなら、
それを英語で伝えられますか?
難しいですよね。
私もそうでした。
外国人患者さんも、ほとんどの方は、
日本語で自分の症状を
伝えることができません。
日本に来てくれている外国人の方々に
安全で、安心な看護を届けるためには、
「私たちが、英語を理解できる」
これが大事なんです
「Google翻訳で良いじゃん」
「今さら英語勉強してもなぁ」
「英語が好きだからできることでしょ?」
「変な英語になりそうで、恥ずかしい」
そう思う方もいるでしょう。
たしかに
「英会話」ってハードル高そうですよね。
そこに「医療」がプラスされている!
こりゃとんでもなく難しそうだ…
そう感じますよね。
でも、
まだ何もやってない、でしょ?
『まずは一歩前に出てみる』
これがすごく大事です。
その一歩を踏み出すために、公式LINEをつくりました。
この公式LINEでは、
実際に私が病棟で使った英語や、
フレーズをお伝えするほか、
みなさんの英会話に関する相談にも乗ります!
私も、心も体もボロボロで、
前にどころか
動けない日々でした。
踏み出すことが怖い。
そう思っていました。
でも、
始めないと、はじまらないんです。
足を前に出さないと、
その場に突っ立ってるだけなんです
私は、この英会話教室を通じて、
『看護×英語の楽しさ』
『私にもできるかも??という成功体験』
をみなさんに届けたいんです!
「私にできるかな…」
不安な気持ちを
私に伝えてください。
なんでもいいです。
私に話してみませんか?
英語に対するハードルが
ちょこっと下がって、
医療英会話を始める仲間が
増えることを願っています!
公式LINEはコチラ👇
みなさんとお話しできる日を
楽しみにしています!
それでは、
see you next time!
しえろ